あうとどあぼうけん

那須岳の紅葉と秘湯を巡る秋の旅:絶景と温泉の至福体験

2025年10月、筆者は山仲間とともに栃木県の那須岳を訪れ、燃えるような紅葉と、徒歩でしかたどり着けない隠れた名湯「三斗小屋温泉 大黒屋旅館」を巡る、心安らぐ1泊2日の旅を満喫しました。那須岳の鮮やかな色彩と秘境の温泉が織りなす秋の情景は、訪れる人々を魅了します。この旅では、息をのむような紅葉の絶景を巡り、歴史ある温泉宿での滞在を通じて、日常の喧騒を忘れさせる至福のひとときを過ごしました。自然の息吹を感じながら、心身ともにリフレッシュできる那須岳の秋の魅力をご紹介します。

この旅の初日は、那須岳を代表する紅葉の名所、姥ヶ平を訪れました。ここでは、赤や黄色に染まった木々がまるで広大な海のよう。特に「ひょうたん池」に映る茶臼岳と紅葉の共演は、息をのむほどの美しさで、まるで一枚の絵画のようでした。友人とともに「なんてきれいなんだろう!」と感嘆の声を上げながら、何度もシャッターを切りました。その後、峰の茶屋跡避難小屋から隠居倉を経由し、目的地の三斗小屋温泉「大黒屋旅館」へと向かいました。荒々しい噴煙を上げる山肌の稜線歩きから一転、鮮やかに色づいた森の中を下っていく道のりも、また格別の趣がありました。

那須岳の紅葉と秘湯の魅力

那須岳での1泊2日の旅は、秋の色彩豊かな自然と、心温まる秘湯の体験に満ちたものでした。特に印象的だったのは、那須岳屈指の紅葉スポット「姥ヶ平」で目にした、赤や黄色に染まった木々の壮大な景色です。「ひょうたん池」に映る逆さ茶臼岳と紅葉のコントラストは、まるで芸術作品のような美しさで、訪れる人々の心を奪います。山仲間と共に、その絶景を前に何度も「美しい」と感動の声を上げ、記憶に留めるかのようにシャッターを押し続けました。この感動的な風景は、那須岳が誇る自然の豊かさを象徴しています。

旅のもう一つのハイライトは、徒歩でしかたどり着けない秘湯「三斗小屋温泉 大黒屋旅館」での滞在でした。峰の茶屋跡避難小屋から隠居倉を経て、色づいた森の中を下り、旅館に到着すると、ランプの光が灯る木造の館内が、まるで時代を遡ったかのような情緒を醸し出していました。旅館自慢の檜風呂と岩風呂は、1時間ごとに男女が入れ替わるユニークなシステムで、友人との間で「次は檜風呂だね!」と時間を気にしながら、慌ただしくも至福の湯浴みを楽しみました。夕食には、つやつやの白米を心ゆくまで堪能し、おひつを空にするほどの満足感でした。さらに、電波の届かない山奥にもかかわらず、最新の「山小屋Wi-Fi(Starlink回線)」が導入されており、デジタルデトックスの環境下で、必要な時に外界との繋がりを保てる安心感がありました。

茶臼岳山頂への感動的な道のり

二日目の朝は、前夜に続き朝風呂から始まり、温泉で温まった体で朝食の白米をしっかりといただき、沼原分岐へと向かいました。この大黒屋から沼原分岐、そして那須岳避難小屋へと続く道は、山と高原地図にも「紅葉が美しい」と記されている通り、息をのむほどの壮麗な紅葉の回廊でした。朝日を浴びて透き通るような赤や黄色の葉は、一日目の景色にも勝るとも劣らない美しさで、私たちはその光景に魅了され、何度も立ち止まってはカメラを向けました。気づけば、通常のコースタイムの倍近い時間をかけて歩いており、それほどまでにこの紅葉の道が私たちを惹きつけていたのです。

