れきしぶんか

杵島家の秘伝、夏野菜「なすの鍋しぎ」の作り方

料理研究家、杵島直美さん、きじまりゅうたさん親子の秘伝レシピ「なすの鍋しぎ」をご紹介。この料理は、故・村上昭子さんの時代から代々受け継がれてきた家庭の味で、夏野菜のなすを主役に、ご飯によく合う一品に仕立てます。今回は、その詳細な調理法と、美味しさの秘訣を深掘りしていきます。

家族の食卓を彩る、伝統の味「なすの鍋しぎ」

杵島家の夏の定番おかず:なすの鍋しぎの魅力

杵島家では、直美さん、りゅうたさんともに、故・村上昭子さんの思い出の料理として「なすの鍋しぎ」を挙げられます。この料理は、なすを主役としつつも、豚肉を加えることで食べ応えのあるメインディッシュへと昇華させています。特筆すべきは、なすを短時間で素揚げし、特製の肉味噌だれで煮絡めることで、しっかりとした味わいを引き出す点です。また、肉味噌を作る際には、炒めた豚バラ肉から出る余分な脂を丁寧に除去し、さっぱりとした後味に仕上げることが、杵島家ならではのこだわりです。

「なすの鍋しぎ」を美味しく作るための材料一覧(2人分)

この絶品料理を作るために必要な材料は以下の通りです。
・なす:約150g(およそ2本)
・ピーマン:約70g(およそ2個)
・しょうが(せん切り):5g(しょうが約半分)
・豚バラ薄切り肉:100g
・【A】合わせ調味料:味噌大さじ2、水大さじ2、砂糖大さじ1、みりん大さじ1、酒大さじ1、醤油小さじ1
・サラダ油:小さじ1
・揚げ油:適量

伝統の味を再現!「なすの鍋しぎ」の調理手順

まずは、合わせ調味料の準備から始めます。(1)ボウルに【A】の材料を全て入れ、均一になるまでよく混ぜ合わせます。豚バラ肉は3cm幅に切っておきましょう。
次に、肉味噌の調理に移ります。(2)フライパンにサラダ油とせん切りにしたしょうがを入れ、中火で香りが立つまで炒めます。香りが立ったら弱めの中火にし、(1)で切った豚肉をほぐしながら加え、肉の色が変わるまで炒めます。(3)豚肉から出た余分な脂は、キッチンペーパーで軽く拭き取ります。(1)で混ぜ合わせた調味料を加え、ひと煮立ちしたら火を止めます。この段階では煮詰めすぎず、なすやピーマンと一緒に煮込むための準備です。
野菜の準備と揚げ方です。(4)ピーマンはワタとタネを取り除き、なすはへたを切り落とし、ガクをむいてから、それぞれ1cm幅の輪切りにします。揚げた野菜を置くための揚げ網には、キッチンペーパーを敷いて準備しておきます。(5)中温に熱した揚げ油になすを入れ、約30秒後にピーマンも加えます。さらに約30秒揚げて、ピーマンの鮮やかな緑色が出たら、しんなりしたなすと共に揚げ網に取り出します。

体質に合わせた漢方薬の選び方:薬剤師が解説する「証」の重要性

漢方薬の選択は、個人の身体的な状態や特性を深く理解することから始まります。この記事では、あんしん漢方所属の薬剤師である中田早苗さんの見識に基づき、自分に合った漢方薬を見つけるための重要な指針と、「証」と呼ばれる漢方医学特有の概念について解説します。

最適な漢方薬を見つけるための体質理解

あなたにぴったりの漢方薬選び:体質診断の基本

多くの人が漢方薬に興味を持ちながらも、種類が豊富でどれを選べば良いのか迷ってしまうことがあります。漢方薬は、西洋医学とは異なるアプローチで個々の体質や症状に対応するため、まずはご自身の体質を深く知ることが第一歩です。薬剤師の中田早苗氏によると、漢方薬を選ぶ上で最も重要なのは「証」と呼ばれる個人の状態を正確に把握することにあります。同じ症状であっても、その根底にある体質が異なれば、最適な「証」も変わるため、適切な漢方薬の選択にはこの「証」の理解が不可欠です。

