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JRグループ、秋の鉄道旅行を促進する「秋の乗り放題パス」を発表

JRグループは、毎年恒例の「鉄道の日」にちなみ、今年の秋も特別な乗車券「秋の乗り放題パス」とその関連オプション券を発表しました。このパスは、旅行愛好家や鉄道ファンにとって、手頃な価格で日本の広範な鉄道ネットワークを楽しむ絶好の機会を提供します。特に、移りゆく秋の風景を車窓から眺める鉄道の旅は、多くの人々にとって忘れられない体験となるでしょう。

JRグループによる秋の鉄道旅行促進策の詳細

JRグループは、鉄道の魅力と利用促進を図るべく、10月14日の「鉄道の日」を記念し、毎年人気の企画乗車券を今年も販売することを決定しました。具体的には、「秋の乗り放題パス」と「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」がラインナップに加わります。

「秋の乗り放題パス」は、2024年9月18日から10月16日までの期間に購入可能で、利用期間は2024年10月3日から10月18日までとなります。大人料金は7,850円、子供料金は3,920円で、全国のJR線の普通列車および快速列車の普通車自由席、BRT(バス高速輸送システム)、そしてJR西日本宮島フェリーが連続する3日間、自由に乗り降りできます。ただし、新幹線、特急、急行列車、およびグリーン車指定席を利用する際は、別途料金券や乗車券が必要です。

さらに、北海道新幹線へのアクセスを容易にする「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」も同時に提供されます。こちらは、2024年9月18日から10月18日までの期間に販売され、利用期間は「秋の乗り放題パス」と同様の10月3日から10月18日までです。大人料金は4,650円、子供料金は2,320円で、北海道新幹線の新青森駅から木古内駅間、および道南いさりび鉄道線の木古内駅から五稜郭駅間を片道1回利用できます。このオプション券を利用する際は、「秋の乗り放題パス」の提示が必須となります。また、北海道新幹線内で座席指定を受ける場合や、道南いさりび鉄道線の木古内駅以外の駅で途中下車する際には、当該区間の運賃・料金が別途発生します。

旅の魅力を再発見する秋の鉄道パス

この秋の乗り放題パスの提供は、単なる移動手段に留まらず、旅そのものの価値を再認識させてくれます。現代社会において、高速移動が主流となる中で、普通列車に揺られながら、ゆっくりと移り変わる日本の風景を味わう時間は、貴重な体験となるでしょう。特に、車窓から眺める紅葉や実りの秋の田園風景は、心に安らぎと感動を与えてくれます。また、BRTやフェリーの利用も可能であることから、鉄道だけではアクセスしにくい地域への旅の選択肢も広がり、新たな発見に繋がるかもしれません。このパスは、日常の喧騒から離れ、日本の豊かな自然や文化を肌で感じる、そんな「スローツーリズム」を提唱しているようにも感じられます。旅行者にとって、計画の自由度が高く、経済的な負担も少ないこのパスは、秋の思い出作りに最適なツールとなるでしょう。

新しい観光列車「レ・サヴール・しま」デビュー:豪華美食の旅

近畿日本鉄道グループは、この秋に運行を開始する観光列車「レ・サヴール・しま」の詳細を公開し、その豪華な内外装を披露しました。この列車は「美食が誘う、優雅な列車旅」をテーマに掲げ、志摩の美しい景色を眺めながら、一流の料理を堪能できる特別な体験を提供します。利用客は、志摩観光ホテルの総料理長が監修する本格フレンチコース、あるいは近鉄・都ホテルズが提供するカジュアルなフレンチ膳の二つの選択肢から、好みに合わせた旅を選ぶことができます。この革新的な列車は、地域の観光を活性化し、旅に新たな価値をもたらすことでしょう。

豪華な美食体験と予約情報

「レ・サヴール・しま」は、2024年11月1日にデビューを予定しており、その運行に先立ち、9月1日午前10時30分から専用ウェブサイトで11月および12月分の乗車券の一般販売が開始されます。フレンチコース席は平日33,000円、土休日36,000円、フレンチ膳席は平日19,000円、土休日21,000円で提供されます。これらの料金には、乗車券、食事、ウェルカムドリンク、食後のドリンク、および諸税が含まれており、追加料金なしで充実した体験が保証されます。

この観光列車は、1日1往復、週6日の運行を基本とし、季節によっては週7日運行されます。停車駅は近鉄名古屋、伊勢市、宇治山田、五十鈴川、鳥羽、鵜方、賢島です。フレンチコース席は、下りが近鉄名古屋発から鵜方・賢島着、上りが賢島・鵜方発から近鉄名古屋着のみの設定となっています。全席指定の50席が用意され、1号車と2号車がフレンチ膳席、4号車がフレンチコース席となります。乗車券には近鉄名古屋からフリー区間(伊勢市から賢島間)の移動が含まれており、旅の計画を立てやすくなっています。

