2024年3月に稲毛の地でその歴史に一旦幕を下ろした人気ピッツェリア「ペルテ」が、一年以上の充電期間を経て、2025年5月に東京・溜池山王の地で見事な復活を遂げました。新たな店名「PER TE」として再出発したこのレストランは、ピッツァをコース料理の主役として据えるという、これまでにないコンセプトを掲げています。ナポリピッツァ世界選手権での輝かしい優勝経験を持つ鈴川充高シェフは、自身のピッツァ作りの哲学をさらに深め、米麹パウダーを生地に取り入れるなど、革新的なアプローチで5種類の独創的なピッツァを披露しています。この進化は、単なる復活ではなく、ピッツァという料理の新たな可能性を追求する、鈴川シェフの情熱的な挑戦の証と言えるでしょう。
溜池山王「PER TE」:鈴川充高シェフが織りなす絶品ピッツァの世界
東京・溜池山王に誕生した「PER TE」は、かつて稲毛で愛されたピッツェリア「ペルテ」の進化形です。2025年5月に華々しくオープンしたこの店は、ピッツァをコース料理の中心に据えるという斬新なスタイルで、食通たちの注目を集めています。シェフの鈴川充高氏は、2018年のナポリピッツァ世界選手権(カプート杯)日本大会マルゲリータ部門で優勝した実力者であり、ナポリ・イスキア島での修行経験を持つ真の職人です。
「毎日粉と向き合っています」と語る鈴川シェフの言葉通り、彼のピッツァへの探求心は留まることを知りません。伝統的なナポリピッツァの技術に加え、米麹パウダーを用いた新しい生地の開発など、ボーダレスな知識を取り入れることで、従来の枠を超えた独創的なピッツァを生み出しています。その生地は、口にした瞬間にふわりとした食感と繊細な風味を感じさせ、まさに「脱帽のおいしさ」と評されるにふさわしい完成度です。月刊情報誌『おとなの週末』の編集部も太鼓判を押すように、「じゃんじゃん焼くピッツァではなく、1枚の精度を高めたピッツァ。今はさらに研ぎ澄まされた感じです」と、その芸術的なまでのピッツァ作りを絶賛しています。
「PER TE」では、13,800円のコース料理の一部として、この進化したマルゲリータ500を含む5種類のピッツァを味わうことができます。店内は東京都港区赤坂2-12-33、赤坂永楽ビル1階に位置し、地下鉄南北線溜池山王駅11番出口から徒歩3分というアクセスしやすい立地です。営業時間は17時半から23時までで、コースは一斉スタートの2回制。日曜日と月曜日が定休日となっています。
ピッツァの可能性を広げる、職人の飽くなき探求心
「PER TE」の開店は、単なるレストランのオープン以上の意味を持つと私は感じています。鈴川充高シェフの「粉に関する知識をボーダレスに取り入れながら、前進を続ける」という姿勢は、料理人がいかにして自身の技術と創造性を高められるかを示す模範です。彼がナポリの伝統を守りつつも、米麹パウダーのような日本の食材を柔軟に取り入れることで、ピッツァの新たな味覚体験を創造していることは、異文化の融合がいかに豊かな結果をもたらすかを教えてくれます。また、「じゃんじゃん焼くピッツァではなく、1枚の精度を高めたピッツァ」という言葉は、大量生産ではなく、一つ一つの作品に魂を込める職人精神の尊さを改めて認識させてくれます。彼の挑戦は、食の分野におけるイノベーションの重要性と、伝統を継承しつつも常に進化を追求することの大切さを私たちに教えてくれるでしょう。