夏山シーズン到来!南高尾セブンサミッツ縦走、心躍る冒険へ












夏山登山の準備として、多くの方が足慣らしに訪れる南高尾セブンサミッツは、その全長約16kmの道のりが、歩くとハートの形を描くことから「ハートルート」とも称されています。このコースは、一度に全てを歩き切る必要はなく、数多くのエスケープルートや巻道が整備されているため、体力や時間に合わせて自由にアレンジできるのが大きな魅力です。それでは、高尾山口駅からこの心躍る冒険の旅に出発しましょう!
高尾山口駅の賑やかさを後にし、国道20号線を渡って細い道に入ると、すぐに登山口の標識が現れます。駅からわずか5分ほどで、「四辻・草戸峠・高尾駅」を示す道標が見えてきますが、その先にはまるで民家の裏庭のような小道が続いており、本当にここが登山口なのかと一瞬疑念を抱くかもしれません。しかし、標識に従って進むと、しっかりとした登山道が広がり、少し登って振り返れば、その道がいかに急峻であるかが分かります。間もなく到着する四辻では、奇妙な模様や削り跡のある木々が、まるで古代遺跡のような雰囲気を醸し出しています。四辻を過ぎると、草戸峠、そして草戸山へと向かう道が始まりますが、ここからは細かなアップダウンが連続し、思わず後悔の念がよぎるほどの厳しい道のりです。そんな中、不意にある視線を感じるでしょう。それは、なぜかそこに描かれた、見る者を和ませる笑顔の絵。インターネットで検索してもその正体は不明ですが、険しい道中、この絵に励まされるハイカーは少なくないはずです。そして、標高364mで「一年山」とも呼ばれる草戸山に到達します。低山ながらも登り応えがあり、ここからの眺望は心地よい休憩を与えてくれます。小休止を挟んだ後も、アップダウンは続き、時折現れる階段は暑い日には少々うんざりするかもしれません。しかし、やがて二つ目のサミット、標高420mの榎窪山に到着します。残念ながらここには展望はありませんが、さらに進むと広々とした三沢峠に出ます。ここは分岐点となっており、梅の木平や峯の薬師方面へ下山してショートハイキングを楽しむことも可能です。しかし、私たちはさらに先へと進みます。三つ目のサミットである泰光寺山は、急な階段が続くため、今回は巻道を選びました。この巻道では、季節によっては珍しいギンリョウソウや様々な草花に出会えるかもしれません。このあたりからは比較的歩きやすい道が続き、そして、また可愛らしい出会いが待っています。
この南高尾セブンサミッツの道のりは、単なる身体活動に留まらず、心身の健康と自然との深いつながりを提供してくれます。挑戦的なアップダウンを乗り越え、ユニークな景色や予期せぬ出会いを楽しむ中で、私たちは自己の限界に挑戦し、達成感を味わうことができます。また、自然の中で過ごす時間は、日々の喧騒から離れ、心を穏やかにし、新たな活力を与えてくれるでしょう。この冒険を通して得られる経験は、私たち自身の成長と、自然への敬意を育む貴重な機会となります。