銀座に誕生した革新的なシーフードフレンチレストラン「1864.」:資生堂創業者の精神を受け継ぐ美食体験








伝統と革新が織りなす、海の幸フレンチの真髄
銀座の新たな美食スポット:1864.の誕生
銀座七丁目に、食通たちが熱い視線を注ぐフレンチレストランが誕生しました。かつて会員制のステーキハウスとして親しまれていた「1864」が、2026年2月、シーフードに特化したモダンフレンチレストラン「1864.」として華々しくグランドオープン。銀座の歴史とフランス料理の伝統を尊重しつつ、新たな美食の潮流を創り出しています。
資生堂創業者の足跡を辿る店名秘話
レストラン名の「1864.」は、資生堂の創業者である福原有信氏が、故郷である館山から新たな旅路へ出発した年、1864年に由来しています。彼のひ孫にあたる福原有一氏が、「旅の原点」という精神を継承し、このレストランを立ち上げました。ここには、単なる食事の場を超え、文化と歴史への敬意が込められています。
臨場感あふれる空間設計:オープンキッチンと個室の魅力
銀座の隠れ家のような店内には、料理の準備を間近で見られるオープンキッチンを囲む8席のカウンターと、最大6名まで利用可能な個室が設けられています。どちらの席からもオープンキッチンの活気が感じられ、料理が作り上げられる過程を五感で楽しむことができます。
匠の技が光る料理:山下泉シェフの哲学
料理長を務めるのは、日本のグランメゾン「ロオジエ」で37年間厨房を支え、ジャック・ボリー氏、ブルーノ・メナール氏、オリヴィエ・シェニョン氏といった歴代フランス人シェフの右腕として活躍してきた山下泉氏です。彼は、素材本来の風味を最大限に引き出す料理を目指し、過度な装飾や複雑な味付けを排しています。福原有信氏の故郷、館山をはじめ、房総半島や日本近海から厳選された新鮮な魚介類を積極的に使用。メインディッシュも魚介にこだわった「ムニュ デギュスタシオン 1864.」(35,200円)を提供しており、肉料理はオプションで追加が可能です。
コース料理の幕開け:「冷たいトマトのブルーテと水蛸のガーリックオイルマリネ」
コース料理の始まりを飾るのは、「冷たいトマトのブルーテと水蛸のガーリックオイルマリネ」です。甘みを引き出すために加熱されたトマトは、粒々とした食感を残し、「食べるガスパチョ」のような仕立てになっています。ズッキーニやパプリカが鮮やかな色彩を添え、ガーリックの豊かな香りが食欲を刺激します。
日仏融合の妙技:「浜名湖産うなぎのテリーヌ ブリオッシュと共に」
「浜名湖産うなぎのテリーヌ ブリオッシュと共に」は、日本の食材とフランス料理の技術が見事に融合した一品です。生の状態からテリーヌに仕立てられた鰻には、アンチョビが挟み込まれて塩味のアクセントに。帆立貝のムースと椎茸のデュクセルが旨味を深め、ふっくらとしたテリーヌからは脂の甘みと滋味が広がります。添えられたレフォールクリームと木の芽をあしらったゼリーが、絶妙な口直しとなります。