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地域観光と事業者を繋ぐ新プラットフォーム「Find Roots」始動

KNT-CTホールディングスが、地域に根差した観光ガイド(ローカルガイド・エキスパート)と様々な事業体を結びつけるための新たなデジタル基盤「Find Roots」を立ち上げました。このサービスは、単なるガイド紹介に留まらず、プログラムの企画から旅行の手配までを包括的にサポートするもので、企業、教育機関、地方自治体、旅行会社などが主要なターゲットです。同社は長年の旅行業界での経験と、法人・教育旅行に強い近畿日本ツーリスト、そしてテーマ性のある旅行に特化したクラブツーリズムという二つの強みを組み合わせることで、地域経済の活性化と観光の多様化に貢献しようとしています。特に、近年欧米豪で人気を集めるアドベンチャートラベルに焦点を当て、専門ガイドのスキルを明確にし、新たな市場を創造することを目指しています。サービス開始当初は北海道を舞台に13名のガイドが参加し、将来的には全国展開やガイドの専門性向上、集客支援にも力を入れていく方針です。

地域に根ざしたガイドとビジネスを結ぶ新たな試み

KNT-CTホールディングスが開始した「Find Roots」は、地域の専門的な観光ガイドと企業、学校、地方自治体、旅行会社などの事業体を効率的に結びつけるための画期的なプラットフォームです。このサービスは、ガイドの検索から、詳細な問い合わせ、旅行プログラムのコーディネート、さらには旅程の手配までをワンストップで提供することで、利用者の利便性を高めています。同社は、長年にわたり培ってきた旅行業界の深い知識と経験を最大限に活用し、単にガイドを紹介するだけでなく、顧客のニーズに合わせた独自のプログラム開発や、その実現に向けた包括的なサポートを提供することで、質の高い地域観光体験の創出を目指しています。これにより、地域の魅力を最大限に引き出し、新たな観光需要を喚起することが期待されます。

このプラットフォームは、KNT-CTホールディングスの「未来創造事業」の中核をなすものであり、特に、法人旅行や教育旅行で強みを持つ近畿日本ツーリストと、特定のテーマに特化した旅行企画に定評のあるクラブツーリズムが持つ広範なネットワークが連携することで、そのサービス提供能力を強化しています。サービスはまず「Find Roots~JAPAN/Hokkaido~」として北海道で先行的にスタートし、13名の地元ガイドが登録されています。これらのガイドは、地域観光活動に加えて、企業の研修プログラムや学校の課外学習の外部講師としても活躍できる機会が提供されており、ガイド個々の多様な働き方を支援するとともに、地域社会への貢献も視野に入れています。今後は北海道以外の地域への展開も計画されており、ガイドの専門性向上や集客支援にも積極的に取り組むことで、ガイド一人ひとりがさらに多様な業務に携われるような環境づくりを目指していく方針です。

アドベンチャートラベル市場の開拓とガイドの役割拡大

「Find Roots」プラットフォームは、特に欧米豪を中心に世界的に拡大しているアドベンチャートラベル市場への対応を強化することを目的としています。アドベンチャートラベルは、アクティビティ、自然体験、文化体験のうち二つ以上を組み合わせた旅行形態と定義され、深い体験と学びを求める旅行者に人気があります。この新しいプラットフォームでは、アドベンチャートラベルに特化したガイドの専門的なスキルや知識を明確に可視化することで、これらのガイドと旅行事業者との間に新たな接点を創出し、より魅力的な旅行商品の開発を促進します。これにより、地域の隠れた魅力を発掘し、国内外からの観光客を惹きつけることで、地域経済の活性化に貢献しようとしています。

KNT-CTホールディングスは、この取り組みを通じて、ガイドの活動領域を従来の観光案内にとどまらず、企業研修や学校教育の外部講師といった新たな分野へと広げることを目指しています。これにより、ガイドは自身の専門性を活かし、より多角的なキャリアを築くことが可能になります。また、プラットフォームはガイドの人材育成にも注力し、継続的なスキルアップの機会を提供することで、サービス全体の質を高めていきます。将来的には、北海道での成功を基盤として全国各地へのサービス展開を目指し、それぞれの地域の特性に応じたガイドの確保と育成を進めることで、地域コミュニティとの連携を強化し、持続可能な観光モデルの構築に貢献していきます。この戦略は、地域資源を最大限に活用し、旅行者と地域社会双方に価値を提供する新たな観光エコシステムを創造するものです。

