ロレックス「コスモグラフ デイトナ」:四季をテーマにしたチャリティオークションで約78億円を記録





時を刻む芸術、心を繋ぐ慈善:ロレックス デイトナが紡ぐ四季と希望の物語
ロレックスとフィリップスの協同:チャリティオークションが示す新たな価値創造
9月28日、ロンドンにてフィリップス・オークションとロレックスの提携により、特別なチャリティイベントが開催されました。このイベントでは、季節の移ろいから着想を得た、世界に類を見ない4つの「オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ」が競売にかけられました。これらの時計は、それぞれの季節の美しさを貴金属、希少な天然石、色彩豊かなカラーストーン、そして精巧なダイヤモンドを用いて表現しており、他に類を見ない逸品として注目を集めました。最終的な落札総額は3730万ポンド、日本円にしておよそ78億円に達し、その全収益はFederer Foundationと自然保護団体Re:wildに寄付されることとなりました。
稀代のコレクション:四季を象徴する4つのデイトナがオークションの歴史を塗り替える
今回出品された4本の時計は、それぞれが独立したロットとして競売にかけられました。最高額を記録したのは「Summer」モデルで、1030万ポンド(約21.5億円)でした。これに続き、「Autumn」が1020万ポンド(約21.3億円)、「Winter」が1000万ポンド(約20.9億円)と、僅差で高額落札されました。「Spring」モデルも680万ポンド(約14.2億円)で落札され、フィリップス・オークションによれば、今回の落札総額3730万ポンドは、チャリティオークションにおける単一委託としては過去最高額を更新しました。「Spring」モデルは、鮮やかな緑色のクリソプレーズダイヤルと、それに重ねられた紫色を帯びたレピドライトのカウンターが特徴的で、36個のパープルサファイアが周囲を飾っています。桜のイメージに捉われず、緑と紫の独創的な配色で春を表現するそのデザインは、一般的なコスモグラフ デイトナとは一線を画しています。
絢爛たる装飾と精緻なメカニズムの融合:究極のデイトナの魅力
「Summer」モデルは、18ctエバーローズゴールドのケースにターコイズのダイヤルを組み合わせ、カウンターにはハート・オブ・ルビーが配されています。インデックスとベゼルにはピンクサファイアが煌めき、夏の日差しを思わせる華やかさです。対照的に「Winter」モデルは、950プラチナのケースにブルーオパールとラピスラズリを組み合わせた寒色系のデザインが特徴で、ベゼルにはブルーからフューシャへとグラデーションする36個のサファイアが装飾されています。「Autumn」モデルでは、ムーカイトをダイヤルに採用し、クリソプレーズのカウンターを配置。インデックスとベゼルにはグリーントルマリンが使用されています。さらに、4本すべての時計のラグとリューズガードには、合計54個、約0.86ctのブリリアントカットダイヤモンドがセッティングされており、細部にわたるこだわりが見て取れます。これほどの豪華な装飾にもかかわらず、時計としての本質はコスモグラフ デイトナそのものです。搭載されているのは、自動巻きクロノグラフムーブメントCal.4131で、約72時間のパワーリザーブを持ち、実用性も兼ね備えています。世界に一本しかない特別な仕様でありながら、単なる鑑賞品に留まらず、その内側には精巧なデイトナのメカニズムが息づいています。この外装と内実の絶妙なバランスこそが、これら4本の時計をさらに魅力的な存在にしています。