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トレック、富士ヒルクライムでサイクリストを包括的に支援!50周年記念モデル展示や無料マッサージ提供

トレック・ジャパンは、日本最大級のヒルクライムイベント「第22回 Mt.富士ヒルクライム」において、参加するサイクリストたちへの包括的な支援策を打ち出しました。今年のトレックブースは「ライダーサポート」を主題とし、自身の記録更新を目指すライダーから完走を目指すライダーまで、全ての参加者が最高の状態でレースに臨めるよう、多岐にわたるサービスを展開します。事前の目標タイム申告キャンペーン「#ジブン超えチャレンジ2026」と連動し、ブランド創業50周年を記念した特別モデルの展示、プロのマッサージ師による無料ケア、高性能なWahoo機材を利用したウォームアップスペース、さらにはレース当日のメカニックサポートまで、まさに至れり尽くせりの内容となっています。

ブースで特に注目を集めるのは、トレック創業50周年を祝して製作された二つの限定モデル「The First 50」と「No.76」の実車展示です。これらのモデルは、トレックが歩んできた半世紀の歴史と、その間に培われた革新技術の象徴であり、来場者にとっては間近でその精緻な造りやデザインを鑑賞できる貴重な機会となるでしょう。特に「The First 50」は、その目を引くポップなカラーリングが特徴で、今年のツール・ド・フランスでもプロトンに登場する予定のスペシャルデザインです。最先端のレース機材に込められたトレックの遊び心と、ブランドの歴史が織りなす深みを、ぜひ会場で体感していただきたいと考えています。

レース当日のパフォーマンスを最大化するためには、事前のコンディショニングが不可欠です。トレックブースでは、サイクリング界でその名を知られるスポーツマッサージ師、中野喜文氏率いる「エンネ スポーツマッサージ治療院」と提携し、参加者に無料の簡易マッサージサービスを提供します。ヒルクライム前の筋肉の準備から、過酷なレースを終えた後の疲労回復まで、経験豊富なプロの施術が、極限に挑むライダーの身体を丹念にケアします。このサービスは、混雑時には整理券制となり、時間制限が設けられますが、ライダーの身体的負担を軽減し、次の挑戦への活力を養う上で大きな助けとなることでしょう。

トレック・ジャパンは、今回のMt.富士ヒルクライムでの活動を通じて、単なる自転車メーカーに留まらず、サイクリスト一人ひとりの挑戦を支え、その体験をより豊かなものにすることを目指しています。最新技術を投入した記念モデルの披露から、身体のケア、そしてレース前の準備に至るまで、ライダーが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、あらゆる面でサポートを提供する姿勢は、ブランドの情熱とコミットメントを示すものです。このような包括的な支援は、イベントの盛り上がりをさらに高め、参加者にとって忘れられない一日を創造することに貢献するでしょう。

スペシャライズドが新型グラベルロード「Crux 5」を発表:最速を目指した究極の進化

カリフォルニアに拠点を置く自転車メーカー、スペシャライズドが、グラベルレーシングバイクの最新モデル「Crux 5」を披露しました。この第5世代モデルは、空気抵抗の低減、圧倒的な軽量性、そして荒れた路面での優れた走行性能を徹底的に追求し、「フィニッシュタイム」という明確な目標のもとで開発されました。これは、グラベルレースの領域において、これまでで最速と称される一台となるでしょう。

この新型Crux 5は、2010年にシクロクロスバイクとして誕生し、第4世代で超軽量グラベルバイクへと進化したCruxの系譜を受け継いでいます。今回は、ロードバイクの象徴である「Tarmac」の遺伝子を色濃く受け継ぎ、「ダート版Tarmac」と呼ぶにふさわしい、純粋なレーシングマシンとして生まれ変わりました。スペシャライズド・サイエンスクラブは、開発の過程で「実際の過酷なグラベルコースにおいて、このバイクが全体のレース時間を短縮できるか」という問いに真摯に向き合いました。その答えを導き出すため、「Time to Finish(ゴールまでの時間)」という独自の指標を採用。彼らは、単なる風洞実験での空気抵抗値や、カタログ上の重量だけを追うのではなく、世界最高峰のグラベルレースである「Unbound Gravel」を究極のテスト環境として設定しました。エリート選手のサドル下に小型テレメトリーボックスを設置し、路面振動などの実走行データを収集。そこに空力性能、重量、転がり抵抗、ライダーの出力プロファイルといった要素を組み合わせることで、サイクリング業界では前例のない高精度な物理ベースのシミュレーションモデルを構築したのです。