HIS、米国インバウンド旅行会社を買収し北米事業を強化

エイチ・アイ・エス(HIS)は、北米市場でのプレゼンスを強化するため、米国の旅行会社アメリカン・リング・トラベル(ART社)を子会社化することを発表しました。この戦略的買収は、HISグループの事業成長と企業価値向上に貢献すると期待されています。ART社の専門知識とHISのグローバルネットワークが融合することで、北米におけるインバウンド旅行手配の能力が大幅に向上する見込みです。

この買収は、2026年8月28日に開催されたHISの取締役会で承認されました。HISの連結子会社であるジョンビュー(Jonview Inc.)が、ART社の発行済み株式の100%にあたる4,845株を、約167万5,000米ドル(約2億6,900万円)で取得します。契約の締結と株式譲渡は2026年9月中旬に完了する予定で、ART社は2027年10月期中にHISの連結子会社となる見通しです。

1983年に設立されたART社は、カリフォルニア州バレンシアを拠点に、長年にわたり北米向けインバウンド旅行のオペレーターとして事業を展開してきました。同社は、米国およびカナダへの旅行を扱う海外旅行会社に対し、宿泊施設、国立公園ツアー、都市滞在プログラム、添乗員付きバスツアー、クルーズ、さらには団体旅行やインセンティブ旅行の手配・企画をBtoB形式で提供しています。その豊富な経験と確立されたネットワークは、HISグループにとって大きな資産となるでしょう。

HISグループは、世界的な旅行事業の拡大と、特に北米地域における手配および受け入れ体制の強化を積極的に推進しています。今回のART社買収は、この戦略の重要な一環であり、両社の顧客基盤を相互に活用し、共同で新しいツアー商品を開発することで、相乗効果を生み出すことを目指します。これにより、HISグループは北米市場での競争力を高め、より多様な旅行体験を顧客に提供できるようになります。

HISグループが米国のインバウンド旅行会社ART社を買収する今回の動きは、同社のグローバル戦略における重要な一歩です。ART社の長年の実績と専門知識をHISの広範なネットワークと組み合わせることで、北米市場での地位を確固たるものにし、両社の顧客に新たな価値を提供する機会を創出します。この統合により、HISは地域市場での成長を加速させ、世界的な旅行業界におけるリーダーシップをさらに強化することが期待されます。

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弟子屈町が持続可能な観光で国際的な「ゴールド賞」を受賞

北海道弟子屈町が、国際的な認証団体「Green Destinations」が主催する「Green Destinations Awards」において、最高の栄誉である「Gold Award(ゴールド賞)」を獲得しました。この受賞は、同町が長期間にわたり住民、企業、行政が連携し、地域社会全体で持続可能な発展を目指してきた努力が国際的に認められたものです。日本国内では、岩手県釜石市に続いて2番目の快挙となります。

この「Green Destinations Awards」は、観光地の持続可能性を多角的に評価する世界的な表彰制度です。審査基準は、環境保護、地域固有の文化の維持、観光事業の運営体制、地域経済への貢献、そして社会的な持続可能性といった、幅広い要素にわたります。弟子屈町は、これらの厳しい国際基準を高い水準でクリアし、その総合的な取り組みが今回のゴールド賞へと繋がりました。

弟子屈町では、およそ20年前から「てしかがえこまち推進協議会」を中心に、地域住民、観光事業者、行政機関が協力し、持続可能な観光地の形成に向けた活動を展開してきました。特に、「弟子屈町観光振興計画(2022~2029)」では、「訪れたいまちへ、住み続けたいまちへ。」というスローガンを掲げ、持続可能な観光の国際基準であるGSTC基準を積極的に導入。これにより、環境と経済、社会と文化の調和を目指した地域づくりを推進しています。

行政は、この計画の策定や必要な法整備、関係機関との連携調整を担当し、地域DMOである摩周湖観光協会は、マーケティング戦略の立案、情報発信、地元事業者との協力を通じて、持続可能な観光を実践的に推進する体制を確立してきました。今回の受賞では、国立公園の保全活動、エコツーリズムの積極的な推進、美しい景観の維持、希少な野生動植物への配慮、そして地域文化の継承など、多様な関係者が一体となって自然と文化の資源を守りながら活用する取り組みが、特に高く評価されました。

この国際的な評価は、弟子屈町が築き上げてきた持続可能な地域社会のモデルとしての価値を証明するものです。これからも、この地が訪れる人々にとって魅力的な場所であり続け、同時に地域住民が誇りを持って暮らせる場であるための、たゆまぬ努力が期待されます。

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