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新造船「はまなす」、9月1日に就航 新日本海フェリーの最新鋭カーフェリー

新日本海フェリーの最新鋭カーフェリー「はまなす」が、来る9月1日より運航を開始します。この船は、既存の「あかしあ」の後継として、小樽と舞鶴を結ぶ航路に就航します。環境に配慮した革新的な設計と、乗客に快適な船旅を提供する豪華な船内設備が注目されています。

新日本海フェリー、小樽~舞鶴航路に新鋭「はまなす」を投入

新日本海フェリー株式会社は、三菱重工業下関造船所江浦工場で建造された最新鋭の大型カーフェリー「はまなす」を、来る9月1日に小樽発~舞鶴行の航路に投入すると発表しました。

「はまなす」は、全長199.0m、総トン数約1万4300トンを誇り、主機には8540kWのエンジンを4基搭載し、最高速力は28.3ノットに達します。旅客定員は286名で、車両積載能力はトラック約50台と乗用車約30台となっています。この新造船は、既存の「あかしあ」の代替船としての役割を担います。

この船の特筆すべき点は、最新の省エネ技術が導入されていることです。すでに運航されている「けやき」と同様に、ダックテール付きのバトックフロー船尾船型や垂直船首などの最先端の船型を採用。さらに、船体の横揺れを抑制するアンチローリングタンクとフィンスタビライザを組み合わせた減揺システムにより推進抵抗を低減し、従来船と比較して5%の省エネ化を実現しています。

船内空間は、「北海道の雄大な自然」をコンセプトに設計されており、訪れる人々を魅了します。3層吹き抜けの壮大なエントランス、2層吹き抜けのフォワードサロン、そして開放感あふれる透明なエレベーターなど、広々としたデザインが特徴です。最上階には、旅の疲れを癒す露天風呂とサウナが完備されており、さらに多様なコンテンツを楽しめるスクリーンルーム「神威」も設けられ、乗客に忘れられない船旅を提供します。

この「はまなす」の就航は、新日本海フェリーが提供するサービスの質の向上と、環境負荷低減への取り組みを示すものです。未来の船旅は、快適さと持続可能性を両立する方向へと進化を続けています。

下関市、宿泊促進キャンペーンを9月1日より開始

山口県下関市は、地域の観光振興を目指し、「しものせき宿泊応援キャンペーン」を9月1日より開始します。このキャンペーンは、市内の対象宿泊施設での滞在をより魅力的なものとすることを目的としており、宿泊客に経済的な恩恵を提供します。旅行者は、宿泊料金の割引と地域での消費を促すクーポンを通じて、下関の豊かな自然や文化、食の魅力を存分に楽しむことができます。

本キャンペーンでは、9月1日から12月25日までの宿泊期間中、対象となるホテルや温泉旅館などの宿泊予約に対し、1人あたり2000円の割引が適用されます。さらに、市内の飲食店や土産物店で利用可能な1000円分の「おトクーポン」が付与されるため、宿泊と合わせて地域経済の活性化にも貢献できる仕組みです。予約は、宿泊施設への直接予約のほか、agoda、じゃらん、楽天トラベルといった主要なオンライン旅行代理店(OTA)を通じても可能です。

この旅行支援策を利用するにはいくつかの条件があります。まず、宿泊期間が9月1日から12月25日までであること。次に、チェックイン日が土曜日や祝前日ではないこと。そして、割引適用前の宿泊料金が1人あたり6000円以上であることが求められます。なお、各宿泊施設やOTAサイトによって提供される割引の数には限りがあり、予算の上限に達し次第、キャンペーンは終了となりますので、早期の予約が推奨されます。

今回のキャンペーンは、コロナ禍で打撃を受けた観光業界の回復を後押しするものであり、下関市が旅行客を温かく迎え入れる姿勢を示すものです。歴史的な観光地や新鮮な海の幸など、下関が誇る多岐にわたる魅力を再発見する絶好の機会となるでしょう。

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星のや京都:船頭が手掛ける「薫香bar」で嵐山の夜を五感で味わう

星野リゾートが提供する数々の個性的な宿泊施設ブランドの中でも、「星のや京都」は、その土地固有の文化や歴史を尊重し、訪れる人々を非日常の世界へと誘います。各施設で提供される特別な体験や食、そして心満たされる滞在の裏側には、スタッフたちの深い創意工夫と情熱が息づいています。今回は、嵐山の渓谷にひっそりと佇む「星のや京都」で、船頭が手掛けた一風変わったバーの物語をご紹介します。

この物語の中心人物は、「星のや京都」で船頭を務める表瑠海さんです。彼は2022年に入社し、現在4年目を迎えるベテラン。日中は大堰川で宿泊客を乗せ、嵐峡の壮大な景色を案内する傍ら、個人的にはバー巡りを趣味とし、お酒の世界に静かな憧れを抱いていました。そんな彼の「いつか自分たちの手でバーを創り上げたい」という秘めたる思いが、施設での「夜の体験」見直しを機に実現へと向かいます。コロナ禍で休止していたバーの再設計が決定し、表さんは迷うことなくこの挑戦に手を挙げました。彼の情熱は自宅でのカクテル研究へと繋がり、限られた時間の中で理想の一杯を追求する日々が始まったのです。

表さんが手掛けるバー「薫香bar」は、2025年にオープンしました。場所は、約130年前に建てられた歴史ある蔵です。白壁と太い梁が特徴的なこの空間は、日中は宿泊客が歓迎のドリンクを楽しむ場所ですが、夜になるとキャンドルの灯りに包まれた静謐なバーへと変貌します。ここでは、厳選されたジャパニーズウイスキーと、白檀や沈香といった古来の香原料を組み合わせるという、他に類を見ない体験が提供されます。お客様が香りとお酒の調和を直感的に楽しみ、自分だけの「好き」を発見できるような空間を目指しており、専門的な知識は必要ありません。ソムリエの資格を持つ二宮知嵩氏の協力も得て、「難しくしない」という哲学のもと、誰もが気軽に楽しめるバーが誕生しました。

ウイスキーに馴染みのないお客様にもこの特別な体験を届けたいという表さんの思いから、彼はオリジナルカクテルの開発にも尽力しました。試行錯誤の末に生まれた一杯は、「夕紅(ゆうべに)」と名付けられました。この名前には、彼が船頭として日々川の上から見つめる、夕暮れ時に嵐山の空が赤く染まる美しい情景が込められています。口数の少ない表さんの内なる詩情が、グラスの中で見事に表現された瞬間です。

今日も表さんは、昼間は嵐峡の川面を渡り、夜は「薫香bar」のカウンターに立ち、静かに宿泊客を迎えます。130年の時を経てきた蔵の中で、揺れるキャンドルの光が、ウイスキーと香木の織りなす繊細な香りを一層引き立てます。舟でしか到達できない奥嵐山の夜に、「夕紅」というカクテルが誰かの夜を彩るとき、「薫香bar」はその瞬間の最高の場所となるのです。

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