サラヤ株式会社が描く、ビジネスと環境保全を両立する「ブルーエコノミー」の未来




OCEANSが主宰する「THE BLUEKEEPERS AWARD 2026」で特別賞を受賞したサラヤ株式会社代表取締役社長の更家悠介氏が、環境と経済が自立的に循環する「ブルーエコノミー」の未来について語りました。同氏は、海洋プラスチックごみ問題が深刻化する中、ビジネス活動を通じて持続可能な海洋環境を構築する重要性を強調し、特に長崎県対馬市でのプロジェクトや2025年大阪・関西万博での取り組みを通じて、そのビジョンを具体的に示しています。
サラヤ株式会社 更家悠介社長、海洋保全と経済活動の新たな融合を語る
2026年8月、OCEANSが主催する「THE BLUEKEEPERS AWARD」の授賞式が開催され、海洋保全に貢献する企業や人物が表彰されました。その中で、サラヤ株式会社の代表取締役社長であり、NPO法人ZERI JAPANの理事長も務める更家悠介氏が「特別賞」を受賞し、注目を集めています。
更家氏は、大阪大学工学部を卒業後、カリフォルニア大学バークレー校大学院で修士課程を修了。1998年にサラヤ株式会社の代表取締役社長に就任して以来、事業推進と並行して、衛生、健康、そして環境保全に関する社会貢献活動に積極的に取り組んできました。特に海洋環境保全には長年にわたり尽力しており、そのリーダーシップと功績が今回の受賞に繋がりました。
現代社会において、世界の海には年間約800万トン以上ものゴミが流入し、海洋汚染は深刻な問題となっています。この状況に対し、更家氏は「持続可能な海を作る鍵は、ビジネスとの両立」であると力説しています。2025年大阪・関西万博では、NPO法人ZERI JAPANの理事長として海洋環境に特化した「BLUE OCEAN DOME」を出展し、国内外に向けて強いメッセージを発信しました。
万博を経て、現在更家氏が特に注力しているのは、長崎県対馬市で進行中の「対馬プロジェクト」です。地理的な要因から多くの海洋プラスチックごみが漂着する対馬では、単にごみを回収するだけでなく、地元の漁業やプラスチック回収・加工業と連携し、環境保全と経済活動が共存する循環型ビジネスモデルの構築を目指しています。このプロジェクトは、環境問題の解決と地域経済の活性化を同時に実現する先進的な試みとして、大きな期待が寄せられています。
更家氏の取り組みは、持続可能な社会と環境の実現に向けた多角的なイノベーションを国内外で牽引しており、そのビジョンは未来の海と経済のあり方を示唆しています。
更家悠介氏の取り組みは、単なる環境保護活動にとどまらず、ビジネスと環境保全が融合した新たな経済圏を創造する可能性を私たちに示しています。海洋プラスチックごみ問題という地球規模の課題に対し、企業がその資源と知恵を投入し、地域社会と連携しながら解決策を模索する姿勢は、現代のビジネスパーソンにとって大きな模範となるでしょう。持続可能な未来を築くためには、環境と経済の両側面からアプローチし、より実践的な解決策を生み出すことが不可欠であることを、改めて認識させられます。