大谷翔平選手の故郷、岩手県奥州市を巡るグルメ旅

大リーグで目覚ましい活躍を見せる大谷翔平選手の故郷である岩手県を巡る旅が、夏の特別な企画として始まります。特に、新幹線で東京から約2時間というアクセスの良さから、彼の生まれ育った旧水沢市(現在の奥州市)、高校生活を送った花巻市、そして県庁所在地の盛岡市を訪れることが可能です。この旅では、大谷選手ゆかりの地や彼も訪れたとされる飲食店、そして岩手ならではの郷土料理が4回シリーズで紹介されます。野球少年たちが憧れる大谷選手の足跡をたどりながら、岩手の魅力を存分に味わえる内容となっています。
旅の第一歩として、大谷選手の誕生地である旧水沢市へと向かいます。最寄りの駅は、JR在来線の水沢駅、または新幹線の水沢江刺駅です。駅に降り立つと、そこには早速、大谷選手の姿が描かれたデザインマンホールが目に飛び込んできます。これは、現代日本各地で見られるデザインマンホールの中でも、特に注目を集めるものかもしれません。
そして、この地で最初に味わうのは「はっと」という郷土料理です。「すいとん」や「ひっつみ」といった様々な名称で全国各地に似た料理が存在しますが、「はっと」は主に岩手県南部に伝わる呼び名です。小麦粉を水で練り、薄く延ばして短冊状に切ったもので、うどんを平たく短くしたような形状が特徴です。今回は、水沢駅に近い「お食事処かぐや」でこの「はっと」をいただきました。店内は大谷選手を応援するポスターやグッズで溢れ、清潔感があり広々とした空間で快適に食事ができます。
注文したのは、ビールと共に「ミニかぐや丼はっとセット」です。かぐや丼は「味噌とろろ丼」で、味噌ととろろの意外な組み合わせが絶妙な美味しさを生み出し、まさに「ハっとさせられる」味わいでした。続く「はっと」は三角形の耳たぶのような形をしており、もちもちとした食感とニラの香りが際立つ逸品です。スープは、高級ラーメン店を思わせるほど旨味が凝縮されており、幼少期の大谷選手もきっとこの味を堪能したことでしょう。美味しい料理があるところには、やはり名選手が育つのかもしれません。
「お食事処かぐや」から徒歩圏内には、「hair and spa Seems」という美容室があります。その入り口脇には、大谷選手と愛犬デコピンの巨大なストリートアートが描かれています。まるでロサンゼルスで見かけるような本格的な壁画で、2025年9月24日に、ロサンゼルスで活躍する壁画アーティストによってわずか3時間半で完成されたそうです。この作品は「ファミリー」と名付けられ、今では大谷選手ゆかりの地を巡る人々にとって欠かせないスポットとなっています。