人気アイドルグループ「もち推し」のメンバーである宮本れいなは、かつての中学時代に「ブスのランキング1位」と揶揄されるほどの容姿に悩んでいました。親友のゆいかへの憧れから、彼女は整形手術に踏み切り、見事アイドルとしての成功を掴みます。しかし、その輝かしい道のりの裏で、整形疑惑が浮上し、ネット上には学生時代のゆいかとのツーショット写真が拡散される事態に。この物語は、漫画家あめみくろさんの作品「もちろん推してね!?」に収められた「整形したアイドルの話」として、SNSで大きな反響を呼びました。読者からは「ゆいかの裏切りがつらい」「最後は救われてよかった」といったコメントと共に、18万を超える「いいね」が寄せられています。この漫画は、整形の誇張表現やルッキズムといったデリケートなテーマを含んでおり、現代社会における容姿と自己肯定感の問題を深く問いかけています。
整形アイドル・宮本れいなの光と影
物語の中心人物、宮本れいなは、アイドルグループ「もち推し」の一員として華やかな芸能界に身を置いています。しかし、彼女の過去は決して明るいものではありませんでした。中学時代には男子生徒たちから容姿を揶揄され、深く傷ついた経験があります。そんな彼女が選んだ道は、憧れの親友ゆいかのように輝きたいという願いを叶えるための整形手術でした。手術後、れいなは見事に美しいアイドルへと変貌し、多くのファンを獲得することに成功します。しかし、人気が高まるにつれて、彼女の整形疑惑が浮上。そして、ネット上には中学時代の親友ゆいかと一緒に写る過去の写真が流出しました。この一件は、れいなのアイドルとしてのキャリアだけでなく、人間関係にも大きな波紋を投げかけます。
この作品の作者であるあめみくろさんは、2017年頃からX(旧Twitter)での漫画投稿を始め、その頃の盛り上がりをきっかけに創作活動を続けています。彼女は、浅野いにおさんや宮崎夏次系さんの作品から大きな影響を受け、「自分の知らなかった漫画の世界が開けたようだった」と語っています。「整形したアイドルの話」を制作するにあたり、あめみくろさんは「ハッピーエンドにしたかったので、重くしすぎないよう気をつけました」と語り、キャラクターの描き分けにもこだわりを見せました。特に、れいなが憧れるゆいかについては、「学年に1人はいる『めちゃくちゃかわいい子』をイメージ」して描いたとのこと。さらに、ゆいかが登場する「もちろん推してね!?」の2巻についても言及し、読者への期待を募らせています。あめみくろさんは、恋愛の困難さを描く作品が多い理由として、「沼る恋愛は成長の過程が少なく、女の子の心情が偏りやすいところが難しい」と指摘。そのため、多様な女性キャラクターを登場させることで、描写の幅を広げる工夫をしていることを明かしました。
作者のあめみくろさんは、「これからもたくさんの作品を作っていく予定なので、今後とも読んでいただけたら幸いです」と読者に向けてメッセージを送っています。この作品は、単なるアイドルの成功物語にとどまらず、容姿、自己肯定感、友情、そして社会的な評価といった多岐にわたるテーマを、繊細かつリアルに描き出しています。読者は、主人公れいなの苦悩と成長を通じて、現代社会に潜むルッキズムの問題や、SNSがもたらす影響について深く考えさせられることでしょう。ハッピーエンドを目指したという作者の意図は、読者に希望を与えつつも、その過程で描かれる人間の複雑な感情が、作品に奥行きと共感をもたらしています。