フットボールアワー、15年ぶり単独ライブ復活の舞台裏と漫才への情熱




長年にわたりお笑い界を牽引してきたフットボールアワーが、昨年15年ぶりに単独ライブを復活させ、今年も東京と大阪で盛況のうちに幕を閉じました。M-1グランプリをはじめ数々の栄誉に輝き、結成から四半世紀を経た今もなお最前線で活躍する彼ら。今回のライブ再開の背景には何があったのでしょうか。後藤輝基さんと岩尾望さんが、ライブへの想いやネタ作りの秘話、そして芸人としての哲学を明かしました。
フットボールアワーの舞台へのこだわりとネタ作りの裏側
フットボールアワーの単独ライブは、15年の沈黙を破り昨年復活を遂げ、今年も大きな成功を収めました。彼らは1999年の結成以来、M-1グランプリでの優勝をはじめ、数々の賞を総なめにしてきました。多忙を極めるテレビ出演の合間を縫って、彼らが単独ライブを再開した背景には、常に舞台に立ち続けたいという揺るぎない情熱がありました。吉本の劇場で定期的に漫才を披露し、ファンとの距離を大切にしてきた彼らにとって、単独ライブは漫才師としての原点回帰であり、新たな挑戦の場でもあります。
昨年のライブは、感覚を取り戻すために90分を予定していたものの、結果的に2時間半という大ボリュームに。しかし、今年の公演ではその反省を活かし、1時間半に凝縮された質の高い内容となりました。今回のライブは全て新作で構成されており、後藤輝基さん、岩尾望さん、そして作家の3人がゼロから意見を出し合い、時間をかけて丁寧に作り上げています。他のコンビが一方的にネタを用意する形式とは異なり、フットボールアワーは全員でアイデアを出し合い、試行錯誤を重ねることで、彼らならではの独特な漫才が生まれています。テレビでの活躍が増える中で、単独ライブから距離を置いていた時期もありましたが、それはあくまで「単独ライブ」という形式を取っていなかっただけで、彼らは常に寄席の舞台に立ち、漫才師としての腕を磨き続けてきたのです。