自宅で楽しむサンドイッチ:坂田阿希子シェフのシンプルレシピ

「具材をシンプルにすることで、サンドイッチの真髄が引き立つ」
料理家・坂田阿希子氏が語るサンドイッチの魅力
料理家の坂田阿希子氏は、本格的な西洋料理から日常の家庭料理まで、心に残る力強い一皿を創り出すことで知られています。雑誌やテレビでの活躍も多く、特に『サンドイッチ教本』(東京書籍)などの著書を通じて、サンドイッチの奥深さを伝えています。彼女は、「サンドイッチは、具材をシンプルにするほど、その美味しさが際立つ」と語ります。今回ご紹介する2種類のサンドイッチは、どちらも野菜を一種類のみ使用していますが、驚くほどたっぷり挟むのが坂田流。野菜が主役でありながらも、食べ応えは満点です。
大人向けポテトサンド:サワークリームとキャラウェイのハーモニー
一つ目のレシピは「ポテトサンド」です。サワークリームのまろやかな酸味と、キャラウェイシードの爽やかな香りが、じゃがいもの繊細な風味を引き立て、洗練された大人の味わいを生み出します。材料は、食パン(12枚切り、5mm厚さ)4枚、じゃがいも(メークイン)2〜3個、オリーブオイル大さじ2〜3、キャラウェイシード小さじ2、おろしにんにく少々、塩ひとつまみ、サワークリーム適量、きゅうりのピクルス適量です。まず、じゃがいもは皮をむいて2〜3mmの輪切りにし、水にさらした後水気を拭き取ります。フライパンにオリーブオイルを熱し、じゃがいもを崩さないように炒め、焼き色がついたらキャラウェイシード、にんにく、塩を加えて混ぜ合わせます。粗熱を取った後、食パンの片面にサワークリームをたっぷりと塗り、じゃがいもを少しずつずらしながら並べて挟みます。ラップで包み10〜15分なじませたら、耳を切り落とし、食べやすい大きさにカットしてピクルスを添えて完成です。
春を感じるクレソンサンド:にんにくバターとフレッシュなクレソンサラダ
二つ目のレシピは「クレソンサンドイッチ」です。香ばしいにんにくバターを塗ったパンと、酸味を効かせたクレソンサラダが絶妙に調和し、まるで春の訪れを感じさせるような一皿です。材料は、食パン(8枚切り、1.5cm厚さ、山型)4枚、クレソン2束、ローストくるみ20gです。にんにくバターの材料は、薄切りにんにく1片とバター50g。クレソンサラダには、オリーブオイル大さじ1と1/2、塩・粗挽き黒胡椒各適量、赤ワインビネガー小さじ1と1/2を使用します。まず、くるみは150℃のオーブンで約10分焼き、粗熱を取って粗く刻みます。クレソンは冷水に10分ほど浸し、シャキッとさせます。次に、にんにくバターを作ります。フライパンにバターとにんにくを入れ、弱めの中火で炒め、にんにくがきつね色になったら取り出します。食パンの片面ににんにくバターを塗り、オーブントースターで表面がカリッとするまで焼きます。水気を切ったクレソンは茎と葉に分け、茎は小口切りにしてボウルに入れます。そこに★印の調味料とくるみを加えて軽く和え、焼き上がった食パンに半量を乗せて挟みます。軽く押さえてから食べやすい大きさに切り分け、残りの材料でも同様に作ります。このレシピは『サライ』本誌2026年3月号より転載されました。