新型ジムニーノマド「2型」発表:進化する本格オフローダーの魅力




スズキが誇る「コンパクト本格四駆車」の象徴、ジムニーノマド。2025年の初代モデル発売から瞬く間にその名を轟かせ、2026年7月には待望の「2型」が市場に投入されました。この新モデルは、先進の安全技術とシリーズ初の5ドア仕様を引っ提げ、多くの自動車愛好家から熱い視線を集めています。本稿では、試乗会で得られた知見を基に、その進化の軌跡と、オンロードからオフロードまで卓越した走行性能について深く掘り下げていきます。
新型ジムニーノマド「2型」の詳細に迫る
スズキ ジムニーノマド「2型」は、2026年7月に満を持して発表されました。このモデルの最大の特長は、先進の安全運転支援システム「デュアルセンサーブレーキサポートII」と、長距離移動を快適にする「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール」(4AT車に搭載)の採用です。さらに、シリーズ初となる5ドアモデルへの進化は、後席の居住空間を大幅に改善し、より多様なニーズに応える設計となっています。延長されたホイールベースにより、ゆったりとした室内空間が実現し、ファミリー層からの期待も高まっています。
その核となるのは、56年前の初代モデルから受け継がれる堅牢なラダーフレーム構造です。今回のモデルチェンジでは、車体の重量増に対応するため、フレームの剛性がさらに強化されました。FRレイアウト、副変速機付きパートタイム4WD、そして3リンク式リジッドアクスルサスペンションといった、ジムニーのアイデンティティとも言えるメカニズムは健在で、オフロードでの高い走破性と、オンロードでの安定した操縦性を両立させています。この伝統と革新が融合した「2型」は、まさに「コンパクトな本格四駆車」としての地位を不動のものとするでしょう。
発売当初からジムニーノマドの市場への影響は絶大でした。2025年1月の発売開始からわずか4日で受注が一時停止されるほどの人気で、当初月間目標の1200台をはるかに超える約5万台の注文が殺到しました。この異例の人気は、スズキの予測を上回るユーザーの強い支持を示しています。生産体制の見直しを経て、受注再開は1年後の2026年1月。納車は「抽選順」という異例の方式が採用され、最長2年の待ち時間が発生するほど、その人気は今も衰えることを知りません。
今回の試乗会では、筆者は「2型」の発売直後という貴重なタイミングで、その「オン・オフ」双方での走行性能を体験する機会に恵まれました。多くのレビューで「かなりの進化ぶり」と評されるこのフラッグシップモデルが、どのような走りを見せるのか、その乗り味と走破性への期待は高まるばかりでした。