美食ライター森脇慶子厳選!東京の注目新店「上」と「黒豚ふくや」






美食界の第一線で活躍するフードライター、森脇慶子氏が、食通の舌を唸らせる東京の新たな名店を二つ厳選し、その魅力を余すことなく伝えています。長年の経験と研ぎ澄まされた審美眼で選ばれたのは、移転を経てさらなる高みを目指す肉割烹と、鹿児島の人気店が東京に初進出した豚肉料理の専門店。いずれもトレンドに左右されない確かな実力を持ち、訪れるべき価値のある逸品を提供しています。
東京美食の新星:麻布十番「上」と内幸町「黒豚ふくや」の魅力
2026年8月、東京の美食シーンに新たな光が差し込みました。フードライターの森脇慶子氏が注目する二つの新店が、食通たちの間で熱い話題を呼んでいます。
一つ目は、東京・麻布十番に華麗なる移転オープンを果たした肉割烹「上(うえ)」。かつて西麻布で数々の食通を魅了し、世界的ガイドブックにも掲載された実績を持つこの店は、今年7月に麻布十番へと拠点を移し、さらなる進化を遂げました。料理長の大久保丈太郎氏は、「肉本来の旨みを最大限に引き出すため、サシと赤身のバランスが取れた神戸の純但馬牛を厳選している」と語ります。店内の特注炉窯で丹念に焼き上げられる炭火焼きステーキは、美しい真紅の断面としっとりとした食感が特徴。噛みしめるごとに深い旨みが広がり、「火を通して素材の本質を追求する」という料理長の哲学が凝縮された一皿です。コースは全11品で35,000円(サービス料別)から提供され、〆には手打ちそばも楽しめます。
二つ目は、東京・内幸町に8月11日オープンした「黒豚ふくや」。鹿児島の人気店「とんかつと、しゃぶしゃぶ。黒豚ふくや」が、満を持して銀座コリドー街に東京初進出を果たしました。木目を基調とした店内は、囲炉裏を囲むカウンター席が特徴的で、奥には個室やボックス席も完備されており、様々なシーンで利用できます。使用される豚肉はもちろん、鹿児島県産の六白黒豚。脂と赤身の絶妙なバランスを持つ肩ロースを手切りで提供することで、肉厚ながらも存在感のある味わいを堪能できます。手切りならではの不均一な断面は、特製の出汁がよく絡み、旨みを一層引き立てます。この出汁は、通常の和出汁に加えて桜島大根の割り干し大根を使用しており、そのほのかな甘みが豚肉の脂の甘みと響き合い、豊かな余韻を生み出します。とんかつもまた絶品で、軽やかでジューシーな味わいは、何枚でも食べられると評判です。とんかつとしゃぶしゃぶを両方楽しめるコースは7,000円から提供されています。
これらの新店は、単なる料理の提供に留まらず、素材への深い理解と、それを最大限に活かすための繊細な技術、そしてゲストをもてなす心遣いが一体となって、忘れられない美食体験を創り出しています。森脇慶子氏が太鼓判を押すこれらの店は、東京のグルメシーンをさらに豊かにする存在となるでしょう。