老舗の味を受け継ぐ「別府 チョロ松 銀座店」が新橋にオープン






2026年6月、JR新橋駅汐留口から徒歩約3分、地下鉄新橋駅1番出口から徒歩約1分の好立地に、「別府 チョロ松 銀座店」が誕生しました。この新店舗は、大分県別府市で1955年に創業した老舗「チョロ松」の伝統的な味わいを東京に届けるべく、株式会社WADAダイニングの和田有人氏が事業を承継し開店しました。2代目女将の高齢化に伴う後継者問題に直面していた本店ですが、和田氏は幼少期から慣れ親しんだ味を守り、さらに発展させたいという強い使命感を抱き、この歴史ある店の経営を引き継ぎました。銀座店の料理人は、別府本店で研鑽を積んだ実力派揃いで、伝統の味と郷土料理、そして地元の新鮮な食材を提供することに日々尽力しています。
同店の看板メニューは、関西の肉吸いに着想を得て考案されたという「かも吸い(そば入り)」(2,400円)です。鴨の骨、皮、肉から丁寧に出汁を取り、豆腐、こんにゃく、ごぼうを加えて煮込み、最後にそば(チャンポン麺)とネギ、柚子の皮を添えた滋味深い一品です。まずそばなしの「かも吸い」(2,200円)を酒肴として楽しみ、締めとしてそば入りを注文する常連客もいるほど。スープが残った際には、オプションで追加できる「雑炊」(700円)も絶品です。大分の郷土料理といえば「とり天」が有名ですが、この店では独自の「豚天」(800円)が名物。サイコロ状にカットした豚バラ肉にニンニクを効かせた下味をつけ、団子状にして揚げた逸品です。その他、自家製ポン酢で味わう「とりもつ」(800円)や、骨付きでじっくりと揚げた「若鶏のから揚げ」(1,400円)も人気を集めています。
この新店舗は、単なる地方の味の移転に留まらず、伝統の継承と革新的な挑戦が見事に融合した飲食店の成功事例と言えるでしょう。長年にわたって愛されてきた味を大切にしつつ、新しい土地で新たな客層に受け入れられる工夫を凝らすことで、地域文化の活性化にも貢献しています。食を通じて人々の心を豊かにし、次世代へと繋がる食文化の発展を願う、そのような前向きな姿勢がこの店には息づいています。