宮島「HOTEL FORK & KNIFE Miyajima」:食とアートが織りなす極上の滞在








広島の美しい宮島に佇む「HOTEL FORK & KNIFE Miyajima」は、ただ宿泊するだけでなく、その土地の文化や食を深く味わい、心静かに向き合うための特別な空間です。ここでは、地元広島の豊かな食材を薪火で調理する「ローカルガストロノミー」と、洗練された「アート」が見事に融合し、訪れる人々を魅了します。このホテルは、広島の自然の恵みを五感で感じられる食体験と、建築家・佐野文彦氏が手掛けた、日本の伝統美と現代的な感性が調和した唯一無二の空間を提供しています。
「HOTEL FORK & KNIFE Miyajima」は、広島という「日本の縮図」とも称される地の魅力を存分に引き出すことを目指しています。山から流れ出る清らかな水が、森の豊かな養分やミネラルを運び、やがて瀬戸内海へと注ぎ込むこの地は、山海の幸に恵まれた宝庫です。ホテルでは、これらの旬の食材を「薪火」という古来からの調理法で丁寧に仕上げ、素材本来の旨味を最大限に引き出します。ゲストは、この土地で育まれた食材が織りなす奥深い味わいを、五感を通して存分に堪能することができます。
提供される料理は、広島の風土を表現した11品のディナーコースです。シェフたちは広島の食材に深く魅了され、生産者たちとの交流から得たインスピレーションを基に、一品一品にその土地の物語を込めています。広島の伝統的な郷土料理や日本古来の調理法を現代的に再構築し、「薪火」を用いることで、食材の本質を際立たせる食体験をゲストに提供しています。
ディナーメニューの一例として、「真牡蠣 発酵レモン 松」は、瀬戸内を代表する真牡蠣を、地元の乳製品メーカー「チチヤス」のヨーグルトプリンと組み合わせた一皿です。ヨーグルトの爽やかな酸味が牡蠣のまろやかな甘みを引き立て、発酵レモンの香りが絶妙なアクセントを添えます。
また、「地鶏 レモン胡椒 くろもじ」では、通常の数倍の時間をかけて飼育される「東広島のこい地鶏」を薪火で焼き上げています。パリッとした皮としっとり柔らかな肉質のコントラストが素晴らしく、生薬としても使われる「くろもじ」を効かせた塩やレモン胡椒と共に、深い味わいを楽しむことができます。
宮島の名物である穴子飯も、ホテル独自のモダンなスタイルで提供されます。香ばしいほうじ茶で炊き上げたご飯に、穴子の骨から取った甘だれが優しく絡み合います。使う分だけその都度精米し、土鍋で炊き上げる炊きたてのご飯も、この料理の大きな魅力の一つです。
ホテルの建築デザインは、建築家であり美術家でもある佐野文彦氏が手掛けました。数寄屋建築の巨匠である中村外二工務店で大工として修業を積んだ後、2011年に独立。2016年には文化庁文化交流使として世界を巡り、国内外で数々の賞を受賞しています。宮島の提灯行列から着想を得たという、県内で制作された照明が柔らかな光を放ちます。全34室、10タイプある客室は、小上がりや障子など日本の伝統的な要素を取り入れつつ、現代的な素材とアートを融合させた構成で、滞在するゲストに心地よい驚きと発見をもたらします。
このホテルは、広島と宮島の豊かな自然、そして受け継がれてきた食文化や匠の技を、現代的な視点で再解釈し、五感を通じて深く体験できる唯一無二の場所です。食をアートとして捉え、薪火調理で引き出される食材の真の味わいを堪能し、佐野文彦氏による洗練された空間の中で、心ゆくまで「静かに理解する」豊かな時間を過ごすことができます。