高松自動車道に観音寺スマートICが7月4日開通、地域経済と防災に貢献

NEXCO西日本と香川県観音寺市は、高松自動車道(E11)に新たに「観音寺スマートインターチェンジ」を設置し、7月4日の午後3時に開通することを公表しました。この新しいインターチェンジは、さぬき豊中ICと大野原ICの間に位置し、地域社会に多岐にわたる恩恵をもたらすと見込まれています。
観音寺スマートICは、高松自動車道のさぬき豊中ICから3.5km、大野原ICから5.6kmの地点に設けられます。利用対象はETC車載器を搭載した全車種で、24時間体制で運用されます。出入り口は上下線ともに利用可能なフルインター形式が採用されており、一旦停止型のゲートシステムが導入されています。万が一、ETC非搭載車両が誤って進入した場合でも、後退せずに安全に戻れる構造が特徴です。主要区間の普通車ETC料金は、さぬき豊中ICまで260円、大野原ICまで320円、高松中央ICまで1490円などと設定されています。
このスマートICの開通により、観音寺市中心部へのアクセスが格段に向上し、市街地へ10分圏内で到達できるようになります。これにより、山田産業団地からの物流経路が約4km短縮され、オリーブ牛や農産物の輸送効率化、物流コストの削減、地域ブランド力の強化が期待されます。また、主要観光地へのルートも分かりやすくなるため、年間約5万人の交流人口増加が見込まれ、観光振興にも寄与すると考えられています。
交通インフラの改善は、市民生活の安全確保にも貢献します。高速道路への交通転換により、国道11号の交通量が約3〜8%減少すると推計されており、これにより通学路などの交通安全が向上します。さらに、三豊総合病院のような第三次救急医療機関や管外への搬送時間の短縮が実現し、財田川の浸水時には代替路としての機能も果たすため、迅速な災害・医療支援体制の強化にも繋がります。
観音寺スマートICの導入は、地域経済の活性化、観光誘致、そして住民の安全と安心を支えるための重要な基盤となります。この新しい交通拠点が、観音寺市のさらなる発展に貢献することが期待されます。