沼原分岐を過ぎると、徐々に高度を上げ、いよいよ茶臼岳の山頂を目指します。前日見上げていた山頂に自らの足で立つことができた時の達成感はひとしおで、360度に広がる大パノラマは、これまでの疲れを忘れさせるほどの絶景でした。壮大な自然の中で感じる清々しい空気と、遠くまで見渡せる雄大な景色に、私たちは深く感動しました。下山はロープウェイを利用し、眼下に広がる紅葉の絨毯を眺めながら、この素晴らしい旅の締めくくりを迎えました。那須岳の秋は、優美な紅葉の森と、荒々しい火山の風景が織りなすコントラストが特徴的で、訪れる人々に忘れがたい印象を残します。紅葉と温泉を一度に楽しめるこのトレッキングは、秋の山旅に最適な選択と言えるでしょう。

ファイントラック、登山ウェア無料修理サービスを拡充:ドライレイヤー・ベースレイヤーも自宅で対応可能に

ファイントラック社は、衣類の破損に対するアフターサービスをさらに充実させ、これまでの補修対象に加えて、ドライレイヤーとベースレイヤーが新たに自宅での無償補修キットの利用範囲に含まれることになりました。これにより、登山やアウトドア活動で生じがちな小さな損傷も、専門の工具を使わずに家庭で手軽に修理できるようになり、製品の長寿命化と環境保護への貢献が期待されます。この拡充は、同社が提唱する「5レイヤリング」システムの重要な構成要素である肌着と基礎層のウェアを、より長く快適に使い続けることを可能にします。

ファイントラック製品の耐久性と修理サービスの新展開

ファイントラックは、アウトドア愛好家が山での活動中に遭遇する可能性のある衣類の小さな損傷に対応するため、無償補修キットの提供範囲を拡大しました。このサービス拡充により、吸汗速乾性に優れたドライレイヤー(L1)と、体温調節を担うベースレイヤー(L2)も自宅で簡単に修復できるようになりました。具体的には、5cm未満の小さな穴や破れを対象に、専用フォームから申し込むと補修に必要な材料が無償で送付され、家庭用アイロンを使って自分で修理できる手軽さが特徴です。この取り組みは、製品の寿命を延ばし、廃棄物を削減することで、環境負荷の低減に寄与するというファイントラックの企業哲学を反映しています。

この無償補修キットは、過去から提供されてきた撥水加工の再加工サービスなどと並び、ファイントラックが製品の長期使用を奨励するアフターサポート体制の一部です。今回の対象拡大によって、肌に直接触れる層のウェアも修理可能となり、ユーザーはより安心して製品を使い続けられます。修理キットには、専門の修理サービスで実際に使用されているものと同等の接着シートや補修生地が含まれており、プロ仕様の仕上がりを自宅で再現できるのが魅力です。これにより、ユーザーは愛着のあるギアを長く使い続けることができ、新しい製品を頻繁に購入する必要がなくなるため、経済的かつ環境に優しい選択となります。

ファイントラック「5レイヤリング」の哲学と快適なアウトドア体験

ファイントラックが提唱する「5レイヤリング」システムは、アウトドアでの身体活動中に起こる外部からの雨雪と、内部からの発汗による濡れの両方に対応し、肌を常に快適な状態に保つことを目的としています。このシステムは、それぞれ異なる機能を持つ5つの層を状況に応じて重ね着することで、体温調節と湿度管理を最適化します。L1のドライレイヤーは肌から汗を素早く遠ざけ、L2のベースレイヤーは保温と吸湿拡散を担当し、その上にミッドレイヤー(L3)、アウターレイヤー(L4)、そしてシェルレイヤー(L5)が加わります。このように設計されたレイヤリングは、過酷な自然環境下でもユーザーが最高のパフォーマンスを発揮できるよう支援します。

