ゼニスがW&W 2026で新作発表:エル・プリメロの伝統を受け継ぐ革新的なタイムピース





2026年のウォッチズ・アンド・ワンダーズ ジュネーブにおいて、ゼニスは世界初の高振動自動巻きクロノグラフムーブメントである「エル・プリメロ」の豊かな遺産を継承しつつ、現代的な進化を遂げた新作コレクションを披露しました。特に、ムーブメントの精巧な構造を視覚的に楽しむことができるスケルトンモデルや、素材のコントラストが際立つツートーンケースモデルが登場し、時計愛好家の注目を集めています。これらの新作は、ゼニスの卓越した技術力とデザイン哲学を象徴しており、伝説的なムーブメントの系譜が未来へと受け継がれていくことを示しています。
ゼニスは、1969年に発表された革新的な「エル・プリメロ」ムーブメントでその名を確立しました。このムーブメントは、世界初の統合型高振動自動巻きクロノグラフとして、時計製造の歴史にその名を刻んでいます。今回のウォッチズ・アンド・ワンダーズ ジュネーブ 2026(W&W 2026)では、この伝説的なムーブメントをより深く体験できるような多彩な新作が発表されました。
その中でも特に際立つのは、「クロノマスター スポーツ」のラインナップに追加されたスケルトンモデルと、豪華なツートーンケースモデルです。「クロノマスター スポーツ スケルトン」は、スモークブラックのサファイア文字盤を通して、ムーブメントの複雑なメカニズムを鑑賞できるオープンワーク構造が特徴です。搭載されている「エル・プリメロ 3600 SK」は、毎時36,000振動(5Hz)という高精度で動作し、1/10秒単位での計測を可能にします。さらに、3年間の開発期間と60万回にも及ぶ開閉テストを経て完成したZENCLASP™フォールディングバックルは、工具不要で最大10mmの微調整が可能であり、優れたフィット感と安定性を提供します。このモデルは、ステンレススチールケースにセラミックベゼルを組み合わせたタイプに加え、18Kローズゴールドケースやバゲットカットダイヤモンドをあしらったモデルなど、多様なバリエーションが展開されています。
また、「クロノマスター スポーツ」シリーズには、ステンレススチールと18Kローズゴールドを組み合わせたツートーンモデルも登場しました。このモデルは、コレクションの特徴であるシャープなデザインとバランスの取れたプロポーションを維持しつつ、異なる素材が織りなすコントラストが視覚的な魅力を高めています。温かみのあるローズゴールドのパーツと、サファイアガラス越しに光沢を放つマザー・オブ・パールの文字盤が、さりげなく上品な雰囲気を醸し出しています。
これらの新作に加え、1940年代後半の天文台クロノメトリーコンクールで数々の栄誉に輝いた「キャリバー135」を復刻させたG.F.J.からは、希少な金属を纏った限定モデルも発表されました。ゼニスは、革新的な技術と伝統的な職人技を融合させることで、時計製造の限界を常に押し広げています。今回の発表は、同社が「エル・プリメロ」の輝かしい歴史を尊重しつつ、未来へと続く新たな章を開こうとしていることを明確に示しています。