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2026年シルバーウィーク旅行動向:海外はハワイ、国内は関東・立山黒部が人気

JTBの最新調査によると、2026年のシルバーウィーク期間(9月18日から9月27日まで)における旅行予約状況が明らかになりました。今年は11年ぶりの5連休となり、国内外の旅行需要が高まっています。特に海外旅行ではハワイが人気を集め、国内旅行では関東地方や立山黒部アルペンルートが注目されています。旅行者は連休を最大限に活用しようと、出発日を前倒しにする傾向も見られます。

個人による海外旅行の目的地別ランキングでは、ハワイが首位を獲得し、次いで台湾、韓国が続きました。上位10カ所のうち多くが近距離のアジア方面でしたが、米国西海岸が7位にランクインするなど、有給休暇を組み合わせて長期滞在を楽しむ旅行者の存在も浮き彫りになりました。ハワイ、グアム、シンガポール、オーストラリアといった人気の地域では、独自の体験価値を提供するパッケージツアーが選ばれています。旅行形態を見ると、全体的には家族旅行が多い一方で、ハワイやインドネシアでは新婚旅行、香港・マカオやタイでは女性同士の旅行、米国西海岸では夫婦での旅行が目立っています。出発日は連休初日の9月19日に集中していますが、連休を最大限に活用するため、9月18日夜から出発する旅行者も増加していることが確認されています。

添乗員付き海外旅行では、イタリアが1位となり、スペイン・ポルトガル、フランスといったヨーロッパ方面が上位を独占しました。これらの地域では、歴史と文化に深く触れる旅程が特に人気を集めています。また、米国が4位に入り、国立公園や大都市観光に加え、MLB観戦ツアーも好調な予約状況を示しています。

国内旅行においては、個人旅行の人気方面では関東がトップに立ち、関西、中部、北海道、沖縄がそれに続きます。関東および関西地方では、テーマパークが旅行の主要な目的となっています。中部地方では、テーマパークを擁する愛知県を中心とする東海エリアに加え、壮大な立山黒部アルペンルートがある北陸が特に人気を博しています。添乗員付き国内旅行のランキングでは、中部地方が1位、北海道が2位、東北地方が3位となっています。中部地方では、立山黒部アルペンルートや上高地のような山岳景勝地への需要が非常に高まっています。また、北海道では、日本で最も早く紅葉が始まる大雪山系が多くの旅行者を引きつけています。

今年のシルバーウィークは、国内外ともに多様な旅行のスタイルが展開されており、特に長期連休を最大限に活用しようとする旅行者の意識変化が見て取れます。人気の旅行先では、それぞれの地域の特色を活かした体験型ツアーや、特定の目的を持った旅行が増加しており、旅行市場の多様化が進んでいることを示しています。

スポーツホスピタリティ推進協議会が発足、愛知での研修会で新たな観戦体験を提案

近畿日本ツーリスト、JTB、ぴあ、東武トップツアーズという国内旅行業界を牽引する4社が手を取り合い、スポーツ産業の未来を切り拓く新たな組織「一般社団法人スポーツホスピタリティ推進協議会(SHPC)」が誕生しました。この画期的な取り組みは、単なるスポーツ観戦を超え、観る人々に忘れがたい特別な体験を提供することで、日本のスポーツ界に新たな価値を創造し、ひいては地域経済の活性化に貢献することを目指しています。協議会は、ホスピタリティ事業を担う人材の育成にも力を入れ、革新的な観戦スタイルを広く社会に浸透させることを使命としています。

第1回スポーツホスピタリティ視察研修会、愛知で開催

「一般社団法人スポーツホスピタリティ推進協議会(SHPC)」は、2026年10月2日に、2026年の「第20回アジア競技大会」の開催地である愛知県において、記念すべき第1回スポーツホスピタリティ視察研修会を開催します。この研修会では、2025年にその扉を開く愛知国際アリーナの施設が舞台となります。参加者は、アリーナ内のプライベートな空間で上質な飲食を楽しみながら試合を観戦できる「ルームホスピタリティ」を体験する機会を得ます。さらに、大会期間中に久屋大通公園で展開される公式セレブレーション・ファンゾーン「オフベニューホスピタリティ」についても、運営担当者の詳細な解説を聞きながら視察・体験することが可能です。この研修会は、スポーツホスピタリティビジネスに関心を持つ法人や自治体などを対象とし、参加費は3万円(税込)です。こうした実践的な学びの場を通じて、協議会は運営ノウハウやサービス提供の現場の理解を深め、スポーツがもたらす経済的な好循環の創出を目指しています。

この協議会の設立と研修会の開催は、スポーツが持つ無限の可能性を再認識させ、観戦文化をより豊かなものへと進化させるための重要な一歩と言えるでしょう。単に試合を観るだけでなく、その前後の体験、場所、食事、そして人との交流が一体となることで、スポーツイベントは地域社会にさらなる活気と魅力を生み出す原動力となります。これは、スポーツファンだけでなく、地域経済全体にとっても明るい未来を描く、希望に満ちた取り組みです。

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足摺海底館の閉館:老朽化と資金難が招いた秘境展望台の終焉

高知県の最南端近くに位置し、長年にわたり多くの訪問者に神秘的な海底世界を提供してきた「足摺海底館」が、その歴史に幕を閉じます。老朽化の進行と巨額の修繕費用が捻出できないため、2026年9月末をもって閉館が決定しました。この赤い巨大な展望塔は、荒々しい海の景観と水深7メートルに広がる豊かな海洋生物を間近で観察できる唯一無二の存在として知られていました。

