KEENのWander:地球との一体感を追求したトレイルランニングシューズ











アウトドアフットウェアブランドKEENは、新時代のトレイルランニングシューズ「Wander」を発表しました。このシューズは、地面の感覚を直接足裏で感じられるような薄型設計を採用しており、さらに約1,500kmという驚異的なアウトソール耐久性を誇ります。加えて、環境への影響を考慮した新技術「EcoEnd」をミッドソールに導入し、製品寿命を超えた後の地球への負荷軽減を目指しています。この一足は、ランナーが自然と一体となる体験を深めると同時に、地球の未来に貢献するというKEENの理念を体現しています。
「Wander」の最大の特長は、KEENがこれまでに手掛けたトレイルランニングシューズの中で最も低いスタック高設計である点です。ソールの厚みを抑え、かかととつま先の高低差を4mmに設定することで、路面の細かな凹凸まで足裏に伝わりやすくなっています。これにより、ランナーは大地とダイレクトに繋がり、より自然な足運びを体感できるでしょう。また、幅広の前足部と独自のフィット感は、足指の自由な動きを促し、テクニカルなトレイルから走りやすいコースまで、あらゆる路面状況での安定性と機動性を高めます。
ロープロファイル設計でありながら、「Wander」は優れたクッション性と足裏保護機能も兼ね備えています。ミッドソールには、圧縮に強く復元力の高い「KEEN.ReGENX」素材を使用し、長時間のランニングでも快適な履き心地を維持します。さらに、3/4レングスのロックプレートが内蔵されており、岩場などの鋭利な突起物から足裏をしっかりと守ります。
アウトソールには、高い耐摩耗性を持つラバー素材が採用されており、シューズ評価機関Heeluxe社によるテストでは、約1,500kmもの距離を走破しても摩耗が少ないことが実証されています。これにより、ランナーは過酷なトレイル環境でも安心してパフォーマンスを発揮できるだけでなく、シューズの交換頻度を減らすことで、長期的な視点での経済性と環境負荷低減にも貢献します。
「Wander」は、新開発された「EcoEnd」技術をミッドソールに搭載しています。この技術は、シューズがその役目を終えた後、微生物が活発な環境下での生分解を促進することを目的としています。世界の年間シューズ生産量は約240億足に上り、その多くが埋立地に廃棄されています。通常のシューズに使用されるフォーム素材は分解に数百年を要すると言われますが、「EcoEnd」は有機化合物の配合により、微生物活動が活発な条件下で30日間で9.6%の生分解が確認されました。この技術は、シューズの使用中の性能や耐久性を損なうことなく、製品のライフサイクル全体を通じて環境への配慮を追求するKEENの姿勢を示すものです。
KEENの「長く残る環境負荷はいらない、長く愛されるシューズであるために」というブランド哲学のもと、「Wander」は誕生しました。このシューズは、ランナーが自然と一体となる感動を提供すると同時に、シューズの寿命を超えた後の地球環境への責任を果たすことを目指しています。快適な履き心地、優れた耐久性、そして革新的な環境配慮技術を融合した「Wander」は、トレイルランニング愛好家にとって、新たな選択肢となるでしょう。