ごくじょうたいけん

「toi」:薪窯パンとこだわりの逸品が織りなす極上の食体験

食の探求者として国内外を巡るエディター、ヤミー高山こと高山裕美子さんが、今回は薪窯で丁寧に焼き上げられたパンが魅力の「toi」を訪問しました。ここでは、噛むほどに小麦の深い味わいが感じられるパンが提供されています。

「toi」:こだわりが詰まったパンと、その魅力を引き立てる厳選食材の世界

素朴ながらも奥深い有機小麦パンの魅力

音更町の郊外にひっそりと佇むパン屋「toi」。目立たない小さな看板を見つけ、小道を進むと、可愛らしい店舗が姿を現します。棚に並ぶパンは「白いパン」「茶色いパン」「黒いパン」といったユニークな名前がつけられており、2021年の初訪問時には、そのネーミングセンスに心を奪われたと高山さんは語ります。特に「茶色いパン」として購入したパンドカンパーニュは、小麦の香りが際立ち、毎日でも食べたくなるような素朴な味わいが特徴です。シンプルだからこそ、トーストしてバターを塗るだけでも最高の美味しさを楽しめ、また、日本の出汁を使ったおでんなど、様々な料理にも合う万能な一品です。

パンを彩る厳選された品々:こだわりが息づく食材の宝庫

「toi」の魅力はパンだけにとどまりません。何度か足を運ぶうちに、パンと並んで陳列されている商品の質の高さに気づかされます。「山田農場チーズ工房」や「根室・チーズ工房チカプ」、「しあわせチーズ工房」といった北海道産の高品質なチーズ、「鹿追ソーセージファクトリー」が「toi」のために特別に製造した無添加のハムやソーセージなど、パンのお供に最適な逸品が充実しています。さらに、千葉県香取郡の「寺田本家」が手掛ける無農薬米・無添加・蔵付き菌を用いた「自然酒造り」の日本酒も取り扱っており、店主の中西宙生さんと奥様の貴子さんが、「からだに良い」というだけでなく、「愛」をもって商品を厳選していることが伝わってきます。

生産者との連携:大地の恵みが凝縮されたパン作り

実は、「toi」は、以前この連載で紹介された小麦生産者、中川泰一さんの畑からわずか10分ほどの距離に位置しています。中川さんの育てた小麦を使用し、パンを焼き上げる職人である店主の中西夫妻に、高山さんは取材を敢行。そこから何度も足を運び、彼らのパン作りに対する情熱とこだわりを深く掘り下げていきました。

森保一監督のリーダーシップ:危機を乗り越える冷静な采配

森保一監督は、単なる「良い人」という評価を超え、日本代表を率いる上で不可欠な冷静な判断力と大胆な采配で選手たちの信頼を確立しています。そのリーダーシップの真髄は、困難な状況下でこそ光を放ち、チームを勝利へと導いてきました。本稿では、ジャーナリストが8年間追い続けた彼の指揮官としての側面、特に危機的状況における決断力に焦点を当て、その人物像を深く掘り下げます。

日本代表の監督として、森保氏は常に厳しい現実に直面しています。頻繁に入れ替わるメンバー構成の中、限られた時間で戦術を浸透させ、対戦相手への対策を練る必要があります。さらに、これまでの監督としてのキャリアにおいて、彼は二度、チームが最大の危機に瀕した状況で、大胆な決断を下す必要に迫られました。

最初の大きな転機は、2021年10月12日、2022年カタールワールドカップアジア最終予選での出来事です。序盤3試合で2敗という絶体絶命の状況で、日本は宿敵オーストラリアをホームに迎えることになりました。試合前の会見で、森保監督は一切弱気を見せず、「最終予選は厳しい戦いの連続であると覚悟していた。まだ巻き返すチャンスは十分にあるし、選手たちへの信頼は揺るがない」と力強く語りました。この発言は、多くの人が実績のある選手を並べ、従来の4-2-3-1システムで臨むものと予測させました。

