旬のさやいんげんとオレンジワイン、新たな味覚の調和





野菜の新たな表情を引き出す、至福のペアリング
さやいんげんの魅力再発見:フランスの食卓から学ぶ
初夏を告げるかのように、店頭には色鮮やかな豆類が並び始めます。そら豆、絹さや、そして今回の主役であるさやいんげん。日本においては、ごま和えや料理の彩りとして親しまれることが多いさやいんげんですが、フランスでは日々の食卓に欠かせない存在です。平野氏は、フランスでの経験から、さやいんげんをたっぷりと茹でてサラダにしたり、炒め物や煮込み料理に用いたりする習慣を紹介します。日本で一般的とされる歯ごたえを残す茹で方とは異なり、加熱方法を変えることで引き出されるさやいんげんの甘みに着目し、複雑な風味を持つオレンジワインとの組み合わせを提案。この斬新なアプローチが、さやいんげんに対する認識を一変させるかもしれません。
絶品!さやいんげんのフリットからすみがけ
揚げたてのさやいんげんは、想像を超える美味しさです。まるでスナックのように手が止まらなくなる一品に、からすみを加えることで、さらに上品な味わいのおつまみが完成します。シンプルなフリットに塩を振るだけでも十分に美味ですが、だし醤油に漬けたり、スパイス塩を添えたりと、アレンジの幅も広がります。
材料(2人分):さやいんげん200g、からすみパウダー適量、塩、揚げ油
作り方:
1. さやいんげんのヘタを取り除きます。
2. 鍋に揚げ油を180℃に熱し、さやいんげんを1分半から2分間揚げます。さやいんげんが完全に浸る程度の油で十分です。揚げ終わったらバットに取り出し、油を切ってから器に盛り付けます。
3. 最後に塩を少々振りかけ、からすみパウダーを散らして完成です。
オレンジワインとの出会い:シャトー・レスティニャック アン・ブラン 2019
今回、さやいんげんの新たな魅力を引き出すために選ばれたのは、「シャトー・レスティニャック アン・ブラン 2019」です。このワインは、フランス南西部の多様な土着品種(ソーヴィニヨン各種、セミヨン、シュナン・ブラン、プチ・マンサン、クルビュ、メルロ・ブラン、ミュスカデル、リスタンなど)をブレンドし、半量を樽、残りの半量をアンフォラで熟成、発酵させています。平野氏によると、緑の野菜には爽やかな白ワインが定番ですが、それでは少し物足りなさを感じることもあるでしょう。野菜の調理法を工夫し、その隠れた魅力を引き出したならば、複雑で生命力あふれるワインを合わせることで、互いの個性がさらに際立ち、食体験がより一層豊かなものになると語ります。