今回の無償補修キットの対象拡大は、この「5レイヤリング」哲学と深く結びついています。ドライレイヤーとベースレイヤーは、肌に最も近い位置で機能するため、最も消耗しやすい部分でもあります。これらの層が適切に機能し続けることは、システム全体の効果を維持するために不可欠です。自宅で簡単に補修できるようになったことで、ユーザーは機能が低下したウェアを諦めることなく、常に最適な状態を保てるようになりました。これにより、ファイントラックは単に製品を提供するだけでなく、その製品がユーザーのアウトドアライフを支え、環境に配慮した持続可能な利用を促進するという、より広範な価値を提供しています。このサービスは、ユーザーがファイントラック製品に長く信頼を寄せる理由の一つとなるでしょう。

もっと見る

プロサーファーとキッズを繋ぐ「Yellow Peanuts」:世代を超えた絆を育む茅ヶ崎のイベント

茅ヶ崎市で毎年恒例の「Yellow Peanuts」は、プロのサーファーと地域の子どもたちが共に波に乗り、砂浜で遊ぶことを通じて一日を過ごすユニークな催しです。このイベントは、単に競技の優劣を競うのではなく、サーフィンの根源的な喜びと、年齢の壁を越えた人々の絆を育むことを主眼に置いています。茅ヶ崎で育ったプロサーファーの松野陽斗氏と久米大志氏が、「自分たちが享受した海の楽しさを、現代の子どもたちにも体験してほしい」という願いからこの企画を立ち上げました。

イベントが初回を終えた後、海辺ではこれまで接点のなかったプロサーファーと子どもたちの間で、自然な挨拶が交わされるようになりました。これは些細な変化に見えますが、世代間の隔たりを縮める上で非常に大きな一歩でした。まさに、松野氏と久米氏がこのイベントを通じて実現したかった光景そのものです。そして、2026年10月3日、「Yellow Peanuts」は7回目の開催を迎えます。規模の拡大よりも継続性を重視してきた両氏に、イベント立ち上げの経緯、7回の開催を通じて見えてきた変化、そして茅ヶ崎の海への深い想い、さらには次世代へ託したいメッセージについて話を伺いました。

イベントの着想について尋ねると、久米氏は18歳から21歳まで滞在したアメリカでの経験を挙げました。そこで見た子どもたちを取り巻くコミュニティの形成方法に感銘を受け、帰国後、自身の幼少期を振り返りました。当時は試合結果に関わらず、イベントに参加すること自体が楽しいと感じるサーフィンイベントが多く存在し、その経験が今もサーフィンを続ける原動力となり、プロサーファーとしての道を開いたと語ります。しかし、現代では子ども向けのイベントや、世代を超えた交流の機会が減少していると感じていました。自身の得た楽しさを今の子どもたちにも伝えたいと考えていた時、松野氏も同様の思いを抱いていることを知り、共にイベントを立ち上げることを決意したといいます。

松野氏は、東京2020オリンピックでサーフィンが正式種目となり、茅ヶ崎でもキッズサーファーが増加していた時期だったと付け加えました。その一方で、海にいる若者たちのことをプロ側があまり知らないという状況にも気づいていました。松野氏が子どもの頃は、海に行けば先輩たちが積極的に話しかけてくれ、一緒にサーフィンをしたり、様々な場所に連れて行ってもらったりする機会がありました。しかし、現代ではサーフショップの減少もあり、かつてのような自然なつながりが生まれにくくなっていると感じていたそうです。松野氏自身、オーストラリアで世代を超えたサーファーが集うボードライダーズの活動を見て、同様のイベントを日本でも実現したいと考えていました。久米氏の実家でその話を偶然した際、二人の考えが一致し、そこから具体的な計画が動き出しました。

このイベントは、勝敗を超えたサーフィンの楽しさ、世代間の交流、そして茅ヶ崎の豊かな海の文化を次世代に継承することを目指しています。初回開催以降、プロサーファーと子どもたちの間に自然な挨拶が交わされるようになったというエピソードは、このイベントが地域社会にもたらした温かい変化を示しています。規模の拡大よりも継続を重んじる彼らの姿勢は、真に意味のあるコミュニティ形成への深い献身を表しています。

もっと見る