大阪府立岬高校と岬町の協力による地域活性化に向けた「自転車×船」フィールドワーク








大阪府の岬高等学校と岬町は、地域振興と教育を結びつける画期的な取り組みとして、「船と自転車」を融合させたフィールドワークを推進しています。このプロジェクトは、生徒たちが地域の豊かな自然や文化に触れ、持続可能な開発目標(SDGs)と環境保護への意識を高めることを目的としています。株式会社アキボウの協力のもと、COMLNAGOやDAHONといった人気ブランドの自転車が活用され、地域に根ざした学習機会が創出されています。
大阪府立岬高校、岬町、アキボウが連携し「自転車×船」の地域活性化フィールドワークを展開
2026年6月24日、大阪府立岬高等学校、岬町、そして自転車ブランドのCOLNAGOやDAHONを取り扱う株式会社アキボウは、地域活性化に向けた新たな探究授業を開始しました。この授業では、岬町の深日港と兵庫県洲本市の洲本港を結ぶ「深日洲本ライナー」と自転車を組み合わせたフィールドワークを実施し、生徒たちは海路と陸路を融合させたユニークな方法で地域資源を学びます。
この教育プログラムは、令和5年度から岬高等学校で導入されている地域資源を活用した自己探究授業の一環であり、岬町との包括連携協定に基づいて推進されています。岬町の「岬高校生地域活動補助制度」からの支援も受け、地域ならではの特色ある学習が展開されています。
フィールドワークの主な訪問地は、瀬戸内海国立公園内に位置する無人島「成か島」です。この島は洲本市由良湾にあり、手つかずの自然環境が残る貴重なエリアとして知られています。昨年度は和歌山大学サイクリング部の協力を得て、生徒たちは船とレンタサイクルを利用して成か島を訪れました。環境省の中村自然保護官補佐の指導のもと、島の生態系や自然環境、そして洲本市由良地区の歴史と地域資源について深く学び、SDGsや自然保護の重要性を肌で感じる貴重な経験をしました。
今年度は、深日洲本ライナーの船内には自転車をそのまま積載できるサイクルラックが常設されている「シーガル」を利用し、アキボウが取り扱うDAHONの自転車を使っての移動が計画されています。これにより、環境に配慮した移動手段としての「自転車×船」の組み合わせは、淡路島と大阪湾岸を結ぶ新たなサイクリングルートとしても注目を集めています。深日洲本ライナーは2026年4月25日から11月8日までの土日祝日に限定運航されます。アキボウは今後も地域と連携し、自転車を通じた学習機会の創出と地域経済の活性化を支援していく方針です。
この「自転車×船」という革新的なフィールドワークは、単なる知識の習得に留まらず、生徒たちが地域社会の一員として主体的に課題解決に取り組む姿勢を育む素晴らしい機会だと感じます。環境に優しい移動手段を活用することで、持続可能な社会の実現に向けた意識が芽生え、将来の地域を担う若者たちが、自らの足で、そして目で地域の魅力を再発見し、その保全と発展に貢献していくことでしょう。このような実践的な学びは、教室の中だけでは得られない深い感動と洞察を与え、彼らの未来に大きな影響を与えるに違いありません。