Crux 5のフレーム設計には、ロードバイクTarmac SL8の開発で培われた知見が余すことなく投入されています。特に注目すべきは、自社風洞施設「Win Tunnel」で行われたテスト手法です。スペシャライズドは、第6世代へと進化した「ムービング・レッグ・マネキン(脚が回転するマネキン)」を用いることで、ライダーがペダリングしている状態での空気の乱れを正確に捉え、実戦的なエアロダイナミクスを最適化しました。この革新的なアプローチにより、Crux 5はシステム全体の空気抵抗を大幅に削減することに成功。フレーム周辺で50%、新型のRoval Terra Aeroホイールで30%、Roval Terraコックピットで20%もの削減を達成しています。これらの改善により、先代のCrux 4と比較して、時速45kmでの巡航時には15.2Wものパワーセーブを実現しました。この数値をUnbound Gravelのシミュレーション(2025年大会のソフィア・ゴメス・ビジャファニェの条件を適用)に当てはめると、純粋な機材効率の向上だけで9分58秒ものタイム短縮に貢献すると試算されています。

この新型グラベルレーサーは、単なる技術の集合体にとどまらず、ライダーの可能性を最大限に引き出すための情熱と精密な分析の結晶です。スペシャライズドは、サイクリングにおける挑戦と進化を止めず、常に最高のパフォーマンスを追求することで、スポーツの新たな地平を切り拓いています。

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TOJ相模原ステージで19歳ギャラガーが初優勝、カロッロが山岳賞を確定

第28回「ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)2026」の相模原ステージが、大会の佳境に差し掛かる5月30日(土)に開催され、若き才能が輝く一日となりました。この日は19歳のオスカー・ギャラガー選手(シーキャッシュ X ボディラップ、オーストラリア)が、熾烈な集団スプリントを制し、TOJでの記念すべき初勝利を手にしました。一方、スワットクラブのフランチェスコ・カロッロ選手(イタリア)は、山岳ポイントを独走で確保し、見事山岳賞のタイトルを確定させました。総合リーダージャージは、マッテオ・ファッブロ選手(ソリューションテック・NIPPO・ラーリ、イタリア)が最終ステージを前に揺るぎなく保持しています。大会は残すところ東京ステージのみとなり、総合優勝の行方に注目が集まっています。

相模原ステージは、「8 PIECES、 ONE FUTURE。」という大会コンセプトのもと、神奈川県相模原市を舞台に繰り広げられました。レースは橋本公園を起点にパレード走行を開始し、旧小倉橋を通過後、鳥居原ふれあいの館前に設けられた周回コースを7周する、総距離107.5kmのアップダウンに富んだコースで争われました。このコースは短く急な上り坂とテクニカルな下り坂が連続し、選手たちには一瞬も気の抜けない展開を強いました。

当日は雲一つない晴天に恵まれ、気温は30℃に達する厳しい暑さとなりました。しかし、沿道には24,000人もの観衆が詰めかけ、色鮮やかなプロトン(集団)に熱い声援を送り続けました。このステージの主要な焦点は、総合2位のカミール・ボヌー選手(ソリューションテック・NIPPO・ラーリ、ベルギー)と総合3位のベンジャミ・プラデス選手(VC福岡、スペイン)によるわずか3秒差の攻防、そして山本元喜選手(キナンレーシングチーム)とスワットクラブ勢が3ポイント差で競り合う山岳賞争いでした。

レース開始直後から、山岳賞を巡る激しい主導権争いが勃発。赤い山岳賞ジャージを着用する山本元喜選手を警戒しつつ、スワットクラブのフランチェスコ・カロッロ選手(イタリア)が巧みに集団から抜け出しを試みました。チームメイトのジャコモ・ガラヴァーリャ選手(イタリア)もこれに同調し、逃げ集団に加わりました。残念ながら山本選手はこの決定的な逃げに乗り遅れてしまいます。

カロッロ選手が率いる先頭集団には、その後、織田聖選手(愛三工業レーシングチーム)、岡篤志選手(Astemo宇都宮ブリッツェン)、本多晴飛選手(VC福岡)、ニルス・シンシェック選手(リーニンスター、オランダ)らが合流し、最終的に11人の強力な逃げグループが形成されました。ポイント賞(ブルージャージ)のリード拡大を目指すトンマーゾ・ダーティ選手(チームUKYO、イタリア)もこの逃げに加わり、3箇所すべての中間スプリントポイントを先頭で通過し、着実にポイントを稼ぎました。

山岳賞を狙うカロッロ選手は、チームメイトの献身的なサポートを受けながら、24.7km地点と52.3km地点の山岳ポイントを連続してトップで通過しました。この日の活躍により、彼は合計10ポイントを獲得し、残る東京ステージでの逆転が不可能となるポイント差を築き、事実上この時点で山岳賞の獲得を確定させました。レース後、カロッロ選手は「ジャージを獲得するためには、2回のKOM(キング・オブ・マウンテン)通過が必要でした。ガラヴァーリャ選手や他チームの選手たちとの協力体制がうまくいき、目標が達成できて非常に嬉しいです」と喜びを語りました。

相模原ステージは、若手選手の台頭とベテランの意地が交錯する、見どころ満載のレースとなりました。オスカー・ギャラガー選手の鮮やかなスプリント勝利と、フランチェスコ・カロッロ選手の戦略的な山岳賞獲得は、多くの観衆を魅了しました。総合優勝争いは最終ステージへと持ち越され、東京の地で誰が栄光のリーダージャージを手にするのか、今後の展開に期待が高まります。

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