ワークマンは、来る2026年秋冬シーズンに向けて、革新的な「XShelter(エックスシェルター)」シリーズの全ラインアップを発表しました。この「着る断熱材」は、厳しい寒さから屋内の暖かさ、そして予測不能な異常気象まで、あらゆる環境下で着用者に最高の快適性を提供します。革新的な「着る断熱材」で、未来の快適さを身にまとう。
ワークマンの最新技術:XShelterシリーズの全貌
2026年10月7日、ワークマンは都内で「26年秋冬期異常気象対策新製品」発表会を開催し、自社開発の「XShelter」シリーズの最新モデルを公開しました。このシリーズは、住宅用断熱材の概念を衣料に応用した画期的な高機能ウェアで、外部からの冷気や熱の侵入を遮断し、衣服内を常に理想的な温度(約31~33℃)と湿度(約40~50%)に保つことを可能にします。
単なる防寒着を超えた、一年中快適な機能性
従来の防寒着とは一線を画し、XShelterは真冬の極寒から暖房の効いた室内、さらには満員電車のような温度変化の激しい場所でも、着脱の手間なく快適さを維持します。これにより、着用者は常に最適な体感温度を享受できます。
進化した4つの断熱素材:α、β、Σ、Ω
今シーズン、XShelterシリーズには、以下の4種類の断熱素材が導入され、合計66点のアイテムがラインアップされます。既存の「断熱α(アルファ)」「断熱β(ベータ)」「XShelter 快適断熱Σ(シグマ)」に加え、新たに最上位モデルである超断熱素材「断熱Ω(オメガ)」が登場し、10月から順次市場に投入されます。
各素材の特性と用途:あなたのニーズに合わせた選択
「断熱α」は、軽量性と透湿性に優れ、耐久撥水加工が施された本格的な冬のアウターに適しています。一方、「断熱β」はストレッチ性が高く、日常使いのパンツ、スウェット、シャツ、アクセサリーなど幅広いアイテムで動きやすさと暖かさを提供します。「快適断熱Σ」は、気温30℃の真夏日から5℃の冷え込みまで対応し、紫外線も100%カットする全天候型素材で、フーディやジャケット、ビジネススーツにも採用されます。そして、最上位の「究極断熱Ω」は、「α」の軽さと「β」の伸縮性を融合させ、単体で-15℃、中綿との組み合わせで-30℃という極寒環境にも耐える究極の断熱性能を実現。ダウンジャケット、防水防寒スーツ、バイカー向けデニムパンツ、寝袋など、過酷なアウトドアや緊急時にも対応するアイテムを展開します。
最適な一着を選ぶためのガイド:使用シーンと適応温度
XShelterシリーズは全4タイプの断熱素材と66点のアイテムを展開し、それぞれの適応温度は6段階に分類されています。近年、暖冬傾向にあるため、最も暖かい商品を選ぶことが常に最適とは限りません。個々のライフスタイルや使用環境に合わせて、最適な一着を選ぶことが重要です。ワークマンは、顧客が自身のニーズに合致したウェアを見つけられるよう、詳細なガイドを提供しています。
レベル1:0℃~15℃対応の全天候型ウェア
このレベルでは、日中の寒暖差や屋内外の移動が多いシーンに最適な「Σシリーズ」が推奨されます。撥水テックフーディ、テックフードジャケット、テックカーディガン、テックカーゴパンツなどがあり、旅行や出張時の気温変化にも対応します。
レベル2:-5℃~15℃対応のタウンユース向けアイテム
冬のお出かけやイベント、日常の買い物に最適な「βシリーズ」は、優れたストレッチ性とカジュアルなデザインが魅力です。長袖シャツ、ライトウォームジャケット、ライトウォームストレッチパンツ、そして台風や大雨にも対応するPREMIUM超透放湿防水防寒ジャケットなどがあります。
レベル3:-10℃~15℃対応のカジュアルアウター
本格的な冬の防寒着としてだけでなく、秋の肌寒い日にも気軽に羽織れる「βシリーズ」のカジュアルアウターが揃います。フリースジャケット、ノーカラージャケット、レディースウォームブルゾン、レディース防水ウォームアウターなどがあり、旅行やアクティビティにも最適です。
レベル4:-15℃~15℃対応の本格防寒・作業ウェア
「αシリーズ」は、本格的な冬に備えるための定番です。防水防寒ジャケットやベンチコート、防水防寒パンツは、高い防水性と断熱性で屋外作業をサポートします。ウォームジャケットは軽量で普段使いしやすく、親子でのリンクコーデも楽しめるキッズサイズも展開しています。
レベル5:-20℃~15℃対応のプレミアムライン
厳冬期や寒冷地での屋外作業、バイクツーリング、スノーアクティビティには、「α」と「Ω」のプレミアムラインがおすすめです。特に850FPダウンを使用した「プレミアムギガパフダウンコート」は、-20℃に対応し、昨シーズン完売が続出した人気商品です。2026年モデルは、冷気の侵入を防ぐ断熱ポケットを新たに搭載し、機能性がさらに向上しました。
レベル6:-30℃~15℃対応の究極極寒地向けウェア
超極寒地での長時間活動、雪国への旅行、冬山登山、スノーアクティビティには、-30℃環境に対応する「Ωシリーズ」が最適です。「プレミアムギガパフハイロフトダウン」は、過酷な外部環境下でも衣服内温度30℃を維持する最強の防寒ウェアで、災害時の備えとしても推奨されます。
XShelter誕生の背景:防災意識から生まれたイノベーション
「XShelter」シリーズの開発は、地震や台風などの災害発生時に、暖房のない避難所で低体温症や熱中症から命を守る衣料を提供したいというワークマンの強い使命感から生まれました。日本赤十字学園 日本赤十字看護大学附属 災害救護研究所との共同開発により、「日常使いがそのまま防災対策になる」というコンセプトが具現化されています。
市場をリードするワークマンの戦略と展望
ワークマンの専務取締役である土屋哲雄氏は、今後の販売戦略について、「寒暖差対策の『Σ』と世界初の-30℃対応『Ω』の追加により、XShelterシリーズは2026年秋冬で400万点・140億円、2027年春夏で380万点・110億円、年間合計で780万点・250億円の販売計画を立てている」と述べました。高価格帯のアウトドアブランドとは異なり、ワークマンは他社が追随できない高い機能性と圧倒的な低価格で市場を牽引していく意向です。土屋氏は、「近年の地球温暖化や異常気象、インフレによる生活費の圧迫といった状況下で、一年を通して快適に過ごせるXShelterを提供し、衣服の常識を変えたい」と力強く語りました。