ごくじょうたいけん

ふくよかな体型を魅力的に見せる夏ファッション術

薄着の季節が到来しても、ふくよかな体型は隠す必要はありません。洗練された淡い色のシルク素材でチャーミングな魅力を演出し、または引き締まった黒のカシミヤ素材でシャープな印象を与えることも可能です。着こなし方ひとつで、大人の愛嬌や風格を存分に表現できるでしょう。

淡色シルクで魅せる肌触りの良いエレガンス

ふくよかな体型を地味な色で隠すのではなく、明るい淡い色で優しく包み込むことで、圧倒的に魅力的な印象を与えます。視線が鮮やかな色彩に集中するため、体型の丸みは重さではなく、親しみやすさや明るい個性として受け止められるでしょう。さらに、素材にシルクを選ぶことで、艶やかな光沢が加わり、上品で華やかな雰囲気を醸し出します。このようなファッションは、周囲に心地よい印象を与え、自信を持って自分らしさを表現できる素晴らしい選択肢となります。

ランバン コレクションのシルクニットは、上質さと快適さを兼ね備えた逸品です。高密度に編み上げられた細番手の糸を三本取りにすることで、シルク本来の豊かな風合いを最大限に引き出したクルーネックニットは、まさに贅沢な着心地を提供します。シルク特有の美しい光沢に加え、夏の暑い季節に嬉しい吸湿性と放湿性、そして優れた通気性も完備しており、肌触りの良さは格別です。このニットを身につければ、自然と身体に触れたくなるような魅力を放ち、周囲との親密なコミュニケーションを促すスキンシップ作戦にも貢献するでしょう。男性が着用するニットは5万7200円、肩に掛けたカーディガンは6万3800円(いずれもランバン コレクション)、パンツはサルヴァトーレ ピッコロの4万9500円、サングラスはアイヴァン 7285の7万9200円、バッグはフルラの5万2800円、時計はゼニスの389万7300円です。女性が着用するワンピースはメイメイジェイの6万9300円で、その他はスタイリストの私物となっています。

黒カシミヤで演出する洗練された緊張感

前述の意見を覆すようですが、ふっくらとした体型に黒色も非常に効果的です。ただし、これは体型を隠すための「逃げの黒」ではありません。むしろ、素材の質の高さを際立たせる「攻めの黒」として捉えるべきです。特にカシミヤ素材は、その柔らかさとは裏腹に凛とした印象を与え、軽やかな着心地でありながら豊かな存在感を放ちます。カシミヤの贅沢な質感が、ふくよかな体型に洗練された緊張感をもたらし、奥行きのある着こなしを可能にするでしょう。

「カシミヤの王様」と称されるフランス発のストリートラグジュアリーブランド、ルシアン ペラフィネが提供する半袖ニットは、極上のカシミヤを贅沢に使用した代表的なアイテムです。装飾を排したシンプルな黒無地のデザインが、カシミヤの持つ豊かな質感を一層際立たせています。この黒カシミヤのニットは、視覚的な魅力だけでなく、触れたくなるような極上の肌触りを提供します。その柔らかな感触は、思わず手を伸ばしてしまうほどの誘惑力を持つでしょう。男性用ニットは17万6000円(ルシアン ペラフィネ)、パンツはラルディーニの6万9300円、ネックレスはフレッドの73万1500円、ブレスレットはフレッドの237万7100円、時計はゼニスの606万7600円です。女性用ワンピースはメイメイジェイの7万2600円、メガネはオリバーピープルズの6万8310円で、その他はスタイリストの私物です。これらの価格はすべて税込みで、2026年7月号に掲載された情報に基づいています。写真撮影は渡辺修身氏、スタイリングは四方章敬氏、ヘアメイクは古川純氏と北村達彦氏、執筆は竹内虎之氏(シティライツ)、編集は井原宏太氏、津坂泰輔氏、八木千晶氏(すべてLEON)が担当しています。

