VTJがEURO-ASIA IMPORTSのピスト用コグ国内販売を開始:自転車界の伝説が手がけた最高品質モデル





自転車界の歴史を彩るEURO-ASIA IMPORTSの精緻なコグ
VTJが導く、伝説的ブランドの日本上陸:EURO-ASIA IMPORTSのピスト用コグ
株式会社ブイ・ティー・ジェイは、アメリカ・カリフォルニア州に本拠を置く「EURO-ASIA IMPORTS(ユーロアジア・インポーツ)」製品の日本国内における正規販売を開始しました。半世紀以上の長きにわたり、世界中のサイクリストから絶大な信頼を得てきた同社の製品は、オリンピックや世界選手権といった最高峰の舞台から、街中のピストバイクシーンに至るまで、その卓越した性能を発揮してきました。今回、特に注目されるのは、その最高峰ピスト用コグの3モデルです。
自転車部品のパイオニア:EURO-ASIA IMPORTS創設者の足跡
トラックレーサーや固定ギアバイクの愛好家の間で、「究極のコグ」として名高い「EURO-ASIA IMPORTS」の物語は、創業者ボブ・ハンシング氏の自転車への深い愛情から始まりました。1944年、わずか12歳だったボブ氏は、カリフォルニア州ノースハリウッドの自転車店「Village Cycles」で働き始め、学業と並行して5年間、自転車整備士としての技術と経験を磨きました。高校卒業後、米国海軍に入隊した彼は、海軍の自転車チームに所属。朝鮮戦争の時代を走り抜けながら競技を続け、移動式の木製バンクなどで数々のレースに挑んだ、真のサイクリストでした。
カンパニョーロ、シマノとの協業:自転車業界を牽引した半世紀の軌跡
1955年に海軍を除隊したボブ氏は、幼なじみのジャック・ケンプ氏の支援を得て、カリフォルニア州モントローズに自身のプロショップを開店しました。同時に、自転車本体や部品の輸入販売にも着手し、その輸入会社「Montrose Bike Imports」は、アメリカでいち早くイタリアのカンパニョーロ製品の輸入販売を手がけるなど、アメリカの本格的なロードレース文化の黎明期を支える重要な存在となりました。1971年に小売業から身を引いたボブ氏は、卸売会社West Coast Cycleを経て、1973年に「EURO-ASIA IMPORTS」を設立。同年、日本のシマノ創業家からの直接の要請を受け、「Shimano American Corporation」の社長に就任し、1976年まで両社の経営を担いました。これにより、彼は世界の自転車コンポーネント史において極めて重要な役割を果たすことになります。1983年にはカリフォルニア州ラ・クレセンタに自社倉庫を構え、拠点を移転。ボブ氏が2001年に他界した後も、その妥協を許さないモノづくりへの情熱と職人技は、アンソニー・フェリシアーノ氏へと引き継がれ、現在も高品質な製品を世界中に届け続けています。