デュアルレンズ搭載「Osmo Pocket 4P」が映し出す新次元の映像美

DJI JAPANは6月29日、同社初のデュアルレンズを備えたポケットジンバルカメラ「Osmo Pocket 4P」を正式にリリースしました。この新しいカメラは、オンラインストアや認定店舗で販売されており、スタンダードコンボが99,000円、Vlogコンボが113,300円で提供されます。トラベル Watchでは以前に「Osmo Pocket 4」のレビューを行いましたが、今回はその上位モデルである「4P」が早くも登場。2つのレンズを搭載することで、ズーム機能が大幅に向上し、夜間撮影や逆光下での性能も強化されています。発売前に中国・深センで行われたDJI主催のプレスツアーで、この新デバイスを試す機会を得ました。テーマパーク、アウトドア、旅行Vlog撮影など、様々なシーンでの活躍が期待される本製品の注目すべき点を、分かりやすくご紹介します。
本製品の最大の特長は、広角レンズと中望遠レンズの二つを組み合わせたカメラ設計です。下部の広角レンズには、新開発の1インチCMOSセンサー(35mm換算20mm、f/2.0)が採用され、広大な風景や複数人での自撮りに最適です。新たに追加された上部の60mm中望遠レンズ(f/1.8)は、3倍の光学ズームと最大12倍のデジタルズームを可能にし、遠くの被写体も鮮明に捉えます。特に、テーマパークのパレードなどで離れたキャラクターやキャストをブレなく撮影できるのは大きな利点です。また、この60mmの焦点距離はポートレート撮影に最適で、f/6.3相当の被写界深度により、映画のような自然なボケ感を表現し、被写体を際立たせます。さらに、新1インチセンサーとLOFIC技術の組み合わせにより、ハイエンドシネマカメラに匹敵する17ストップの広範なダイナミックレンジを実現。これにより、コントラストの激しい夜景や夕暮れ、逆光下でも、明るい部分と影の部分のディテールを保持し、肌の色を自然に描写します。4K/240fpsの高精細スローモーション機能も搭載されており、動きの速いシーンをドラマティックな映像として記録できます。
操作性と利便性もさらに向上しています。進化した「Active Track 8.0」は、最大12倍のズーム中でも被写体を自動で追尾し、電動3軸ジンバルが強力な手ブレ補正を提供しながら、ピントと肌の明るさを一定に保ちます。焦点距離を素早く切り替えられる物理ズームボタンや、タッチ画面を回転させるか録画ボタンを押すだけで即座に録画を開始できる機能は、直感的な操作を可能にします。撮影前後1.5秒を自動記録する「4Kライブフォト」や、最大3700万画素の高解像度写真撮影にも対応。暗い場所での撮影を補助するマグネット式の「Osmo Pocket 4 補助ライト」も利用可能です。また、103GBの内蔵ストレージを搭載しているため、microSDカードなしでもすぐに撮影を始められます。データ転送もUSB 3.1(最大800MB/秒)やWi-Fi 6(最大90MB/秒)に対応し、撮影後のデータ整理や編集がスムーズです。重さは230gと前モデルよりわずかに増加しましたが、手のひらサイズを維持し、携帯性に優れています。バッテリーは1545mAhで、わずか18分で80%まで急速充電でき、最長3時間の撮影が可能です。
「Osmo Pocket 4P」は、「クラシックブラック」と新色「パールホワイト」の2色展開で、用途に応じた2種類のコンボが用意されています。スタンダードコンボには、ジンバルカメラ本体、補助ライト、ハンドル、キャリーポーチなどが含まれ、Vlogコンボにはこれらに加えてMic Mini 2トランスミッターやワイヤレスリモコン、ミニ三脚などが付属します。さらに、広角レンズやフィルターセットといった専用アクセサリーも別売りで提供され、保証プラン「DJI Care Refresh」も利用できるため、安心してアクティブな撮影を楽しめます。今回登場した「Osmo Pocket 4P」は、遠くの被写体を捉えるズーム性能やポートレート撮影のボケ感にこだわりたい方に特におすすめです。一方、手頃な価格と高いコストパフォーマンスを求めるなら、すでに発売されている「Osmo Pocket 4」や旧モデルの「Osmo Pocket 3」も選択肢となるでしょう。旅行シーズンに向けて、プロレベルの映像を手軽に記録できる「Osmo Pocket 4P」を新たな旅の相棒として検討してみてはいかがでしょうか。