トッズが提案する2027年春夏メンズコレクション「ジ・イタリアン・ワードローブ」

トッズは2027年春夏メンズコレクション「ジ・イタリアン・ワードローブ」をミラノの歴史的建造物ヴィラ・ネッキ・カンピリオで発表しました。このコレクションは、過度な装飾を排し、上質な素材と精緻な仕立てによって表現される「控えめな贅沢」をテーマとしています。ブランドが長年にわたり培ってきたクラフツマンシップと現代的な美意識が融合し、成熟した大人の男性にふさわしい、タイムレスでエレガントなワードローブを提案しています。特に、革新的な「パシュミー」レザープロジェクトは、その軽やかさと柔らかさで注目を集め、様々なアイテムにその魅力を発揮しています。

コレクション全体を彩るのは、ベージュやココア、オークルといった自然を想起させるアースカラーと、リヴィエラブルーやパールグレーのような地中海の色合いです。クリエイティブ・ディレクターのマッテオ・タンブリーニは、イタリアのシンプルで美しいものを尊ぶ価値観を反映し、時代を超えて愛されるスタイルを追求しました。新アイコンスニーカー「レッド ドット」や、アップデートされたドライビングシューズ「ゴンミーノ」など、伝統と革新が共存するアイテム群は、現代の男性がビジネスとプライベートの垣根を越えて活躍するシーンに寄り添うデザインとなっています。トッズは、目立つことよりも「本質を理解すること」に価値を見出す、新たなラグジュアリーの形を提示しています。

トッズの2027年春夏メンズコレクション「ジ・イタリアン・ワードローブ」の魅力

トッズは、2027年春夏メンズコレクション「ジ・イタリアン・ワードローブ」を発表し、素材の質と仕立ての美しさを前面に押し出した「見せない贅沢」という大人の余裕を表現しました。このコレクションは、過剰なロゴや派手な装飾を排し、イタリアの伝統的な美意識と現代的なラグジュアリーが見事に融合しています。ミラノの由緒あるヴィラ・ネッキ・カンピリオを舞台に披露された新作は、ブランドが長年培ってきた卓越した職人技と、時代を超えて愛されるデザインが特徴です。特に注目されるのは、驚くほど軽くしなやかな「パシュミー」と呼ばれる特別なレザープロジェクトで、まるでパシュミナのような質感を持つこの革は、ワードローブの定番アイテムをより洗練されたものへと昇華させています。

「パシュミー」プロジェクトから生まれたアイテムは多岐にわたります。例えば、柔らかなレザーを使用した「ブレラ ボンバー」は、スポーティなブルゾンにラグジュアリーな息吹を吹き込み、パッチポケット付きのブレザーを現代的に再解釈した「カステッロ ジャケット」は、洗練された佇まいを見せています。また、軽さと快適な着心地を両立させた「ソルフェリーノ シャツ」など、着る人に肩肘張らないエレガンスを提供するアイテムが揃います。色彩面では、ベージュ、ココア、オークルといった自然なアースカラーに加え、リヴィエラブルーやパールグレーといった地中海の情景を思わせる色合いがコレクション全体を彩り、上品で落ち着いた雰囲気を醸し出しています。これらのアイテムは、シンプルでありながらも細部にまでこだわり抜かれたデザインで、まさにイタリア流のライフスタイルを体現しています。

時代を捉えるデザイン:新アイコンスニーカーと進化したドライビングシューズ

トッズの2027年春夏コレクションでは、ブランドの哲学を象徴する新たなアイテムが多数登場しました。中でも注目すべきは、新アイコンスニーカー「レッド ドット」です。このスニーカーは、上質な素材、イタリアの伝統的な職人技、そして革新的な技術が融合した一足であり、ヒールにあしらわれた真紅のドットが特徴的な存在感を放っています。エラスティックシューレースと軽量ソールを採用することで、現代の男性がビジネスシーンからプライベートまで、シームレスに活動できるような快適性と機能性を追求しています。この「レッド ドット」は、現代社会で多忙を極める男性のニーズに応えるべくデザインされ、機能性とデザイン性を両立させた理想的なフットウェアと言えるでしょう。

