2026年4月~6月期 日本国内旅行消費動向調査速報:堅調な回復を見せる観光市場

2026年4月から6月にかけての日本国内の旅行消費が顕著な回復を示しています。観光庁が公表した最新の「旅行・観光消費動向調査」速報によると、この期間の国内旅行消費額は前年同期を11.7%上回り、総額7兆5361億円に達しました。特に宿泊を伴う旅行の消費が大幅に増加し、日本の観光産業における力強い回復基調を裏付ける結果となりました。旅行者数も堅調に伸び、特に5月の伸びが目立ち、一人当たりの旅行単価も上昇しています。
観光庁の発表によれば、2026年4月〜6月期における日本人の国内旅行消費額は、前年同期比11.7%増の7兆5361億円に上りました。このうち、宿泊旅行の消費額は5兆9578億円で同13.6%増、日帰り旅行の消費額は1兆5784億円で同5.1%増と、いずれの形態も前年を上回る実績を記録しています。
同時期の日本人国内延べ旅行者数は、前年同期比3.3%増の1億4958万人となりました。内訳を見ると、宿泊旅行は7743万人で同6.4%増と大きく伸びた一方、日帰り旅行は7216万人で同0.1%増とほぼ横ばいの推移です。月別の動向では、4月が4296万人で前年同月比3.1%増、5月が5907万人で同5.4%増、6月が4755万人で同0.9%増となりましたが、特に5月の成長が際立っています。
旅行タイプ別の月間推移では、宿泊旅行の延べ人数は4月が2145万人で前年同月比6.6%増、5月が3155万人で同9.0%増、6月が2443万人で同3.1%増となり、すべての月で前年を上回っています。対照的に、日帰り旅行の延べ人数は4月が2151万人で同0.1%減、5月が2752万人で同1.6%増、6月が2312万人で前年同月比1.4%減と、小幅な変動が見られました。
一人当たりの旅行単価に関しても上昇傾向が見られます。日本人国内旅行の1人1回当たりの単価は、前年同期比8.2%増の5万381円を記録しました。詳細を見ると、宿泊旅行の単価は7万6947円で同6.8%増、日帰り旅行の単価は2万1875円で同5.0%増となっています。これらの単価には、交通費、宿泊費、飲食費、買い物代、娯楽サービス費など、旅行中に発生するあらゆる費用が含まれています。
今回の調査結果は、日本の国内観光市場が引き続き力強い成長を遂げていることを示しています。特に宿泊旅行の堅調な伸びと一人当たり消費額の増加は、観光産業全体の活性化に貢献しており、今後のさらなる発展が期待されます。