中村妃智が指導するPIST6サイクルクラブ、多様な参加者が国際規格バンクで疾走





2026年6月21日、千葉JPFドームにて開催された「PIST6サイクルクラブ」は、一般の自転車愛好家が国際規格のトラック競技用バンクを体験できる貴重な機会を提供しました。このイベントには、最年少の小学6年生から79歳のベテランサイクリストまで、幅広い年齢層の23名が参加。元日本代表選手である中村妃智氏が直接指導にあたり、参加者たちはプロフェッショナルな環境で自転車競技の奥深さに触れ、集団走行の技術向上やタイム更新を目指し、熱心に汗を流しました。
千葉JPFドームは、通常はトップアスリートたちが熾烈な戦いを繰り広げる「PIST6(ピストシックス)」の舞台として知られる、国際的な基準を満たした屋内250m木製バンクです。この施設が一般開放される「PIST6サイクルクラブ」の目的は、トラック競技の魅力をより多くの人々に伝え、その普及を促進することにあります。今回のイベントでは、関東地方だけでなく、遠く愛知県や静岡県からも参加者が集まるなど、その注目度の高さが伺えました。参加者たちは、自身の経験や目標に応じて、普段味わうことのできない圧倒的な速度感とバンクの傾斜を存分に堪能しました。
午前のセッションでは、7名の参加者が「スキルアップ練習会~集団走行編~」に参加しました。この練習会では、自転車トラック競技の元日本代表として国際大会での経験が豊富な中村妃智氏が講師を務めました。スラローム走行でのウォーミングアップから始まり、200mフライングタイムトライアル、インターバルトレーニング、ケイリン、さらには2列ローテーションといった、本格的なトラックレーサーが行う訓練内容が展開されました。参加者たちは、車間距離の取り方や周囲の動きへの適応力など、バンク特有の集団走行技術を実践的に習得しました。特に好評だったのは、走行後に撮影された映像を使ったフィードバックです。中村氏は映像を見ながら参加者一人ひとりの走行スタイルや改善点を具体的に指摘し、的確なアドバイスを送りました。参加者からは「プロからの直接指導は非常に貴重で、改善点が明確になった」と喜びの声が聞かれました。また、このスキルアップ練習会は、安全な集団走行が可能であるかを判断する技術判定の場でもあり、これをクリアした参加者は、より実戦的な「バンチレース練習会&記録会」へと進む資格を得ることができました。
このサイクルクラブは、参加者がプロの競技環境を体験し、専門的な指導を受けることで、自身のサイクリングスキルを向上させる絶好の機会となりました。初心者からベテランまで、あらゆるレベルのサイクリストが、安全かつ刺激的な環境でトラック競技の醍醐味を味わい、新たな目標に向かって挑戦する場を提供しています。