月刊エアライン2026年9月号、ボーイング110周年を特集

イカロス出版は、航空ファン待望の「月刊エアライン 2026年9月号」を7月30日に全国で発売しました。A4変型判144ページで、価格は1760円(税込)です。今号のメインテーマは「ボーイング110周年を祝して!」と銘打たれ、航空業界の巨星であるボーイング社の輝かしい歴史と、その進化の軌跡を多角的に掘り下げています。創設から110年という節目を迎え、同社が航空機開発に果たした貢献、特に旅客機の分野における数々の革新的なモデルに焦点を当て、詳細な分析と美しい写真で構成されています。
ボーイング社の革新と歴史の深掘り
1916年に「パシフィック・エアロ・プロダクト」として創業したボーイングは、その翌年に現在の社名を冠し、航空技術の最前線を走り続けてきました。今回の特集では、同社の10年ごとの発展を追うヒストリー、企業としての組織体制、そして未完に終わった革新的なエアライナーの構想に迫ります。また、コックピット技術の進化、歴代の機体を彩ったハウスカラーの魅力、広大な工場とサプライチェーンの全貌、さらには幻の「ボーイング929」といった秘話まで、幅広い視点からボーイングの歴史と未来を読み解きます。
この記念すべき特集では、ボーイングがどのようにして「旅客機といえばボーイング」と称される存在感を確立したのかが詳細に描かれています。レシプロエンジン時代の豪華客船のようなモデル377ストラトクルーザーから、ジェット時代の先駆けとなった707や727、そして空の旅を一変させた圧倒的な輸送力の747ジャンボジェット、さらには現代の空を代表する高効率エアライナーである777や787に至るまで、時代ごとの象徴的な航空機の開発秘話や技術革新に深く切り込んでいます。読者は、ボーイングが航空業界に与えた計り知れない影響と、その技術的・デザイン的な進化の過程を、豊富な資料と専門的な解説を通じて体験することができます。
航空業界の最新動向と注目の記事
本号ではボーイング特集の他にも、航空業界の興味深いトピックが満載です。エティハド航空が大型旅客機A380を再投入する背景とその戦略、ANAがロサンゼルス線就航40周年を迎えるにあたっての長距離国際線の歴史と将来展望、そしてANAの新しいオペレーション拠点「NOS」の役割と機能について詳しく解説されています。また、航空写真家ルーク・オザワ氏による17年ぶりの高知空港での撮影紀行や、ANAのボーイング767に焦点を当てた空撮企画、チャーリィ古庄氏によるアンタルヤでの撮影記録など、航空ファン垂涎のコンテンツが多数収録されており、読者は航空の魅力を様々な角度から堪能できます。
さらに、これらの特集記事は、航空業界の技術的な進歩だけでなく、航空会社の戦略や運用、そして航空写真家たちの情熱までをも描き出しています。エティハド航空のA380投入は、ポストコロナ時代の航空需要と超大型機運用の課題に対する航空会社の回答を示唆しており、ANAの国際線戦略の歴史は、日本の航空会社がグローバル市場でどのように競争力を築いてきたかを浮き彫りにします。NOSの導入は、効率的な運航と安全性向上に向けた最新の取り組みを象徴しています。ルーク・オザワ氏とチャーリィ古庄氏の撮影紀行は、航空機の美しさと航空写真の奥深さを伝えるもので、読者に新たな視点を提供します。これらの記事を通じて、航空業界の多面的な魅力と最新の動向を深く理解できる一冊となっています。