西麻布「長谷川稔 Lab.」:美食と次の約束を紡ぐ場所




美食のサプライズが次の約束を呼び込む西麻布の隠れ家
西麻布「長谷川稔 Lab.」:次のデートへ繋がる美食体験の秘密
西麻布に佇む「長谷川稔 Lab.」は、訪れる人々が極上の料理を味わううちに、次回のデートの機会まで見つけられるという、なんとも心憎い計らいが施された一軒です。この店の魅力的な仕掛けを解き明かすため、私たちは西麻布へと足を運びました。
二つの顔を持つレストラン:一つの空間でフレンチとイタリアンが共演
夜の遊びを知り尽くした人々にはよく知られた場所ですが、西麻布の「バルビゾン」は、新たな出会いを予感させる店舗が集まることで有名です。今回ご紹介する「長谷川稔 Lab.」もまた、西麻布交差点近くの「バルビゾン92」の3階に、控えめな看板を掲げています。店内に足を踏み入れると、U字型に配置された12席のカウンターが目に飛び込んできます。一見すると一つのレストランに見えますが、実はその左側の6席はフレンチレストラン「amphis」、そして右側の6席はイタリアンレストラン「無垢」として営業しているのです。カウンターだけでなく、目の前のキッチンも中央で二分され、一つの空間で二つの異なる料理の世界が展開されています。
フレンチ「amphis」の精鋭シェフたち
今回、私たちは「amphis」側の席に着きました。目の前では、フレンチの料理が次々と完璧に仕上げられていきます。一方、ふと右側に目をやれば、「無垢」のゲストには全く異なるイタリアンの品々が運ばれていく光景が広がります。向こうの料理も気になりつつも、まずは目の前のフレンチに全神経を集中させます。「amphis」の厨房を預かるのは、フランス料理歴20年以上の経験を持つ高橋一男シェフ。彼は神泉の人気ビストロ「urura」でシェフを務めていました。そしてもう一人は、洋食店での経験を経て、「キュイジーヌ[s]ミッシェル・トロワグロ」のような名店で12年間フランス料理を研鑽した中島慎弥シェフです。「amphis」という店名は、古代ギリシャ語で「両方」を意味し、異なるキャリアを持つ二人のシェフが力を合わせることを象徴しています。