LCCで台湾から100kgの荷物を持ち帰る達人技:安価な空輸戦略と魅力的な台湾雑貨





LCC賢く利用、台湾の宝物を日本へ
LCCと大量荷物輸送の可能性:驚きの費用対効果
LCC、すなわちローコストキャリアは、その手頃な価格から国内線だけでなく、台湾のような近隣国際線の移動手段としても非常に人気があります。搭乗時間が比較的短いため、フルサービスキャリアのような豪華なサービスがなくても、移動の快適さが損なわれることは少ないでしょう。しかし、LCCの利用には、預け荷物や機内持ち込み荷物の個数・重量に関する厳しい制限が伴います。これらの制限を超過すると、追加料金が膨らみ、結果的に高額な費用が発生する可能性があります。筆者は年に数回、取材で台湾を訪れますが、そのたびに80〜100kgもの大量の荷物を日本へ持ち帰っています。この大量輸送を可能にしているのは、LCC各社の預け荷物規定を熟知し、それを最大限に活用する独自の戦略です。この方法を用いることで、荷物の量や重さに応じて、フルサービスキャリアはもちろん、船便などの郵送サービスよりも格段に安く荷物を運ぶことができます。
台湾の魅力に惹かれて:なぜ100kgもの荷物を持ち帰るのか
なぜ筆者は毎回これほどまでの大量の荷物を台湾から持ち帰るのでしょうか。その理由は、台湾に息づく独特なモノづくりの文化にあります。台湾で流通している家庭用品、頑丈な工業製品、ユニークなノベルティグッズ、そして繊細な工芸品は、「非デザイン」とも称される、実用性を追求したシンプルな美しさを持っています。日本統治時代の名残もあってか、どこか昭和レトロを思わせるノスタルジックな雰囲気を醸し出す品々が多く存在します。台湾の人々は「一つのモノを大切に使い続ける」という価値観を強く持っており、安易に新しいモノに飛びつくことはありません。この姿勢が、長きにわたり使い続けられる実用性と、時代を超えて愛されるデザインを兼ね備えたプロダクトを生み出しているのでしょう。筆者はこの「実用美」に魅せられ、台湾各地で様々な品々を買い求めてしまうのです。
骨董市での出会い:古くて新しい台湾の魅力
「シンプルでかわいいモノたち」との出会いは、筆者の好奇心をさらに刺激します。「昔はもっと、このような魅力的な雑貨が存在したのではないか」「さらに古くて味わい深いモノはないか」という探求心から、台湾各地で開催される蚤の市や骨董市を巡る旅が始まります。高雄郊外にある「88跳蚤」のような場所では、掘り出し物のような古い品々が山のように並んでいます。ここで出会う品々は「今買わなければ二度と手に入らない」という希少性と、「驚くほど安価」という魅力が相まって、ついつい大量に買い込んでしまいます。こうして、気がつけば筆者の仕事場は台湾雑貨で溢れかえり、最終的には別途倉庫とアパートを借りる事態にまで発展しました。しかし、2025年には『台湾雑貨を追いかけて』(東京ニュース通信社/講談社)という書籍を刊行するに至り、この買い集めた雑貨たちが「仕事」として実を結んだことを大変喜ばしく思っています。