また、ブランドを代表するドライビングシューズ「ゴンミーノ」も、今回のコレクションで革新的なアップデートを遂げました。アイコンであるグレカベルトから着想を得た新しいクロージャーディテールが採用され、伝統的なデザインに現代的な要素が加わることで、伝統と革新の融合が見事に表現されています。この新しい意匠は、「ゴンミーノ」だけでなく、シルクのように滑らかな超軽量レザーを使用したローファーにも取り入れられており、足元から洗練された大人のスタイルを演出します。クリエイティブ・ディレクターのマッテオ・タンブリーニが描くトッズの世界観は、卓越した「メイド・イン・イタリー」の技術と最高級の素材、そして時代に左右されない普遍的なスタイルによって構築されています。派手な主張ではなく、静かに語りかけるような控えめな贅沢は、エレガンスとエフォートレスな感覚が共存する、シンプルで美しいものを愛するイタリア人らしい価値観を映し出しています。

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リンダー・スターリングの日本初個展がシャネル・ネクサス・ホールで開催

英国の著名な現代アーティスト、リンダー・スターリングの日本で初めてとなる個展が、まもなく銀座のシャネル・ネクサス・ホールにて幕を開けます。この包括的な回顧展は、半世紀以上にわたる彼女の画期的な創作活動を辿り、既存の視覚文化における女性の表象とイメージの構造に鋭い視点から切り込みます。彼女の作品は、ダダやシュルレアリスムの流れを汲みながらも、現代社会に問いかける強いメッセージ性を保ち続けています。

シャネル・ネクサス・ホールで輝く「LINDER: GODDESS OF THE MIND」

2026年6月25日から8月16日の期間、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールにて、英国の現代アーティスト、リンダー・スターリングによる日本初の個展「LINDER: GODDESS OF THE MIND」が開催されます。この展示は、KYOTOGRAPHIE 2026のプログラムとして京都文化博物館別館での成功を経て、一部の作品を再構成し巡回するものです。

1970年代のパンクシーンにその名を現したリンダー・スターリングは、写真やフォトモンタージュという独自の表現方法を駆使し、瞬く間に注目を集めました。彼女はグラビア誌などの既存イメージを巧みに解体・再構築することで、欲望、身体、そして女性像を巡る視覚文化の根底にある構造を鋭く洞察。その作品群は半世紀以上にわたり高い評価を受け続け、発表当時の衝撃を今なお色褪せることなく、現代においても強烈なメッセージを発信し続けています。

本展では、初期の代表作である1977年の「Pretty Girls」シリーズに始まり、グラビア写真の再文脈化を通じて女性の表象に新たな光を当てた作品、さらには2012年の「The Principle of Totality」に見られる、イメージの反復と介入によって鑑賞者の視点のあり方を問い直す作品まで、彼女の創作の歴史を時代ごとに深く掘り下げます。イメージを柔軟な素材として捉えるリンダーの手法は、ハンナ・ヘッヒやマン・レイといったダダやシュルレアリスムの系譜に連なりつつも、独自のユーモアと軽やかさをもって、社会に根付く価値観に揺さぶりをかけます。

1954年にリバプールで生まれたリンダーは、現在ロンドンを拠点に精力的に活動しています。2025年にはロンドンのヘイワード・ギャラリーで大規模な回顧展「Linder: Danger Came Smiling」が開催されるなど、国際的な再評価の波が高まっています。彼女の作品はテート・モダン、ヴィクトリア&アルバート博物館、MoMAといった世界の主要美術館に収蔵されており、フェミニズムの視点から英国美術史において他に類を見ない独自の地位を確立しています。

シャネル・ネクサス・ホールがアーティストと緊密に連携して実現した本展は、リンダーのキャリアを総合的に概観する初めての機会であるとともに、過去と現在を行き来しながらイメージが持つ本質的な力について深く考察する場となるでしょう。銀座の中心地で展開されるこの個展は、現代における視覚表現のあり方について、私たちに新たな思考を促す貴重なきっかけを提供してくれます。

リンダー・スターリングの作品群は、単なる視覚的な美しさだけでなく、見る者に対して社会の規範や固定観念を問い直すよう促します。彼女が提示するイメージの再構築は、現代社会における多様なジェンダー表現や、メディアが作り出す表象に対する批評的な視点を提供し、私たちが日頃意識することのない「見ること」の本質について深く考えさせるものです。この展示が、新たな視覚体験と知的な刺激を与え、来場者それぞれにとって豊かな対話の場となることを期待します。

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