JALふるさとアンバサダーが福岡の伝統工芸「上野焼」を世界へ:地域活性化への新たな挑戦

日本航空(JAL)は、全国各地に広がるネットワークを活かし、地域社会の活性化に積極的に取り組んでいます。この一環として2020年には、客室乗務員が地域に深く関わり、その魅力を内外に発信する「JALふるさとアンバサダー」および「JALふるさと応援隊」を発足させました。これらの活動は、乗務員たちが持つ専門知識や経験を地域固有の産品開発や課題解決に役立てることを目的としています。特に、福岡県出身のJALふるさとアンバサダー、久我とも子さんは、同県の国指定伝統的工芸品である「上野焼(あがのやき)」の広報活動に情熱を注いでおり、その歴史ある工芸品の新たな魅力を多くの人々に届けるべく奔走しています。
久我さんが力を入れている上野焼は、福岡県田川郡福智町で400年以上の歴史を紡ぐ伝統工芸品です。その最大の特長は、多種多様な釉薬が織りなす色彩の豊かさと、手に馴染む軽やかな使い心地にあります。久我さんはこの上野焼の魅力を肌で感じるため、自ら窯元を訪れ、陶芸体験に参加しました。特に「昇龍窯」では、酒井氏の指導のもとランプシェード作りにも挑戦。繊細な作業に没頭する中で、上野焼が持つ独特の魅力と、それがもたらす心の充足感を実感したと言います。この体験を通じて得た感動を原動力に、彼女は様々なイベントで上野焼のPR活動を展開し、その素晴らしさを世に広めています。
このような地道な活動が実を結び、JALと上野焼のコラボレーション商品「SORAnoWA 第3弾」の発売が決定しました。このシリーズは「奇跡の景色」をテーマに、手に取る人に幸せを届けたいという願いが込められており、飛行機や鶴をモチーフにしたJALならではのデザインが特徴です。さらに、上野焼の魅力を直接体験できる機会として、秋には二つの大規模イベントが開催されます。「上野焼 秋の窯開き」は2026年10月23日から25日にかけ、上野の里ふれあい交流会館 陶芸館にて行われ、参加窯元の作品が割引販売されるほか、スタンプラリーやキッチンカーの出店もあり、芸術と食欲の秋を同時に楽しめます。また、「スイーツ大茶会」は2026年11月14日から15日にかけて福智町金田ドームで開催され、九州最大級のスイーツイベントとして、スイーツと共に上野焼の魅力に触れることができる作陶体験や茶道体験ワークショップも設けられます。これらのイベントでは、「SORAnoWA 第3弾」も購入可能となります。
福岡県福智町は、上野の里ふれあい交流会館だけでなく、雄大な福智山の自然に囲まれ、散策や歴史ある窯元巡り、そして地元の美味しいスイーツやグルメを堪能できる魅力的な観光地です。澄み切った秋の空の下、訪れる人々は400年の時を超えて受け継がれる上野焼の美しさに触れ、豊かな自然の中で心安らぐ時間を過ごすことができます。これらの取り組みは、JALが地域と共に発展し、日本の多様な文化や伝統を次世代に繋いでいくという強い意志を反映しており、地域住民はもちろん、国内外からの観光客にとっても、福智町の新たな魅力を発見する絶好の機会となるでしょう。