漢方医学の診断プロセス:「四診」が示す個々の「証」

漢方薬の処方にあたり、医師や薬剤師は「四診」と呼ばれる独自の診断方法を用います。これは、視覚、聴覚、嗅覚、そして触覚を駆使して患者の状態を詳細に観察するものです。「望診」では顔色や舌の状態を、「聞診」では呼吸音や体臭などを、「問診」では症状の詳細な経過を、「切診」では脈やお腹の張りなどを確認します。これらの情報が総合的に分析され、個々の「証」が導き出されます。この「証」は一人ひとり異なるため、たとえ同じ病名であっても、患者の体質によって処方される漢方薬が異なるのはこのためです。

「証」を深く理解するための鍵:「陰陽」と「虚実」

「証」をより深く理解するためには、「陰陽」と「虚実」という二つの基本的な概念を学ぶことが重要です。これらは、病気に対する体の反応や抵抗力の状態を示します。

「陰」と「陽」のバランス:体質と症状の関係

「陰」と「陽」は、病気に対する身体の反応の性質を指します。体が「陰」に傾いている場合、寒がりで体温が低く、顔色が青白い、冷えで下痢をしやすいといった特徴が見られます。行動面では、厚着を好んだり温かい飲み物を好んだりする傾向があり、寒い環境で症状が悪化しやすいです。一方、「陽」に傾いている場合は、暑がりで体温が高く、舌が赤く、脈が速いなどの特徴があります。薄着を好み、冷たい飲み物を好む傾向があり、発熱時には顔が赤くなりやすいです。

「虚」と「実」の概念:体力と抵抗力の状態

「虚」と「実」は、体力や病気に対する抵抗力の状態を表します。「虚証」の人は、体力が乏しく、疲れやすく、胃腸が弱いといった特徴があり、病気への反応も穏やかで症状が激しく現れにくい傾向があります。対照的に、「実証」の人は、体力と抵抗力が充実しており、がっしりした体格で胃腸が丈夫なことが多く、症状が強く現れやすいです。どちらにも明確に分類できない場合は、「虚実間証」と診断されます。

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江戸東京博物館、大規模改修を経て新たな体験型展示へ

長期間にわたる大規模な改修作業を終え、江戸東京博物館が再び扉を開きました。この施設は、実寸大で再現された街並みや緻密なジオラマ、そして貴重な実物展示を通して、江戸時代から現在までの東京の移り変わりとその文化を学ぶことができる場所です。今回のリニューアルにより、来場者が直接空間に入り込み、展示物に触れることが可能な「没入型」「体験型」の要素が大幅に強化され、来館者にとってより魅力的な学びの場へと進化しました。

常設展示の入り口を抜けると、最初に目に飛び込むのは明治20年代の銀座を象徴する「服部時計店」の姿です。館内は5階と6階の2フロアにわかれており、江戸ゾーンと東京ゾーンの大きく二つのエリアで構成されています。実物大の日本橋を渡り、白い暖簾をくぐると、活気に満ちた江戸の街並みを再現したジオラマが広がり、以前は観られなかった様々な角度からの鑑賞が可能になりました。また、芝居小屋「中村座」の大型模型も内部が公開され、当時の観客の目線で中を歩き、歌舞伎の鳴り物などの展示を間近で見ることができます。天井には江戸と東京の空を模した巨大スクリーンが設置され、時間帯によって変化する景色が、それぞれの時代の季節の移ろいを情緒豊かに演出しています。さらに、明治30年代の「浅草花屋敷」の門も復元され、古き良き東京の情景が蘇ります。

展示内容だけでなく、来館者の体験を豊かにするための施設も充実しています。東京にルーツを持つ和食を提供するレストラン「和ダイニング こよみ」が新たにオープンし、特別展に合わせた限定メニューも提供される予定です。歴史と文化に触れた後は、食事で日本の味覚を堪能し、心ゆくまで博物館の滞在を楽しむことができるでしょう。

東京都江戸東京博物館は、過去の知恵と現代の技術が融合した新たな文化体験を提供します。来館者は単に歴史を学ぶだけでなく、五感を使い、深く没入することで、東京という都市が築き上げてきた豊かな遺産と未来への繋がりを肌で感じ取ることができるはずです。この場所は、訪れる人々が自らのルーツを再認識し、明日への活力を得るためのインスピレーションとなることでしょう。

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