信州大学発スタートアップによるP2Pカーシェア、長野市で公開デモンストレーションを実施

信州大学から誕生したスタートアップ企業TRILL.が提供する「OURCAR(アワカ)」は、個人や法人が所有する使われていない車両を、必要な人に直接貸し出す画期的なカーシェアリングシステムです。2026年9月10日には、長野県長野市役所西側広場で、この無人・24時間対応のP2Pカーシェアの公開デモンストレーションが開催されます。これは、交通サービスの不足している地域での移動手段を確保し、地域住民がその提供に積極的に参加することを促進するためのものです。アワカは、国土交通省が進める地域交通DX推進プロジェクト「COMmmmONS(コモンズ)」の一員として、2025年度には長野県内で法人車両100台を活用した実証実験を行い、無人での車両貸し借りが地域でも十分に機能することを証明しました。この実証の結果は、これまでのビジネスモデルではサービスが行き届かなかった地域でも、移動手段を提供できる可能性を示しています。
新たな移動手段、地域を繋ぐP2Pカーシェア
信州大学発のベンチャー企業TRILL.が手掛ける「OURCAR(アワカ)」は、個人や法人が保有する利用されていない車両を、直接利用者に貸し出すP2P型のカーシェアリングサービスです。2026年9月10日、長野県長野市役所西側広場にて、この無人で24時間予約、貸し出し、返却が可能なシステムを一般向けに披露するデモンストレーションが実施されます。この取り組みは、交通空白地域の解消を目指し、地域住民が自らの移動手段提供に参画するきっかけとなることを目的としています。
アワカは、国土交通省の地域交通DX推進プロジェクト「COMmmmONS(コモンズ)」にも参加しており、地域の交通維持と利便性向上に向けて自家用車シェアリングの可能性を探っています。2025年度に行われた長野県内での法人所有車100台を用いた実証実験では、地域において無人での車両貸借が成立することが確認され、これまで経済的な理由から移動サービスが手薄だった地域での展開の可能性が示されました。今回のデモンストレーションでは、長野市が後援し、地域公共交通計画に「県や事業者だけでなく市民も役割を担う」方針を掲げています。スマートフォンアプリによる予約から、後付けスマートキーボックスによる車両の解錠、そして返却までの一連の流れが実演され、会場では車両提供希望者や利用希望者の登録も受け付けられます。
「OURCAR」が変える車の利用と維持の形
「OURCAR(アワカ)」のP2Pカーシェアは、車両の所有者と利用者が「共同使用契約」を締結し、自動車の維持費を分担するという新しいモデルを採用しています。この革新的な仕組みは、利用者に大きなメリットをもたらします。例えば、利用者は人を介さずに、必要な時にいつでも気軽に車を借りることができ、また、様々な種類の車から自由に選択することが可能です。これにより、自身のライフスタイルやその日の目的に合わせて最適な車を選べる柔軟性が提供されます。
一方、車両を提供する側にとっても、アワカは魅力的な利点を提供します。普段あまり使用しない時間帯に自分の車を貸し出すことで、駐車場代、保険料、自動車税などの維持費用の一部を軽減できるため、経済的な負担が和らぎます。さらに、利用料金の決済や万が一のトラブル発生時の対応は全てアワカが担うため、車両提供者は安心してサービスを利用できます。このように、「OURCAR」は、単なる移動手段の提供に留まらず、車の保有と利用の双方において、より持続可能で経済的な選択肢を地域社会に提示し、新たな交通エコシステムの構築を目指しています。