オメガ スピードマスター 38:時計ジャーナリスト高木教雄氏が推奨する新たな名作





時計ジャーナリストの高木教雄氏が、オメガの最新作「スピードマスター 38」を高く評価しています。彼の専門的な視点から、このモデルはデザイン、機能性、そして価格の面で非常に満足度の高い一本であると紹介されました。特に、ムーンウォッチの遺伝子を継承しつつ、現代的な使いやすさを追求した点が注目されています。
オメガ「スピードマスター 38」:伝説の系譜を受け継ぐ新モデル
2017年、オメガは伝説的なスピードマスターの誕生60周年を祝し、38mmケースの新たなコレクションを発表しました。このシリーズに最近加わった新顔は、一目でスピードマスターとわかる堅牢なデザインが特徴です。特に目を引くのは、従来の楕円形から真円へと変更されたインダイヤル。これにより、これまでのやや柔らかな印象から、より力強いマスキュリンな魅力を放つモデルへと進化を遂げました。今回、時計ジャーナリストの高木教雄氏が選んだのは、その中でも「プロフェッショナル」モデルの精神を色濃く反映したブラックダイアルのモデルです。
この新モデルは、NASAのアポロ計画で月面に到達した伝説的な“プロフェッショナル”モデルのデザインと色彩を継承しており、時計愛好家であればその血統をすぐに感じ取れるでしょう。小径化されたケースは、現代のトレンドにマッチし、日常使いにも最適な取り回しの良さを実現しています。さらに、ベゼルに配されたタキメータースケールには、コレクター垂涎の「ドット・オーバー 90(DON)」が採用されており、細部にわたるこだわりが伺えます。
機能面では、今回追加された7モデルのうち、ブラックモデルのみが初めて日付表示を排したノンデイト仕様となりました。高木氏はこのノンデイトを歓迎しており、その理由は、他のスピードマスター 38が搭載するCal.3330ムーブメントの日付調整が少々煩雑であるためです。このムーブメントは、フレデリック・ピゲが手掛けた薄型垂直クラッチの名機であるETAのCal.1185をベースに、オメガ独自のコーアクシャル脱進機とシリコン製ヒゲゼンマイを組み込むことで、高効率かつ高耐磁性を実現しています。このような見た目の美しさと、メカニズムの優れた進化を併せ持ちながらも、100万円を切る魅力的な価格設定が、このモデルの大きな魅力となっています。
この時計は、単なる時間を測る道具を超え、歴史と革新が融合した芸術品と言えるでしょう。高木氏が強調するように、この一本は所有する喜びと日常での実用性を高次元で両立しており、多くの時計愛好家にとって、新たなスタンダードとなる可能性を秘めています。