深海の魅力を未来へ繋げず、半世紀の歴史に幕を下ろす

足摺海底館の概要と閉館の背景

高知県土佐清水市の海岸線に堂々と立つ、重さ500トンを超える真紅の展望塔「足摺海底館」は、かつて訪れる人々を水深7mの海底へと誘い、色とりどりの魚たちや珊瑚礁の息をのむような眺めを提供してきました。しかし、施設の老朽化が深刻化し、特に連絡橋の架け替えと本体改修に約5億円という莫大な費用が必要となりました。この資金の確保が困難であることから、2026年9月末での閉館という苦渋の決断が下されました。既に5月末からは休館に入っており、多くの観光客がその閉館を惜しんでいます。

ジョン万次郎の故郷と観光の未来

足摺海底館が所在する高知県土佐清水市は、2028年のNHK大河ドラマ「ジョン万」の主人公、中濱万次郎の生誕地としても知られています。この大河ドラマの放映が実現すれば、全国から「ジョン万詣で」の観光客が押し寄せ、地域全体が活性化すると期待されていました。足摺海底館もその恩恵を受けるはずでしたが、大河ドラマ館の開設と並行して観光名所としての役割を果たすことは叶いませんでした。

海底世界への誘い:足摺海底館の魅力

「見残し海岸」として知られる足摺海底館周辺は、弘法大師空海ですら歩いて到達を諦めたというほどの秘境です。市街地からのアクセスも容易ではなく、まさに「南西端の秘境」と呼ぶにふさわしい場所に位置しています。しかし、その困難な道のりを乗り越えた先には、海上にかかる橋を渡り、急な階段を下りてたどり着く水深7mの神秘的な海底世界が広がっていました。16枚の丸窓からは、イシダイやウツボ、ボラなど年間120種類もの魚たちや、荒々しいサンゴ礁を自然そのままの姿で観察することができ、他の水族館では味わえない「リアル海底」の体験を提供していました。

驚異の建造技術:足摺海底館の誕生秘話

総重量500トンにも及ぶ足摺海底館の建設は、当時の最先端技術の結晶でした。川崎重工業の工場で2つのユニットに分けて製作され、合体された鉄製の展望塔は高さ23.75mにも達しました。特に注目すべきは、日本板硝子とアルナ工機が共同開発した、厚さ45cm、重さ400kgにもなる耐圧性と透明度を兼ね備えた窓ガラスです。このガラスは、実際の水深をはるかに超える40mの深海での厳しい試験をクリアし、その堅牢性が証明されました。完成した展望塔は、クレーン船で3日間かけて土佐清水市まで運ばれ、1972年元旦の開業に間に合いました。開業当初はアクセスが非常に困難でしたが、その珍しさから初日から行列ができ、2日間で1万人、10年で250万人、20年で500万人もの来場者を記録し、四国南西端の地で驚異的な集客力を誇りました。

皇室との深い絆と災害の脅威

足摺海底館は皇室とも深い縁がありました。1978年には今上天皇が訪れ、1時間もの間、多くの魚の種類を正確に特定し、深く楽しまれたと伝えられています。また、その10年後には礼宮さま(現在の秋篠宮さま)が訪れ、風光明媚な景色に感動し、予定外の2周目を希望されたというエピソードも残っています。しかし、その一方で、足摺海底館は数々の自然災害とも闘ってきました。2004年の台風19号では連絡橋の階段が吹き飛ばされるなど、全国有数の「台風銀座」に位置するがゆえに、本体以上に連絡橋は頻繁に被害を受け、劣化が進行しました。ウニによる浸食で漏水が発生し、長期休館を余儀なくされたこともあります。

閉館と残される展望台の未来、そして全国の海中展望塔

度重なるトラブルと老朽化、そして約5億円の改修費用の捻出が不可能となった結果、足摺海底館は閉館の道を辿ることになりました。9月30日をもって営業を終了し、劣化の激しい連絡橋は撤去される予定です。展望塔本体はしばらく残されますが、その後の活用は未定です。併設の「足摺海洋館SATOUMI」は存続し、大河ドラマ「ジョン万」放送時には賑わいを見せることでしょう。足摺海底館の閉館により、日本国内に現存する海中展望塔は以下の6か所となります。これらの施設も1970年代から80年代の高度成長期に建設されたものが多く、今後の維持管理が課題となることが予想されます。

  • オホーツクタワー(北海道紋別市)
  • かつうら海中公園 海中展望塔(千葉県勝浦市)
  • 白浜海中展望塔(コーラルプリンセス)(和歌山県白浜町)
  • 串本海中公園 海中展望塔(和歌山県串本町)
  • 玄海海中展望塔(佐賀県唐津市)
  • ブセナ海中公園 海中展望塔(沖縄県名護市)

足摺海底館は、川崎重工業が手掛けた唯一の海中展望塔であり、構造家・坪井善勝氏による「デカ眼鏡」「ロボコン」「超合金」とも称された独創的なデザインは、多くの人々の記憶に残ることでしょう。無念の閉館を迎える足摺海底館の代わりに、残された6か所の海中展望塔が今後も長く営業を続けられるよう、その存続が願われます。

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