日本航空(JAL)は、地域創生への継続的な貢献を掲げ、特に「JALふるさとプロジェクト」を通じて全国各地で活動を展開してきました。その一環として、2020年8月には客室乗務員が現地に居住し、地域振興を担う「JALふるさとアンバサダー」制度を開始。同年12月には、フライト業務と並行して地域支援に携わる「JALふるさと応援隊」も発足させました。これらの取り組みは、客室乗務員が培ってきた知識や経験を活かし、故郷やゆかりのある地域の課題解決や商品開発に寄与することを目的としています。今回、JALふるさとアンバサダーの水上みのり氏が実践女子大学の学生たちと連携し、新たな地域活性化プロジェクトを始動させました。
このたびの取り組みは、JALと実践女子大学による産学連携の共創プロジェクトとして展開されます。学生たちは「JALふるさとアンバサダー」の視点から、地域の未発見の魅力を探求し、発信するワークショップに挑戦します。プロジェクトの開始に先立ち、5月11日には水上氏が「JALふるさとアンバサダーとは何か」をテーマに講義を行いました。JALと実践女子大学の提携は2021年に始まり、今年で6年目を迎えます。当初から「地域活性化の新規事業提案」をテーマに掲げ、学生の斬新な発想を社会に活かす教育を継続してきました。今期のテーマは「JALふるさとアンバサダーの視点で地域に寄り添い、魅力を伝える企画を考える」というもので、学生たちは3ヶ月をかけてこの新しいプロジェクトに取り組みます。
講義では、水上氏がこれまでのJALふるさとアンバサダーの活動事例を具体的に紹介しました。その背景にあるストーリー、持続可能性を考慮した仕組み作り、そして発想を転換させるための秘訣など、JALが新人アンバサダーに対して実施する教育内容にも通じる深い洞察が共有されました。講義後、学生たちからは「地域貢献とビジネスのバランスをどのように取るのか」といった具体的な質問が多数寄せられ、彼らの真摯な姿勢が水上氏に感銘を与えました。「一時的なイベントに終わらず、継続的な収益と仕組みを構築することの重要性を学んだ」「単なる交通手段提供に留まらない航空会社の地域との深い結びつきに驚いた」といった感想が聞かれたほか、「自分たちのアイデアで地域の未来を創造したい」「大学生ならではの体験型イベントや新商品を提案したい」といった、今後のワークショップに向けた力強い意気込みが示されました。
今後の展望として、学生たちは6月の中間発表、そして7月の本発表に向けてワークショップを進めていきます。水上氏にとっても、今回の講義は学生と共に地域の未来を深く考える貴重な機会となりました。次世代を担う学生たちの柔軟で斬新な視点から、どのような地域活性化のアイデアが生まれるのか、大きな期待が寄せられています。JALふるさとアンバサダーの使命は、単に人や物を運ぶだけでなく、地域の隠れた魅力を発見し、旅行者にとっての「特別な場所」を増やすことにあります。私たちJALは、地域の方々と共に汗を流し、磨き上げた「その土地ならではの物語」を、これからも皆様にお届けしてまいりますので、今後の活動にぜひご期待ください。