「すべてが面倒だ!」中医学で解き明かす気力不足のサイン:大人の未病ケア

人生の活力を取り戻す!中医学が教える「面倒」のサインとその意味
「面倒」を感じる心身のサイン:中医学的アプローチ
仕事から帰ると、すべてが億劫で何もする気が起きない。かつて熱中した趣味も面倒に感じ、心の中には常に「面倒だ」という気持ちが渦巻いている。このような心身の不調は、現代社会で多くの人が抱える悩みではないでしょうか。中医学では、このような状態を「気・血・水」のバランスの乱れとして捉え、特に「気」の不足が大きな要因であると考えます。この記事では、国際中医専門員である志村幸枝先生の知見に基づき、これらの不調のサインを読み解き、大人の未病ケアに役立つヒントを提供します。
「気虚」とは何か?生命エネルギーの不足がもたらす無気力感
54歳の会社員男性が、何をするのも億劫で、趣味のゴルフすら楽しめないという無気力感を抱え、中医学の診察に訪れました。彼は「病院に行くほどではないが、この無気力感に合う処方があるのではないか」と期待しています。最近話題の「風呂キャン」(お風呂に入ることすら億劫な状態)のように、脱ぐのも洗うのも乾かすのもすべてがしんどいと感じる彼の状態を、志村先生は「気虚(ききょ)」と診断します。「気虚」とは、生命活動の根源となるエネルギー「気」が不足している状態を指します。志村先生は、「気」を目に見えないが確かに存在するものとし、スマートフォンがバッテリー切れに近づくと無駄な電力消費を抑えるように、体も「気」の消耗を防ぐために「面倒だ」というサインを送ると説明します。これは怠惰ではなく、体が充電を必要としているという重要な警告なのです。