しかし、森保監督の采配は予想を裏切るものでした。長らく先発を務めていた柴崎岳を外し、代わりに守田英正と田中碧を中盤に起用し、システムも4-3-3へと変更しました。この大胆な変更が功を奏し、最終予選で初先発となった田中碧が試合開始わずか8分で先制点を挙げます。その後同点に追いつかれるものの、78分に投入された浅野拓磨が8分後に強烈なシュートを放ち、それが相手選手のオウンゴールを誘発して決勝点となりました。さらに、試合終盤の85分には、守田に代えて柴崎を投入するという、状況と選手心理を考慮した采配を見せました。これは、柴崎の能力を信じると同時に、前節のミスで批判を浴びていた彼への配慮でもあり、チーム全体の結束を高める一因となりました。

森保一監督の真の強みは、単に選手との良好な関係を築くだけでなく、極限状況において冷静かつ論理的に状況を分析し、最適な戦略と選手起用を選択する能力にあります。彼の決断は、常にチームの潜在能力を最大限に引き出し、困難な試合を勝利へと導く原動力となってきました。日本代表が直面する様々な局面において、その的確な判断とリーダーシップがチームを支え続けているのです。

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オーデマ ピゲ、YOONとVERBALとのコラボレーションによる限定時計を発表

スイスの高級時計ブランド、オーデマ ピゲは、クリエイティブデュオYOONとVERBALとの特別な協業により、限定モデル「ロイヤル オーク コンセプト フライング トゥールビヨン」を発表しました。この世界限定150本の時計は、ブランドの伝統的な技術革新と、両氏の現代的な感性が融合した、唯一無二の作品となっています。

本モデルの基盤となっているのは、オーデマ ピゲの実験的な精神を象徴する「ロイヤル オーク コンセプト」シリーズです。新作は、直径38.5mmのチタン製ケースを採用し、夜空を思わせるブラックアヴェンチュリンの文字盤と、目を引く鮮やかなレッドのフライングトゥールビヨンを組み合わせることで、未来的なデザインの中にミニマルな美しさを追求しています。これは「過剰ではなく目的を、雑音ではなく本質を」という、YOONとVERBALが手掛けるブランドAMBUSHのクリエイティブ哲学と共鳴するテーマです。

時計の心臓部として6時位置に配置されたレッドのフライングトゥールビヨンは、アルミニウム製ケージに赤色のアルマイト加工を施し、時計に躍動感を与えています。部分的にスケルトン仕様のブラックアヴェンチュリンダイヤルからは、手巻きムーブメント「キャリバー2982」の精緻な動きを視覚的に楽しむことができます。

ケースにはサンドブラスト、サテン、ポリッシュといった複数の仕上げが施され、「ロイヤル オーク コンセプト」特有の建築的なフォルムを際立たせています。ブラックセラミック製のリューズやチタン製チップなど、軽量かつ耐久性に優れた素材の使用も特徴です。また、38.5mmモデルとしては初めてインターチェンジャブルストラップシステムを採用し、ブラックとレッドの2本のラバーストラップが付属します。これらのストラップには「マイクロモザイク」パターンが施され、ストラップの内側には新開発のキルティングパターンが採用されており、着用感の向上にも貢献しています。

ムーブメントには、約72時間のパワーリザーブを誇る手巻きキャリバー2982が搭載されています。スケルトン加工された香箱や輪列には、マイクロブラスト、サテン、ポリッシュなど、丹念な手作業による仕上げが施されており、その美しさはまさに芸術品です。「ロイヤル オーク コンセプト」コレクションは、2002年に「ロイヤル オーク」誕生30周年を記念して開始され、以来、革新的な素材や複雑機構を積極的に取り入れ、「実験と革新のプラットフォーム」として進化を遂げてきました。今回のYOONとVERBALとのコラボレーションモデルは、このコレクションの歴史に新たな文化的視点を加える、重要な一本となるでしょう。

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