グラベル初心者が挑む宮城・やくらいグラベルの魅力:UCIワールドシリーズの舞台裏






宮城県加美町で2026年8月22日、23日の二日間にわたり、「HYSK GRAVEL CLASSIC YAKURAI 2026 presented by GRAVELKING」が開催されました。このイベントは、日本初のUCIグラベルワールドシリーズとして、世界大会への出場権をかけた激しいレースが繰り広げられた一方で、翌23日には誰もが未舗装路の楽しさを味わえる「グループライド」が開催され、多くの自転車愛好家が参加しました。
念願のやくらい取材に訪れた筆者は、グラベルライディングが初めてでありながら、グループライドへの参加を決意しました。過去にグラベルイベントで転倒し、ジャージやヘルメットを破損した苦い経験があったため、今回はレース参加を断念。しかし、インターテックから借り受けた「Cannondale Topstone Carbon SL3」に乗り、東京都狛江市のスポーツバイク専門店「Bicicletta Shido」チームの皆さんと共に、グループライドのショートコースに挑戦しました。早朝6時にスタートしたショートコースは、距離57.2km、獲得標高1,250m、グラベル区間56%という構成。序盤は商店街をパレード走行し、その後すぐにグラベル区間へ。前日のレースでも使われた登り基調のセクションでは、「洗い越し」と呼ばれる6箇所の川渡りが待ち受け、慎重な走行が求められました。水流で路面が見えにくい状況で、穴や石に弾かれないよう、後ろ重心を意識し、またシューズの浸水を避けるため、川を渡る瞬間に足をペダルから離して高く上げるというロードバイクで培った技術が思わぬ形で役立ちました。
この挑戦を通して、グラベルライディングは単なるオフロード走行以上の奥深さがあることを実感しました。大自然の中を進む爽快感、未知の路面状況に対応する技術、そして仲間との一体感は、他の自転車競技では味わえない魅力です。今回得た経験は、今後の自転車ライフにおいてかけがえのない財産となるでしょう。