日本のワイン市場活性化へ!サントリー、マンズワイン、メルシャンが共同プロジェクト「Discover, Japan Wine」を始動

日本のワイン文化をさらに発展させるべく、大手ワインメーカー3社が手を組みました。サントリー、マンズワイン、メルシャンは、国内ワイン市場の新規顧客開拓を目指し、「Discover, Japan Wine」と名付けた共同プロジェクトを始動させました。この画期的な取り組みは、2026年から2028年までの3年間で段階的に展開され、日本ワインの持つ多様な魅力をより多くの人々に届けようとしています。
日本ワイン市場の未来を拓く共同プロジェクト「Discover, Japan Wine」始動
2026年、日本のワイン業界に新たな動きが生まれました。サントリー、マンズワイン、メルシャンの3社が、日本ワインの新たな愛好者を増やすことを目指し、共同プロジェクト「Discover, Japan Wine」を発足させました。この画期的な共創は、各社の担当者たちが抱いていた「日本ワインの消費量の伸び悩み」という共通の課題意識から生まれたものです。
日本国内のワイナリー数は過去10年間で大きく増加し、2025年には519を突破、将来的には700に達すると予測されています。また、海外からの注目も高まり、輸出量も約3.5倍に伸長しています。しかしその一方で、国内の日本ワイン購入者数は2016年をピークに減少傾向にあり、2022年の約314万人から2025年には約216万人にまで落ち込んでいるのが現状です。この背景には、「甘い」「お土産用」といった古いイメージや、味わいの特徴、輸入ワインとの違いが明確でないこと、どのようなシーンで楽しむべきかといった飲用イメージが湧きにくいことなどが挙げられています。これらの課題を解決し、日本ワインの魅力を「知る機会」と「体験する機会」を創出するため、3社は「はじめての日本ワインに、たしかな出会いを。」をスローガンに掲げ、2028年までに新規購入者数を2025年比で150%に引き上げるという目標を設定しました。
このプロジェクトでは、日本各地の気候や風土、そして造り手の技術と個性が反映された日本ワインの多様な味わいを、食文化と共に楽しむことを提案しています。また、日本ワインを選ぶことが、ブドウ畑や生産者を支援し、地域経済の活性化にも繋がるという点も強調されています。参画するワイナリーは、サントリーの「SUNTORY FROM FARM」(登美の丘ワイナリー、信州塩尻ワイナリー)、マンズワインの「ソラリス」「酵母の泡」(勝沼ワイナリー、小諸ワイナリー)、メルシャンの「シャトー・メルシャン」(勝沼ワイナリー、桔梗ヶ原ワイナリー、椀子ワイナリー)で、いずれも山梨県と長野県に拠点を置いています。
3か年の取り組みは、「都市エリア」「飲食店」「産地」という3つの視点から進められます。初年度の2026年には、三菱地所が主催する「丸の内 日本ワインWeeks 2026」に参加し、丸の内エリアの飲食店での日本ワイン提供や、ビジネスパーソンを対象としたイベントを通じて、新たな出会いの場を創出します。具体的には、2026年10月21日から11月8日まで、丸ビル1階のTHE FRONT ROOMでの記念イベントや試飲会、DMO東京丸の内での5つのテーマ別セミナー、マルチカ特設会場でのPOP UP STOREの開催、Marunouchi Happ. STOREでのペアリング体験イベントなどが予定されています。さらに、丸の内エリアの約30店舗では「秋のごちそうフェア/日本ワインホッピング」が実施され、日本ワインと秋の味覚のマリアージュが楽しめます。
2年目の2027年には、新酒をテーマに、日本の秋を祝う文化の創造を目指します。音楽、アート、ウェルネス、食、旅といった多様な分野とのコラボレーションを通じて、日本ワインとの新たな接点を作り出す計画です。また、飲食店でのプロモーションを強化し、首都圏のレストランを対象とした試飲会やプロモーションイベントも検討されています。
最終年となる2028年には、3社共同でのワイナリー周遊イベントやSNSを活用した産地の魅力発信、地元飲食店との連携によるワインツーリズムを推進し、地域との共生を図ります。これまでの2年間の成果を踏まえ、デジタル技術の活用やコミュニケーション戦略、商品戦略など、多角的なアプローチで新規顧客との接点拡大を図るとしています。
この共同プロジェクトは、企業間の垣根を越え、日本ワインの未来を築くための重要な一歩となるでしょう。消費者にとっては、日本ワインの多様な魅力を発見し、味わう絶好の機会が提供されることになります。日本の風土が育んだブドウから生まれるワインが、私たちの日常に新たな彩りをもたらす日も近いかもしれません。