洗練された車両デザインとコンセプト

「レ・サヴール・しま」は、約8か月にわたる大規模な改造工事を経て完成しました。その外観は、志摩の美しい自然や海を想起させるような、洗練されたデザインが特徴です。内装もまた、優雅さと快適さを追求し、乗客が食事と景色を心ゆくまで楽しめるような工夫が凝らされています。各車両は、食事の種類に合わせて異なる雰囲気を持つように設計されており、フレンチコース席ではより上質で落ち着いた空間、フレンチ膳席では明るく開放的な空間が提供されます。

この列車のコンセプトである「美食が誘う、優雅な列車旅」は、地域の食文化と観光を結びつけるという強い意志を反映しています。志摩観光ホテルの総料理長である樋口宏江氏が監修したフレンチコースは、伊勢志摩の豊かな食材をふんだんに使用し、その土地ならではの味覚を五感で楽しむことができます。近鉄・都ホテルズが提供するフレンチ膳もまた、手軽にフレンチの味わいを楽しめるように工夫されており、幅広い層の乗客に魅力的な選択肢を提供します。車両のデザイン、食事のクオリティ、そして運行ルートのすべてが一体となり、他に類を見ない旅の体験を創出します。

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和歌山県の老舗ホテル浦島、40億円投じて大規模リニューアル、新たな時代への挑戦

和歌山県那智勝浦町に位置する「ホテル浦島」は、来る開業70周年という節目を控え、約40億円を投じる大規模な改修プロジェクトを実施しました。この取り組みは、伝統と革新を融合させ、現代の旅行者の多様なニーズに応えることを目指しています。

老舗温泉リゾートの新たな挑戦:伝統と未来の融合

ホテル浦島、約40億円を投じて大規模リニューアルの全貌

和歌山県那智勝浦町の象徴的な存在である「ホテル浦島」が、2026年8月1日、「日昇館」の改装を完了させました。これは、同年12月に迎える開業70周年を記念する一大プロジェクトの一環であり、総額約40億円の巨額投資が行われました。改修の範囲は、宿泊施設の快適性を高める客室や、食事体験を豊かにするレストランの刷新に留まらず、本館ロビーの機能性向上や、館内でのスムーズな移動を可能にする動線改善、さらにはデジタルトランスフォーメーション(DX)の導入といった多岐にわたります。

「忘帰洞」で知られる大型温泉リゾートの歴史と新たな経営体制

熊野灘の荒波が作り出した天然洞窟風呂「忘帰洞」で名高いホテル浦島は、山上館、日昇館、なぎさ館、本館の4つの宿泊棟から成り立ち、総客室数365室を誇る大規模な温泉リゾートです。昭和時代には観光ブームの波に乗り、特に近畿地方や中部地方からの団体旅行客、そして団塊の世代の家族旅行先として、絶大な支持を集めてきました。2023年12月には、日本共創プラットフォーム(JPiX)が創業家から浦島観光ホテル社の全株式を取得。これ以降、ホテル浦島はJPiXと協力し、現代の旅行トレンドに合わせた大規模なリニューアル計画を数年がかりで推進しています。

地域からの熱い期待と「稼ぐ観光」への展望

リニューアルに先立って開催された記念式典では、和歌山県の宮﨑泉知事や那智勝浦町の堀順一郎町長ら、多くの要人が出席し、ホテル浦島への期待を表明しました。宮﨑知事は、ホテルが70年間にわたり地域の観光・宿泊業を牽引してきた功績を称賛。施設やサービスの高品質化だけでなく、従業員の賃上げを含む人材投資に積極的に取り組む姿勢を「的確な対応」と評価しました。また、県としてデジタル技術やデータ活用を通じた「稼ぐ観光」の推進を掲げ、「忘帰洞」をはじめとする温泉の魅力を国内外に発信していく考えを示しました。堀町長は、「勝浦温泉といえば浦島、浦島といえば勝浦温泉」と述べ、地域におけるホテルの重要性を強調。那智勝浦町におけるインバウンド観光客の増加にも触れ、さらなる成長への期待を寄せました。親会社である日本共創プラットフォームの冨山和彦代表取締役会長CEOは、今回のリニューアルがホテルの従業員、経営陣、JPiXが一体となって知恵を絞った「結実」であると自信を覗かせました。さらに、地方企業の経営において「10年後、20年後、30年後に何が残るのか」という長期的な視点の重要性を強調し、南紀地域全体の振興に今後も継続して取り組む意向を示しました。JPiXは2023年に南紀白浜空港を運営する南紀白浜エアポートの株式93.3%を取得しており、空港を拠点とした周遊観光の促進など、南紀エリア全体の活性化を見据えた事業展開を進めています。

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