サントリー金麦ブランド、酒税改正を機に進化:開発秘話とそれぞれのこだわり

サントリーは、主力ブランドである「金麦」シリーズの刷新を発表しました。10月6日には「金麦」と「金麦〈糖質75%オフ〉」が、そして10月13日には「金麦〈豊潤〉」がそれぞれ全国で発売されます。このリニューアルは、酒税改正という大きな転換期を捉え、「金麦」の美味しさをさらに高めることを目指したものです。ビール商品開発研究部の水口伊玖磨氏が、その開発背景と各製品に込められた独自のこだわりを詳細に語りました。
水口氏は、酒税改正が「金麦」のビール化を促す絶好の機会であったと述べます。長年にわたり培ってきた麦の旨みを最大限に引き出す技術を駆使し、これまでの発泡酒という枠では表現しきれなかった領域にまで踏み込んだ挑戦を行ったと語ります。目指したのは単に味を濃くすることではなく、味わいの奥深さを追求すること。飲みごたえを向上させながらも、毎日の食卓に合う飲みやすさと、麦本来の豊かな風味を両立させることに成功したと言います。金麦ブランドに共通する特徴として、後味のすっきりとしたクリアさが挙げられ、料理の風味を邪魔することなく、どんな食事にも自然に寄り添う味わいが実現されたとのことです。
各「金麦」製品には、それぞれ異なるこだわりが凝縮されています。「金麦」は約20年かけて磨き上げられた繊細なバランスの上に成り立っており、麦芽比率の向上や小麦スピリッツ不使用への製法変更という大きな変革の中で、数百種類のサンプルを試作し、従来の「澄んだ後口」を維持することに尽力しました。「金麦〈糖質75%オフ〉」では、糖質オフ特有の軽やかな後味を保ちつつ、麦芽比率50%以上で飲みごたえを感じさせる味わいを、高度な醸造技術によって創り出しました。そして「金麦〈豊潤〉」は、サントリーがプレミアムビール開発で培ってきたダイヤモンド麦芽や銅炊き仕込などの素材と製法を採用。麦の豊かな風味とすっきりとした後味を両立させ、確かな満足感を提供します。
水口氏は、これらの「金麦」シリーズが、家庭の食卓で定番のおかずや旬の食材とともに楽しんでほしいと語ります。「金麦」は麦の旨みと香ばしさが優しい味付けの料理と調和し、戻りカツオの刺身やおでんがおすすめ。「金麦〈糖質75%オフ〉」は、すっきりとした爽快な後味が料理の脂を洗い流し、からあげやさんまの塩焼きとの相性が抜群です。「金麦〈豊潤〉」は、麦のコクと飲みごたえが旨みや香り豊かな食事を引き立て、チーズや鮭のちゃんちゃん焼きと一緒に味わうのが最適だとのことです。
今回の「金麦」シリーズのリニューアルは、酒税改正を好機と捉え、サントリーの長年の技術と経験を結集して、消費者に新たな価値を提供するものです。それぞれの製品が持つ個性豊かな味わいは、日々の食卓をより豊かに彩り、幅広い食事シーンで楽しむことができるでしょう。この進化を遂げた「金麦」は、ビールの新たなスタンダードを築くことが期待されます。