ユナイテッド航空とシカゴ観光局、共同でシカゴの魅力をアピール:MLB観戦と新ビジネスクラスで旅行需要を喚起

ユナイテッド航空とシカゴ観光局が合同で、日本の旅行業界関係者に向けてシカゴの魅力と新たなフライトサービスを紹介するセミナーを都内で開催しました。このセミナーは、成田からシカゴへの直行便再開を目前に控え、日本とシカゴ間の旅行需要のさらなる喚起を目的としています。特に、野球ファンの間で高まるMLB観戦への関心や、シカゴならではの観光スポット、そして最新の航空機内サービスが強調されました。
日本とシカゴを結ぶ空の旅、進化するサービスと魅力
2026年10月9日、東京にて、ユナイテッド航空とシカゴ観光局が共同で旅行業界向けセミナーを開催しました。ユナイテッド航空は、2026年10月25日に成田~シカゴ線の運航を再開し、羽田発着便と合わせて日本からシカゴへ1日2便体制となることを発表しました。さらに、スターアライアンスパートナーであるANAも1日2便を運航しており、これにより日本とシカゴ間は合計で1日4便が就航することになります。これは、両都市間のアクセスが大幅に向上し、旅行者にとって選択肢が広がることを意味します。
セミナーの冒頭では、ユナイテッド航空日本地区営業統括本部長の佐久光俊氏が登壇し、シカゴ・カブスの鈴木誠也選手やシカゴ・ホワイトソックスの村上宗隆選手の活躍に触れ、来シーズンにはMLB観戦を目的とした旅行需要が一段と高まることへの期待を表明しました。また、佐久氏は個人的な推薦として、映画「アンタッチャブル」の舞台となったダウンタウンの「ユニオンステーション」を挙げ、その歴史的な魅力に言及しました。
ユナイテッド航空の代理店営業部アカウントマネージャーである齋藤望氏は、MLBポストシーズンの盛り上がりに焦点を当て、特に「シンデレラチーム」と称されるシカゴ・ホワイトソックスへの注目を促しました。さらに、齋藤氏は2026年以降に導入されるボーイング787-9型機の新造機に搭載される最新のプロダクトについても詳しく説明しました。国際線最上級クラスの「ユナイテッド・ポラリス」は、スライドドア付きの個室タイプへと進化し、全席通路アクセス、19インチ4Kモニター、ワイヤレス充電機能を完備します。また、「ユナイテッド・ポラリス・スタジオ」は、ポラリスよりもさらに25%広い座席空間を提供し、同伴者用のオットマンや27インチ4Kモニターを備え、機内前方には8席のみが用意されるという、究極の快適性を追求した空間となる予定です。
齋藤氏は、ポラリスのコンセプトを「単なる座席に留まらず、空港ラウンジから到着までの旅全体を快適にする」ものと説明し、北米6カ所のハブ空港に設置されている「ユナイテッド・ポラリス・ラウンジ」の利便性も強調しました。日本では成田空港に「ユナイテッドクラブ」が設けられており、ビジネスクラス利用者やスターアライアンス・ゴールドステータス保持者に加え、エコノミークラスの利用者も事前購入で利用可能です。
シカゴ観光局のアカウントマネージャーを務める森本笑子氏は、シカゴの基本情報を紹介しました。ミシガン湖に面するこの都市は「ウィンディシティ」として知られ、緯度は北海道の函館とほぼ同じです。森本氏は、冬の寒さを考慮し、春、夏、秋の訪問を推奨しました。オヘア空港から市街地へは、電車(ブルーライン)で約30分、5ドルという手頃な料金でアクセスでき、南北に伸びるレッドラインはカブスとホワイトソックスの本拠地にそれぞれ隣接しており、鉄道網の利便性も強調されました。
最新のトピックとしては、北米横断ルート「ルート66」の11月における開通100周年、そして2026年6月19日に開業した「オバマ大統領センター」が紹介されました。特に、オバマ大統領センターは現在大変な盛況ぶりで、チケットの入手が困難な状況が続いているとのことです。シカゴは「高層建築発祥の地」としても知られており、1871年のシカゴ大火後の復興期に都市計画が進められ、現在のような高層ビル群が形成されました。近代建築の巨匠であるフランク・ロイド・ライトとミース・ファン・デル・ローエもシカゴで数多くの作品を手掛けており、それらは現在も街中に残されています。観光と学習の両面で人気が高い「建築リバークルーズ」では、75分から90分かけて川面からシカゴの街並みを探索でき、団体受け入れや貸し切りにも対応しています。
日本からの注目度が高いMLBについては、2027年にクロスタウン・クラシック(ホワイトソックスとカブスの対戦)が7月と8月に集中するほか、来年にはオールスターゲームとホームランダービーもカブスの本拠地リグレー・フィールドで開催されることが発表されました。しかし、6月から8月はシカゴ観光のピークシーズンと重なるため、森本氏は観戦ツアーや航空券、ホテルの早期予約を強く勧めました。
この度のセミナーで発表された新たなフライト体制と充実した機内サービスは、シカゴへのアクセスをより快適にし、MLB観戦や歴史・建築巡りといった多様な観光体験を求める日本人旅行者にとって、魅力的な選択肢となることでしょう。特に、進化を続けるビジネスクラスは、ビジネス利用だけでなく、ハネムーンや記念旅行などの特別な機会にも最適であり、シカゴという都市の魅力を最大限に引き出す旅のスタイルを提供すると言えます。旅行計画を立てる際には、最新の情報を参考に、早めの手配を心がけることで、より充実した旅が実現するでしょう。