山本茜氏、截金ガラスの新たな境地を開拓!横浜で初の大規模個展「KIRIKANE Sculpture」開催





伝統と革新の融合:山本茜が織りなす截金ガラスの輝き
截金ガラスの誕生:伝統技法と新たな表現の追求
石川県金沢市出身の山本茜氏は、京都市立芸術大学で日本画を学んだ後、截金の重要無形文化財保持者である故・江里佐代子氏のもとで截金技法を習得しました。その後、「截金を装飾ではなく、空間に浮かび上がる表現の主体として確立したい」という情熱からガラス造形を学び、ガラス内部で截金が交錯する、立体的で美しい「截金ガラス」という独自の芸術分野を創造しました。
工芸から彫刻へ:山本茜の新たな挑戦
本展は、山本氏のこれまでの「截金ガラス」作品を、従来の工芸の枠を超えた「KIRIKANE Sculpture(彫刻)」として提示する、美術館では初の個展となります。会場には、大学時代の模写や木工作品から、常に技術と表現の革新を追求し続ける彼女の最新作まで、約60点が一同に展示されます。
『源氏物語』シリーズ最新作:心象風景を映し出すガラスの表現
特に注目されるのは、山本氏がライフワークとして取り組んでいる『源氏物語』シリーズの24作目となる新作《源氏物語シリーズ第十八帖「松風」─浮木舟─》です。この作品は、明石の御方の複雑な心の揺れ動きを表現するため、15ピースのガラスを融着させるという極めて困難な技術に挑戦。4年の歳月と52回の窯入れを経て完成した、彼女の情熱が凝縮された渾身の力作です。
創作の源泉:工房空間の再現
展示会場では、山本氏の創作の原点である工房空間も再現されます。来場者は、作品が生まれる過程や制作現場の雰囲気を感じながら、截金によって生み出される新たな美の世界を深く味わうことができます。
展覧会概要
「KIRIKANE Sculpture 山本茜」展は、2026年10月24日(土)から12月6日(日)まで、そごう美術館(そごう横浜店6階)にて開催されます。会期中は無休で、開館時間は10時から20時(入館は閉館の30分前まで)です。入館料は一般2,000円、大学・高校生1,800円、中学生以下は無料です。詳細はそごう美術館の公式サイトにてご確認ください。