JAL、上級会員制度「JGCプレミア」を搭乗実績重視に刷新、マイル有効期限の変更も

日本航空(JAL)は先日、航空サービスの上級会員制度「FLY ONステイタス」の基準と提供されるサービス内容に大幅な見直しを発表しました。特に注目すべきは、「JGCプレミア」ステータスの取得条件変更で、これにより、従来のJALカードへの入会要件が撤廃され、純粋な搭乗実績のみで上級ステータスを目指せるようになります。この変更は、より多くの利用者に開かれた機会を提供すると同時に、既存の特典の一部見直しも伴います。
今回の改定は、2027年1月1日以降のフライトから適用が開始されます。これに伴い、「JGCプレミア」という名称は「JMBプレミア」へと変わります。新しい基準では、暦年で8万FLY ONポイント以上、または80回以上のフライトと2万5000FLY ONポイントの達成が求められます。これにより、日頃からJALを利用する顧客にとって、より明確な目標設定が可能となります。
改訂には、特典内容の調整も含まれています。例えば、「JMBプレミア」会員はマイル有効期限の対象外となりますが、新たに1万マイルのボーナス付与が設定されるなど、既存のメリットと新しい利点が共存する形となります。しかし、特定の上級ステータス(JGC Six Star/JGC Five Star/JGC Four Star)を保持する会員は、引き続きマイルが無期限で利用できる特例措置が講じられます。これらの変更は2028年度のFLY ONステイタス会員(2027年1月から12月までの搭乗実績に基づく)から適用されます。
一方で、ファーストクラスラウンジの利用、専用保安検査場、前方座席指定、優先搭乗、そしてワンワールド「エメラルド」ステイタス付与といった最上位のサービスについては、今回の見直しによる変更はありません。また、通常のJGC会員、JMBサファイア、JMBクリスタルといった既存のステータス保有者に対するサービス内容や達成基準も維持されるため、これらの層への影響は限定的です。
JALの上級会員制度における今回の改定は、顧客の搭乗実績をより重視する方向へとシフトし、新たな特典を導入しつつ、特定のサービスの継続性を保つことで、利用者体験の向上を図るものです。