御嶽山国定公園、初の「山の日」を迎える!火山が育んだ絶景と岐阜の清涼スポット









2026年4月、岐阜県と長野県にまたがる霊峰・御嶽山周辺が「御嶽山国定公園」として新たな指定を受けました。この全国で58番目となる国定公園が、初めて迎える8月11日の「山の日」には、岐阜県高山市で「第10回『山の日』記念全国大会 岐阜in飛騨高山」が開催され、周辺地域への注目が高まっています。この記念すべき機会に、御嶽山が持つ火山が創り出した壮大な景観、古くからの信仰の山としての魅力、そしてその麓に広がる、暑い夏にぴったりの岐阜県側の清涼なスポットをご紹介します。
御嶽山国定公園:火山が紡ぎ出す絶景と信仰の歴史
2026年4月、岐阜県と長野県に跨る雄大な御嶽山周辺が、全国で58番目の国定公園として新たに指定されました。そして、この記念すべき指定後初の「山の日」である8月11日には、岐阜県高山市にて「第10回『山の日』記念全国大会 岐阜in飛騨高山」が盛大に開催される予定です。この大会では、山の未来への展望や希望を語るトークショー、記念式典、そして展示や体験型プログラムなど、山と自然の魅力を存分に体感できる多彩なコンテンツが企画されており、自然への関心や保護への意識を一層高める絶好の機会となるでしょう。今年の夏は、この国定公園となったばかりの御嶽山とその周辺地域を訪れ、その魅力を肌で感じてみてはいかがでしょうか。
標高3,067mを誇る独立峰の御嶽山は、現在も活発な火山活動を続ける日本有数の活火山です。その最大の魅力は、長年にわたる火山活動によって形成された、息をのむほど壮大な自然景観にあります。山頂付近には、地球の力強い鼓動を間近で感じられるカルデラ、神秘的な色を湛える火口湖、そして溶岩流が作り出した独特な地形が広がっています。また、高山帯には雷鳥やオコジョといった希少な野生動物が生息し、盛夏にはコマクサなどの可憐な高山植物が咲き乱れ、訪れる人々の目を楽しませます。
御嶽山は、その荒々しくも美しい自然環境だけでなく、古くから修験道の霊場、すなわち山岳信仰の山として尊崇されてきた歴史を持つことでも知られています。この豊かな自然と、人々の祈りが紡ぎ出す独特の景観は、訪れる登山者や巡礼者を深く魅了し続けています。
本格的な登山だけでなく、御嶽山国定公園の楽しみ方は多岐にわたります。御嶽山の火山活動と、そこから流れ出る豊かな水が育んだ岐阜県側の山麓エリアには、夏の旅行に最適な爽快な涼スポットが点在しています。
その一つが、ダイナミックな巨岩と渓谷美が織りなす「がんだて公園」です。御嶽山の噴火によって流れ出した溶岩が冷却されて固まった、高さ約72m、幅約120mにも及ぶ巨大な柱状節理「巌立」を間近で鑑賞できるこの公園は、訪れる者を圧倒します。木々に囲まれた渓谷には整備された遊歩道が設けられており、清らかな水のせせらぎと爽やかな空気に包まれながら、壮大な地形を散策する喜びを味わえます。住所は下呂市小坂町落合で、飛騨小坂駅から車で約15分。環境維持協力金として500円(中学生以下無料)が必要です。
もう一つの魅力的なスポットは、200以上の滝が点在する「小坂の滝めぐり」です。飛騨小坂エリアには、落差5mを超える滝が200以上も集中しており、溶岩流が形成した渓谷と、その間を流れ落ちる美しい滝の連続する景観は、まさに清涼そのものです。初心者向けの散策コースから本格的なトレッキングコースまで多様な選択肢があり、それぞれの体力や経験に合わせて、夏ならではの自然体験を満喫できます。住所は下呂市小坂町で、飛騨小坂駅から車で約15分です。
御嶽山国定公園の誕生は、単なる地理的指定以上の意味を持っています。それは、私たちが自然とどう向き合い、どう共生していくべきかを改めて問いかける機会を与えてくれます。この雄大な自然が持つ力強さ、そして人々の信仰の歴史が織りなす深い文化は、訪れる全ての人々に心の平穏と感動をもたらすでしょう。夏の暑さを忘れさせてくれる清涼なスポットと共に、御嶽山の多面的な魅力を体験することは、私たち自身の内なる自然と対話する貴重な時間となるに違いありません。この地が、未来へ続く自然保護の象徴となり、多くの人々に愛され続けることを願ってやみません。