2026年「TRYラーメン大賞」で『中華そば しば田』と『創作麺工房 鳴龍』が栄冠

ラーメン業界で最も権威ある「TRYラーメン大賞」において、2026年から2027年の最高栄誉「TRY大賞」が、東京・狛江の『中華そば しば田』と東京・大塚の『創作麺工房 鳴龍』の二店舗に共同で授与されました。両店は長年にわたりその技を磨き、ついにこの栄光を分かち合うこととなりました。特に『中華そば しば田』は、新店賞受賞から12年を経ての頂点であり、歴史上二店舗目の快挙です。一方、ミシュランガイドで星を獲得し、その後もたゆまぬ進化を遂げてきた『創作麺工房 鳴龍』も、14年間にわたるTRYへの貢献の末、ついに最高賞の座に輝きました。両店の店主たちは、10月19日に行われた授賞式で、それぞれの喜びとラーメンへの情熱を語りました。
ラーメン業界最高峰の祭典「TRYラーメン大賞」
2000年6月に「東京で最も美味しいラーメンを選び出そう」という志のもと創設された「TRYラーメン大賞」。その名称は「Tokyo Ramen of the Year」の頭文字に由来し、2026年には第27回目を迎える歴史あるアワードです。現在では、ラーメン業界で最も権威のある賞として広く認知されています。審査対象となるのは、東京、神奈川、千葉、埼玉の一都三県に位置するラーメン店。専門知識を持つ審査員たちが一年を通じて各店舗を訪れ、「新店部門」と「名店部門」に分けて厳正な評価を行います。各部門では、醤油や塩などのカテゴリーごとに一杯のラーメンの味に焦点を当て、審査員による合計点で順位を決定します。さらに、ジャンル別のランキングに加え、顧客対応や業界への貢献度なども総合的に評価し、新店を対象とする「TRY新店大賞」と既存店を対象とする「TRY大賞」が選出されます。これらの最高賞に輝いた店舗には、特製の「丼トロフィー」が贈られます。
「TRYラーメン大賞」は、単なる人気投票ではなく、厳格な審査基準に基づき、ラーメンの味、サービス、そして業界全体への影響力といった多角的な視点から店舗を評価します。この公平性と専門性が、この賞の権威を確固たるものにしています。審査員は、長年にわたりラーメンを食べ歩き、その進化を見つめてきた真のプロフェッショナルたちであり、彼らの評価は業界内外から高い信頼を得ています。2026年から2027年版の「TRYラーメン大賞」では、熾烈な競争を勝ち抜き、『中華そば しば田』と『創作麺工房 鳴龍』という二つの傑出したラーメン店が同点での「TRY大賞」受賞という快挙を達成しました。この結果は、両店が提供するラーメンの質の高さと、絶え間ない努力が正当に評価された証と言えるでしょう。
『中華そば しば田』:新人大賞から最高賞への12年の軌跡
『中華そば しば田』は、2014年にTRY新人大賞(現在の新店大賞)および新店部門しょう油カテゴリーで初登場し、その名を轟かせました。それ以来、名店部門しょう油カテゴリーで常に上位を維持し、2021年にはTRY大賞2位に輝くなど、輝かしい受賞歴を重ねてきました。そして、TRY新人大賞受賞から12年の歳月を経て、ついに「TRY大賞」の栄冠を手にしました。これは、TRYの27年にわたる歴史の中で、新店大賞とTRY大賞の両方を受賞した二店舗目の快挙となります。店主の柴田貴史氏は、25歳でラーメンの世界に足を踏み入れ、『麺屋武蔵』や『音麺酒家楽々』で研鑽を積んだ後、2013年に調布市で独立開業。2024年には現在の狛江に移転しました。開店以来、その卓越した味作りが高く評価されてきましたが、移転後は店舗の空間デザインや接客サービスにもこだわりを見せ、多方面から注目を集めています。
『中華そば しば田』の看板メニューである「中華そば(太麺)」は、今回も名店部門・しょう油カテゴリーで堂々の1位を獲得しました。この一杯は、地鶏の旨みが凝縮されたスープに11種類の醤油をブレンドした特製タレを合わせることで生まれる、まさに完璧な味わいです。その深みと複雑な旨味は、多くのラーメン愛好家を魅了し続けています。また、2025年にはしょう油と塩の二冠を達成した「塩そば(細麺)」も、山海の幸が織りなすバランスの取れたスープが絶品として知られています。長年の経験と革新的な探求が融合した『しば田』のラーメンは、常に進化を止めず、訪れる人々に感動を与え続けています。このたびの「TRY大賞」受賞は、その弛まぬ努力と情熱が実を結んだ結果であり、ラーメン業界における同店の地位を確固たるものにしました。