京都・岡崎に誕生した隠れ家レストラン「estilo h」:世界一のパエリアが織りなす京スパニッシュの真髄

京都市の閑静な岡崎地区に、新たな美食の聖地として注目を集める「estilo h(エスティーロ・アチェ)」が誕生しました。この店は、都会の喧騒から一歩離れた場所で、自然の息吹を感じながら、至高の料理体験を提供しています。オーナーシェフの畑下公平氏が世界一の栄冠に輝いたパエリアを中心に、伝統と革新が融合した“京スパニッシュ”の世界へと誘います。
京都・岡崎に花開く、世界一の味と京情緒の融合
2026年2月にオープンした「estilo h」は、京都の歴史と文化が息づく岡崎に位置しています。畑下シェフは、来店客に「店に辿り着くまでの散策や京都ならではの情緒も楽しんでほしい」と語ります。ここでの主役は、スペインで開催された「ワールド パエリア デー カップ」で世界一の称号を獲得した畑下シェフの絶品パエリアです。特に「毛蟹のパエリア」は、濃厚なトマトソースとたっぷりの毛ガニの身が特徴で、その味の決め手となるのは、時間をかけて丁寧に抽出した鱧(ハモ)出汁です。通常、鯛や生ハムで出汁を取ることが多いパエリアにおいて、鱧のみを使用することで、魚介や野菜本来の風味を最大限に引き出すことに成功しています。イタリアン、フレンチ、和食といった多様な料理ジャンルで研鑽を積んだ畑下シェフの創造性は、コース全体に「京スパニッシュ」という独自のスタイルとして表現されています。大原で採れた新鮮な野菜や野草を使ったサラダには、柔らかく旨味豊かな仔牛のしゃぶしゃぶが添えられ、料理の緩急がゲストを魅了します。築100年の町家を改装した店舗は、モダンなデザインの中に和の要素が溶け込んでおり、中央に配された薪火の焼き場を囲むカウンター席からは、料理が目の前で作り上げられるライブ感を堪能できます。さらに奥には日本庭園の趣を感じさせる坪庭が設けられ、食事の時間を一層豊かなものにしています。「料理のライブ感を間近で楽しみ、お客様同士の会話も弾む。笑顔に満ちた夜を過ごしていただければ嬉しいですね」と、畑下シェフは語ります。店舗は京都市左京区岡崎南御所町18-10に位置し、営業時間は18時からの一斉スタート。月曜・火曜が定休日で、カウンター9席のみ。コース料金は19,800円からで、OMAKASEでの事前予約が必要です。
「estilo h」の登場は、京都の美食シーンに新たな風を吹き込んでいます。畑下シェフの世界一のパエリアは単なる料理ではなく、彼自身の料理哲学と京都の風土が融合した芸術作品と言えるでしょう。この店が提供するのは、味覚だけでなく、視覚、聴覚、嗅覚、そして心までも満たす、五感を刺激する体験です。静かな岡崎の地で、畑下シェフが織りなす「京スパニッシュ」の世界に浸ることは、日常を忘れさせてくれる至福のひとときとなるに違いありません。この唯一無二の食体験は、食通のみならず、特別な夜を求めるすべての人々にとって、忘れられない思い出となるでしょう。