スパイス香るジャガイモおやき:白ワインとの完璧な組み合わせ

「dancyu」秋号の特集企画「スパじゃがつまみSESSION」から、スパイスの効いた特別なジャガイモ料理「じゃがいものスパイスおやき」が登場しました。このレシピは、西荻窪「ビストロシノワ YASMIN」のオーナーシェフである佐藤恭生氏が考案したもので、クミンと柚子胡椒の独創的な組み合わせが特徴です。家庭で手軽に作れる上、白ワインとの相性が抜群。今回は、その魅力と詳細な作り方をご紹介します。
この企画は、「dancyu」2026年秋号の「じゃがいも殿堂レシピ」特集の一環として展開されています。佐藤シェフと富ヶ谷「Sakeria 酒坊主」の店主、前田朋氏の二人が、スーパーで手に入るスパイスを駆使し、家飲みを格上げするジャガイモを使った酒肴メニューを提案しています。彼らの柔軟な発想から生まれた「スパじゃがつまみ」は、誌面だけでなく「dancyuWEB」でも紹介されており、料理愛好家たちの注目を集めています。
佐藤シェフが手がけた「じゃがいものスパイスおやき」は、中国の屋台料理であるジャガイモの揚げ団子を基に、家庭で簡単に楽しめるようにアレンジされています。貴州で体験した唐辛子の塩漬けの風味を柚子胡椒で再現したところ、クミンとの意外な相性の良さを発見したといいます。この絶妙な組み合わせが、料理に深みと香りを加えています。
「じゃがいものスパイスおやき」の作り方は非常にシンプルです。まず、皮をむいて乱切りにしたジャガイモを電子レンジで加熱し、麺棒で潰して生地を作ります。この際、塩、油、クミンシードを加えてよく混ぜ、粘り気を出します。次に、生地を50gずつに分け、中心に柚子胡椒を包み込むように丸めて、厚さ1.5cmの円盤状に成形し、片栗粉を軽くまぶします。最後に、フライパンに油を2cm程度入れて強火で熱し、成形したおやきを両面がきつね色になるまで揚げ焼きにすれば完成です。
このレシピを考案した佐藤恭生シェフは、「銀座アスター 新宿賓館」での12年間の経験を経て独立し、2013年に「YASMIN」を開店しました。2016年には現在の店舗に移転し、スパイスやハーブを巧みに使った中国料理をナチュラルワインと共に提供しています。彼は年に3、4回中国を旅し、現地の食材や食文化を学ぶことで、常に新しい料理のインスピレーションを得ています。
この特別な「じゃがいものスパイスおやき」は、手軽な材料と簡単な工程で、普段の食卓に彩りと新しい風味をもたらします。スパイスの香りと柚子胡椒のピリッとした辛みが、白ワインの軽やかな味わいと見事に調和し、至福のひとときを演出してくれるでしょう。